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2014年9月23日 (火)

科学ニュースに独り言:老人の寝言:STAP細胞は真夏の夢に終わるのか

2014年9月23日(水)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 27.9 14:26。最低気温(℃) 16.1 06:17。ざっそう句:一輪車 安物だって 程がある。ゴミ出し。袋が三つあるので一輪車で運ぼうとしたがパンクしていた。空気を入れようとしたが入らない。バルブを抜こうとしたが抜けない。仕方なくプライヤーを使ったらネジ溝を切った部分が折れてしまった。何とか残った部分を挟んでバルブを抜いた。虫ゴムが完全にメルトダウン!その結果バルブが接着剤で固定されたようになっていた。虫ゴムをほじり出す事も不可能だった。仕方なくチューブの中に細い鉄片(こうもり傘の骨)で押して落とした。虫ゴム、バルブ、固定ネジ、蓋一式を予備品と交換し、ようやく空気が入った。某ホムセンで購入した一輪車だが、それなりの部品を使ったので、それなりの品質という事なのか。予備品は一式150円のラベルが貼ってあった。何となく釈然としないパンクだった。修理した一輪車に農具を積んで畑へ。F2ホウレンソウの播種。東西畝。前作が南北畝。一畝三列筋播き。アルカリ性にするための苦土石灰は使用せず。多分、酸性土壌になっていると思うが。前回は食べる前に薹立ちさせてしまった。

2014年9月22日の天気(AMEDAS)

TAVE= 21.6 NO DATA
TMAX= 27.5 最高気温(℃) 27.9 14:26
TMIN= 16.1 最低気温(℃) 16.1 06:17
DIFF= 11.4
WMAX= 4.3 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 9.0(北西) 10:27
SUNS= 10.5 NO DATA
RAIN= 0

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科学ニュースに独り言:老人の寝言:STAP細胞は真夏の夢に終わるのか

人間の意識には言葉が切れの良いナイフのように感じてしまう傾向があるようだ。ある言葉が発明されるとそれが現実に存在するような錯覚に囚われてしまう。物が先にあるのか、言葉が先にあるのか。どちらが先かという問題を突き詰めるとその先には、物と言葉が未分離の状態までたどり着いてしまう。

言葉もどんどん先を辿ると意識の中に解消してしまうように感じる。人間は言葉を使う動物だ。言葉と共に道具も使い始めた。言葉も思考や表現や伝達の道具と考える事が出来る。その言葉が、人間を長い間支配してきたのも事実だろう。言葉が無ければ、宗教・政治・支配・統治という人間の集団行動は相当困難になるだろう。

言葉も人間の社会行動の潤滑剤だった。だが、その言葉も玉石混淆。嘘と本当が入り交じっていた。人間活動の科学という分野は、物事の本質を正確に記述するために進歩してきたのだろう。嘘と石ころ混じりの科学的真理は百害あって一利無しという認識が広がってきた結果、科学への信頼性が高まったのだろう。科学は嘘をつかないというのが、科学に対する倫理的な公理だったのではないか。それを、言い換えれば、人類は科学の真理は、場所や時や人に関わらず普遍的に成立するという基本的な約束事を守るよう努めてきた結果、科学の信頼性も高まったのではないか。

「STAP細胞」という言葉はその論文発表、ネイチャー誌の「Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency 」という論文の冒頭には、「Here we report a unique cellular reprogramming phenomenon, called stimulus-triggered acquisition of pluripotency (STAP), which requires neither nuclear transfer nor the introduction of transcription factors. 」と述べられている。

この一文から、科学の常識を覆すという意味も読み取れる。言わば、遺伝子工学的要素を使わずに、刺激を与えるだけで、分化の方向が定まっている体細胞を万能細胞へ変換できる事を報告しているしているのだ。そうして、「STAP」という言葉が使用されている。この論文の真偽は、明らかにされずに、その証明の手法に不正があったとして、既に取り下げられている。

上記論文は、現代科学の常識には合致しないと、採用を拒否された経緯があるようだ。共著論文だが、各著者は、どこまで真実を把握しているのかが、依然闇の中だ。公金を使った研究であり、研究者として発表した論文に責任を持つべきなのは自明の事ではないか。

見方によれば、このような著者の行為は、科学に対する冒涜ではないかと思われるのだ。既に、当BLOGで語った事ではあるが、科学の本質の問題をなおざりにして、科学に向き合う事が、不毛で危険な結果を招来するのではないかと危惧する。科学者の良心を地位やお金や名声のために売ってしまうのは倫理的に正しいのかという問題にも通じる事態が起こっている事を冷静に見つめる必要はないか。

理化学研究所のSTAP細胞再現検証の中間報告が出たが、世界的な科学機関が公表した事実に照らして、いささか失望する内容に終わっているように感じる。紙と鉛筆だけで科学を推し進めた先人達の活躍は、遠い過去の回顧談に過ぎないのか。この、STAP細胞騒動も一歩間違えば、大きな国家的過ちにつながってしまうように感じるにつけ、科学とは何かをもう一度真剣に考えねばならないと思う。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)