05C_技術 回顧と展望

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2011年9月 9日 (金)

技術 回顧と展望:独占の弊害と後発医薬品

2011/9/9
昨日は晴れ。真夏日。暑いがパソコンに向かった。その後ビデオデッキのチェック。古い方は一度画像・音声が出たが途中でテープが止まってしまった。ヘッドのクリーニングが必要かも知れない。ともかく、我が家の家電は依然アナログが主流。デッキが使えなくなると残っているテープも使えなくなる。時々ハードの方をチェックしておかないといざという時に使えなくなりそうだ。DVDにコピーしたらどうかとおもうが、これもビデオデッキが動くのが前提だろう。

2011/9/8の天気

TAVE= 24.9
TMAX= 30.1
TMIN= 19.9
DIFF= 10.2
WMAX= 2.9
SUNS= 9.1
RAIN= 0

最高気温(℃)  =30.8  (14:44)

技術 回顧と展望:独占の弊害と後発医薬品

この世の中は代用、代理等々類似の物や機能が二つ以上あるので、一方が他方の置き換えができる場合が多い。事実そうしないと、現実が順調にまわってゆかない。いわば、機能の連続性、選択の余裕度を確保するための手段と言えるだろう。東北関東大震災ではニセ医者が摘発された。患者にとって医師資格の有無より、治るか治らないかが究極の問題だ。そう考えると、何事にも本物も偽物もある事に気づく。薬にも本物と偽物がある。薬が有効かを試験するために無害無益の本物と類似したニセ薬が使用されることもある。薬は一種の化学製品だが、人間用に使われる医薬品はその量の割には高額な印象を受ける。肥料と農薬を比較するとやはり農薬の方が割高と感じる。高齢者は、何種類もの薬を飲む場合が多い。慢性的な疾患のため一度飲み始めると、その薬を止めると心配で、ついつい薬を減らしたいと思うがそれが出来ずにいるのが現実だろう。新しい病気が加わると、更に薬の種類や量が増える。薬代も馬鹿にならない。そこで、何とか同等の効果があり値段が安い薬はないかと考える。そこで登場するのが後発医薬品(ジェネリック医薬品)である。

「後発医薬品;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E7%99%BA%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81;(最終更新 2011年8月31日 (水) 03:23)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「後発医薬品(こうはついやくひん、Generic drug)とは、特許が切れた医薬品を他の製薬会社が製造或は供給する医薬品である。ジェネリック医薬品とも言われる。特許の対象は、有効成分、製造方法、効能効果、用法用量など多岐にわたる。なお、後発医薬品に対して先発の新薬は先発医薬品と呼ばれる。」

WIKIPEDIAの記事は参考になる。上記WIKIPEDIAの「日本での経緯」の項には「後発医薬品の普及率は、アメリカ、イギリス、ドイツなどの国では数量ベースで5割近くを占めるのに対し、日本では1割程度に留まっていた。これはブランド嗜好が強い国民性やパターナリズム(家父長主義)が浸透していた医療の現場において医師が、情報提供が少なく信頼性に不安を感じる後発医薬品よりも、長年の育薬に基づく豊富な情報が提供され、後発品に比べて薬効・供給量の安定している先発医薬品を処方した為と考えられる[7][8]。医療費に占める薬剤費比率は、上昇傾向の欧米諸国に対し、日本は薬価差(=保険請求価格-購入価格)削減により低下傾向を示し、既に仏・伊より低率となった。しかし依然、高めな理由は投薬の種類・量が多い為ではなく、先発医薬品の薬価が高すぎる為であり、経済産業省もこれを国際的に適正な額にまで引き下げれば、1兆5千億円程度削減できる、との試算を発表している」とある。

以前、通院先で後発医薬品の相談をしたが、新薬で後発医薬品はないとの事であった。同じ質問を薬剤師会も参加した何かの機会に聞いた事がある。お宅の年齢は何才ですかと聞かれた。怪訝に思ったが、安い後発医薬品が出る前に、保険料負担率が下がる年齢の方が早く来るというような返事であった。後発医薬品と言っても、新規参入の製薬会社から見れば新製品で、後発医薬品以上の価格は付けないだろうが、極端に安い値段を付ける事もなさそうだと後で思った。医薬品の場合、食品等と場合と市場構造は明らかに異なるだろうが、やはり適度の競争が必要なようだ。競争が無いと、独占に安住して、技術開発で医薬先進国に遅れをとる心配もある。最近、医療機関等でも「ジェネリック医薬品」のご相談に応じますというような掲示を見るようになった。最終的には利用者が合理的な精神を持つことが何よりも大切なのかもしれない。

2011年9月 4日 (日)

技術 回顧と展望:リスク対策には二社購買という米国メーカーの戦略。20110904。

2011/9/4
昨日の天気は曇り。台風12号の影響で風が強い。雨がパラパラと降ったり晴れ間が出たりと不安定な天気だった。屋内でパソコンのデータ整理等。

2011/9/3の天気

TAVE= 27.1
TMAX= 29.8
TMIN= 24.6
DIFF= 5.2
WMAX= 7.7
SUNS= 0.2
RAIN= 2.5


最高気温(℃) = 30.1  (13:32)

