コスモス:いとしきもの
2010/8/17
雑草句録:コスモス
■墓の辺にコスモス植えぬつゆ来る
コスモスは草勢が強く草丈も高いので余り手入れが要らず、一時は空き地に植えていた。こ
ぼれ種で翌年も続く場合が多い。しかし、花が終わった後の枯れ茎を始末するのが大変であ
る。余り丈が高くならないうちに芯を摘んでおけば少し成長を阻害できるがその手間が必要
になる。手間、金と美観にはトレードオフが必要なようだ。
2010/8/17
雑草句録:コスモス
■墓の辺にコスモス植えぬつゆ来る
コスモスは草勢が強く草丈も高いので余り手入れが要らず、一時は空き地に植えていた。こ
ぼれ種で翌年も続く場合が多い。しかし、花が終わった後の枯れ茎を始末するのが大変であ
る。余り丈が高くならないうちに芯を摘んでおけば少し成長を阻害できるがその手間が必要
になる。手間、金と美観にはトレードオフが必要なようだ。
2010/8/16
雑草句録:ツバメ
■親ツバメ来ればにぎわうツバメの巣
数年前はバラックのシャッターを開放していたが、最近はツバメの糞を片づけるのが大変に
なり、シャッターを閉めきりにしている。それ故か、ツバメの鳴き声も遠くなったような気がしな
いでもない。昔は農家の戸締まりも粗末で、夏は障子を開放していたので家の中にもツバメ
が巣を作ったような記憶がある。今では戸締まりはツバメどころではなく必須になった。時代
が変わってしまった。
2010/8/13
雑草句録:百日草
■通り道百日草を植え付けぬ
道路脇に植えた草花は雑草の目隠しが目的だ。雑草だけを生やしていると世間の視線を感
じてしまう。雑草の中にもわずかな花が咲いていればその視線は和らぐのではないかと淡い
期待をかける。こぼれ種で翌年も咲くと有り難い。しかし、手入れを怠るといつしか絶えてしま
う。最近ではマリーゴールドがこれに代わっている。
2010/8/10
雑草句録:ひばり
■麦畑稲今は無けどもひばり鳴く
麦秋を過ぎた田んぼに稲がグングン育っている。今年の稲は平年作以上と良好で米価の低
下が心配されている。天候不順で野菜の価格が上昇しているとの報道もある。この価格変動
によって生じる利ざやはどこに消えるのであろうか。農家の悩みは尽きる時がないようだ。子
供の頃、麦刈りを手伝った。時には麦の株間にヒバリの巣があった。ヒバリが鳴くのも縄張り
を主張するためなのか。ともかく、ヒバリは今でもどこかで巣を作って子育てをしているのであ
ろう。
2010/8/7
雑草句録:ネムの花
■咲時も忘れていないネムの花
合歓は落葉樹で葉が出るのがやや遅い。また余り葉が密集しないので日光を通
す。従って、夏の日除け樹木に適する。最近枝が垂れ下がってきたので花を近くで
みた。花が数十個まとまってその一つ一つが順に咲いて行く一日花のようだ。白
に薄いピンク色がかかった涼しそうな花をつける。この合歓の木も自分と同じよう
に年を重ねて最近は枝が枯れて少なくなりつつある。このネムノキも二代目が花を
付け始めたので当分楽しめるだろう。
2010/8/5
今年も、青い実が少ないながらなっているまでは観察した。そろそろ熟した頃だろう
と思って行ってみると、実は樹上にも地上にも無かったので愕然とした。こういう現
象も現場を捉えないと適切に判断できない事は分かっているが、青い実も熟した色の
付いた実も全部食べ尽くす生物は想像できない。超常現象というのであろうか。それ
にしても残念だ。昨年は初生りの桃が蒸発した。手元不明だがこんな一句が残ってい
た。食う前に桃盗まれて涙飲む。
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雑草句録:試し食い
■鈴生りのスモモをもいで試し食い
スモモも実の生り具合は気候条件等により変わるようだ。今年は余り実は多くなく、
熟期も遅れているようだ。春の寒さや天候不順も影響しているようだ。果樹では梅の
次ぎに咲くので、寒さでミツバチが活動しないと授粉も不十分になるのかもしれな
い。最近ミツバチが少なくなったと報じられていたが詳細に観察していないので真相
は分からない。しかし、ミツバチが果樹の花を訪問すると安心する。
フォントサイズを中から大に変更してみた。パソコンには設定により色々便利にな
る機能があるが、それを十分使っていないような気がする。
雑草句録:父の日
■父の日も何事もなく過ぎにけり