IDE⇒USB変換ケースに3.5インチHDDを入れて6GのUSB HDDにした。最近は8GのUSBメモリーも1000円以下の物があり、6GのUSB HDDにどんなメリットがあるのか。弁当箱くらいの大きさがあり紛失する事はないだろう。手で触るとぬくもりと振動がありちょっと動物的だ。大容量の記憶を実現するための構造をそれなりに表現している道具だ。できあがったUSB HDDに変な癖があった。USB HUBにぶら下げると認識しない。パソコンのUSBコネクタにつなぐと動く。パソコンを独占しようとしているようでこれも人間的で不器用でにくめない。実用になるだろうか。実は、ME機でCD-ROMを焼くときHDDにイメージを作るのだが、パソコン本体のHDD容量が少なくて、容量の大きなCD-ROMが焼けなかった。その穴埋めを外付けHDDでしようと考えていた。新聞広告を見ると2TバイトのHDDが1万円になるのも間近のようだ。何か人間の頭脳のようで、膨大な能力があっても、それを使い切れない時代になったのかもしれない。

47NEWSは、「西日本北上し日本海へ 台風12号、大雨に注意;url=http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011090301000112.html(2011/09/04 01:12   【共同通信】)」というタイトルで、「大型の台風12号は3日、高知県東部に上陸後、四国を北上して瀬戸内海を横断、午後6時ごろに岡山県南部に再上陸した。気象庁によると、やや勢力を弱めながら、4日は日本海を北寄りに進む見込み。」と報じた。

台風で心配なのが福島原発事故による放射能。地表面に蓄積された放射性物質が雨水で流されて思わぬ所にホットスポット出来てしまう事はないのか。空気中を微粒子状に拡散するときは比較的均質になり、単位面積当たりの放射線量は下がるが、雨水の泥土が集まるような地理的条件の場所の単位面積当たりの放射線量が上昇する場所が出来るのではないか。水処理場の汚泥、側溝の除洗等がこの例だが、台風の大雨がそのような現象を拡大させるという心配である。環境に放出された放射性物質は最早、完全に回収できない。除洗してもまた出てくる。それが、延々と永遠に続くとなると放射性物質による汚染の恐ろしさを痛感する。東北地方を台風が直撃した場合が心配だ。

台風12号2011/9/3の気象庁データ図面を一覧出来るようにまとめた。衛星写真は赤外写真。図面を並べて見ると相互の関連が分かりやすい。
Taifuu12_110903

技術 回顧と展望:リスク対策には二社購買という米国メーカーの戦略

当時開発したレギュレータICを調べてみるとまだ現役で残っている機種がある。汎用品なので寿命が長い。それでも、時代の流れの中で生き残る機種はそれ相当の理由があるようだ。タイマーICの555もロングセラーの汎用ICだ。昨年だが、「2010年12月号の景気のいい555号(Go!Go!Go!)にあやかって,五つの企画を用意しました.url=http://toragi.cqpub.co.jp/tabid/394/Default.aspx」というCG出版社のトラ技555号はつい買ってしまった。

汎用品は、それを供給するメーカーが複数存在するので、ユーザ側にとっては、価格競争させてコストを下げたり、納期や在庫のリスクを軽減できるメリットがある。米国では二社購買が原則だったようだ。トランジスタは似たような置き換えの可能な機種が多く存在するので、ユーザの扱いは抵抗器やコンデンサーと同じ程度になってきた。しかし、集積回路は置き換えの自由度が少なくなるので、設計段階で二社以上の汎用品を使う例が多かったようだ。当時の事なので、歩留まり等でデリバリー確保の心配もあって二社購買というシステムが生まれたのかもしれない。

新規にICを開発する場合も、仕様を複数の半導体メーカーに出して汎用品としてセットメーカーが開発させる場合がある。自社のカラーTV部門がその方式を採用した事がある。互換品を他者半導体メーカーと自社半導体部門に開発させた。開発条件は定かではなかったが、セット部門としてはリスク分散になったと思う。一応、社内での生産立ち上げ後に外販活動を開始したら、国内の客先で互換品メーカーとの競争になった。こちらは相手側が先勝。しかし、その後のビジネスでは売り込み先の顧客とは良好の関係となった。次ぎに海外のTVセットメーカーでも鉢合わせ。この時は米国流で、二社購買で両社品を購入決定した。聞くところによると自社ICはセカンドソース扱いであるとの事であった。開発担当としては相手方に先行して開発完了、生産導入できたので自社がファーストサプライヤーだと歯ぎしりしたが、これは購買側が総合的に判断して決める事で、その後の勝負は実績が決めることになる。