誰かから祝福されるのをうれしがる年齢でもなくなった。昔は老人と言えば尊敬せ
よと諭された。いつだったか、おやじ狩りとか衝撃的な事件が起こった事もあった。
確かに、知識の価値が短期間に陳腐化する現代では老人から受ける恩恵は少な
い。むしろ、足手まといになってしまう。老人もこんな事を言っても馬鹿にされると
思うとつい口を閉じてしまう。しかし、亀の甲より年の功という喩えもある。高齢者
になった自分でも、長老から貴重な話を聞けた時は感動を覚える事がある。
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以下最小設定
■父の日も何事もなく過ぎにけり
誰かから祝福されるのをうれしがる年齢でもなくなった。昔は老人と言えば尊敬せ
よと諭された。いつだったか、おやじ狩りとか衝撃的な事件が起こった事もあった。
確かに、知識の価値が短期間に陳腐化する現代では老人から受ける恩恵は少な
い。むしろ、足手まといになってしまう。老人もこんな事を言っても馬鹿にされると
思うとつい口を閉じてしまう。しかし、亀の甲より年の功という喩えもある。高齢者
になった自分でも、長老から貴重な話を聞けた時は感動を覚える事がある。
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以下最大設定
■父の日も何事もなく過ぎにけり
誰かから祝福されるのをうれしがる年齢でもなくなった。昔は老人と言えば尊敬せ
よと諭された。いつだったか、おやじ狩りとか衝撃的な事件が起こった事もあった。
確かに、知識の価値が短期間に陳腐化する現代では老人から受ける恩恵は少な
い。むしろ、足手まといになってしまう。老人もこんな事を言っても馬鹿にされると
思うとつい口を閉じてしまう。しかし、亀の甲より年の功という喩えもある。高齢者(以下はhtml編集でフォントサイズを大の二倍に設定)
になった自分でも、長老から貴重な話を聞けた時は感動を覚える事がある。
2010/7/31
ネットをさまよっているとYahoo(日本)とGoogleが提携するというニュースに出会
った。既に日本のポータルサイトの多くがGoogleのエンジンを採用しているようで、
Yahooとの提携が実現すると日本でのGoogleのシェアが突出する事になる。どこを検
索しても同じ結果では味気なくなるかもしれない。しかし、技術の進歩が早いIT分野
での離合集散は当たり前と考えれば、その次ぎにどのような波が起こるのかを予想す
る楽しみもあるのかも知れない。YahooがGoogleのエンジンを使うとなれば、相当な
技術情報が行き来する事になるだろう。ハード的にはYahooのサーバーがGoogleのサ
ーバーヘ検索に行くのであろうか。こういう場合はGoogleは相変わらずブラックボッ
クスのような気がする。Google等の複数の有力な検索エンジンにしがみついて検索し
てくれるメタサーチというのもあるようだ。所詮、Googleのエンジンも小さなサーバ
ーの集まりである。小さな鰯の群が大化けする可能性はあるのか。
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雑草句録:シャワー
■シャワーあび極楽顔の老母かな
母の介護の一場面。数十年前に老後の事を考えて家を作る例は少なかったと思う。浴
槽の形態が老人の入浴には無理になり、入浴はデイサービスに頼った。しかし、住み
慣れた自宅の浴室でシャワーを使えたのも極楽だったのかもしれない。
2010/7/30
雑草句録:立ちソバ
■秋葉原立ちソバ喰って座す木陰
秋葉原ではハヤメシはそれなりに意義がある。お上りさんで秋葉原に行く時はわずかの時間
も貴重に感じる。そこでお世話になるのが、タチソバや牛丼。腹を満たした後に一服する場
所も少ない。ちょっとした木陰は本当にありがたい。
2010/7/26
雑草句録:薬師さま
■今もなお緑陰くれる薬師さま
何かの用事で出かけたついでに立ち寄った薬師さま。○○薬師と名前が忘れて出ない。薬
師とは庶民の病を救うお方という意味があるのだろう。昔は人が集まる村落には各所に薬師
さまがあったようだ。近代西洋医学の前に薬師さまの威光は少なくなったが、そこにある樹木
の緑陰は今も有り難い物である。所で、庶民の病には身体的なものだけでなく、精神的・社
会的な病もあるだろう。この病は今も猛威をふるいつつあるように感じられる。