東北関東大震災で、地震の影響で部品の調達が不可能になり、自動車メーカーの生産が止まった事は記憶に新しい。基幹部品にはノウハウや企業秘密が多く含まれるので系列会社で生産させるのであろうが、汎用部品ならば二社購買という選択もあると思われる。ただ、自動車の場合、部品の耐久性、信頼性で品質に差があるようでは、管理やアフターサービスを考えるとどちらがよいのかという部分もあるだろうが。

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追記(2019/12/18):ランキング8位。タイトルに投稿期日記を追加。再読。製造メーカーから部品調達を見ると二社購買なる。日本の自動車メーカーは技術情報の流出防止のためか系列メーカーから優先して部品調達しているようだ。そのため、災害等で部品納入メーカーが操業停止になると親会社も操業停止に追い込まれる例があるようだ。リスク防止の為には在庫を持つ必要があるのか。操業停止した方が安く付くのかは分からない。自動車は世界の戦略商品だ。品質もコストも納期も顧客の要求に合わせなければ生き残れなくなる時代が来るのだろう。一般消費者としての二社購買にジェネリック薬品がある。処方箋を持って薬局へ行くと薬剤師にジェネリック薬品の説明を聞く事が良くある。ジェネリック薬品は同じ性能と思い込んでいたが、明らかに性能差がある薬品もあると聞いてショックを受けた事がある。特許が切れても、全く同じ性能の薬を先発メーカー並に製造するのは難しい場合もあるのだろう。ジェネリック薬品にも品質もコストも納期等の課題が潜んでいるようだ。

2011年8月17日 (水)

技術 回顧と展望:製品は死んでも技術の結晶である特許は最後に光る時があるのだろうか

2011/8/17
昨日は晴れ。また猛暑日。盆棚をたたんで墓参り。家の回りに咲いているギボウシの花等を供えた。日中は扇風機だけで昼寝。夕方になって活動再開。夜雷鳴。雨は極少ない。夜になると虫の音が聞こえている。

2011/8/16の天気

TAVE= 29.5
TMAX= 35.4
TMIN= 25.3
DIFF= 10.1
WMAX= 3.7
SUNS= 11.4
RAIN= 0

最高気温(℃) = 36.1  (15:30)

技術 回顧と展望:製品は死んでも技術の結晶である特許は最後に光る時があるのだろうか

日経電子版は、「グーグルのモトローラ買収に3つのWhy? 訴訟合戦、オープン性、端末開発… (ジャーナリスト 石川 温);url=http://www.nikkei.com/tech/personal/article/g=96958A9C93819499E3E4E2E3808DE3E4E2EAE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;dg=1;p=9694E3EAE3E0E0E2E2EBE0E4E2E6(2011/8/16 20:30)」というタイトルで、「インターネット検索最大手の米グーグルが通信機器大手の米モトローラ・モビリティを125億ドル(約9600億円)で買収することを15日発表した。グーグルとしては過去最大規模の買収案件だ。モトローラの豊富な知的財産権を手にしてアップルなどからの訴訟合戦をどう勝ち抜こうとしているのか。これまで端末メーカーにスマートフォン向けプラットフォーム「Android(アンドロイド)」を提供してきたが、そのオープン性を今後も貫いていくのだろうか。また買収を通じて独自の端末開発や垂直統合型のビジネスモデルの構築に動くのだろうか――。
 今回の買収計画を巡る「3つのwhy?」を読み解くことで、新たなステップに踏み出したグーグルの次の戦略を占う。」と報じた。

この記事を読むと時代の流れを感じる。グーグルといえばソフト産業。モトローラと言えば製造業が中心のハード産業。ソフトがハードを飲み込んだ。グーグルが対抗しようとしているのがアップル。

マイコミジャーナルは、「米Appleが時価総額でエクソンモービルを抜いて世界トップ企業へ;url=http://journal.mycom.co.jp/news/2011/08/11/085/(2011/08/11)」というタイトルで、「米Appleの株式時価総額が8月10日(現地時間)に米Exxon Mobilを抜いてトップに踊り出て、同社が事実上世界最大の企業となったことが話題となっている。同日ニューヨーク市場の終値から算定された時価総額はApple (AAPL)が約3,372億ドル、Exxon Mobil (XOM)が約3,308億ドルとなり、64億ドルの差をつけて終値で初めて逆転した。現在世界の株式市場は経済先行き見通し不安における下げトレンドのただ中にあるが、それが結果としてAppleを躍進させる一助になったようだ。」と報じた。

アップルも日本の製造業と異なり、ハードよりソフトに重点を置いているように見える。日本も電子手帳とか携帯とか小型電子機器では相当先行していた筈だ。アップルの快進撃を指をくわえて悔しがっている。日本の自動車も米国では小型車として健闘してきた。小型化にも限度がある。人間の身体にあった使い勝手の良い小型化が今後の進むべき方向のようだ。その良さを消費者に理解させなければビジネスは成功しない。今回の「グーグルのモトローラ買収」には自分の技術者人生からも感慨深いものがある。

「モトローラ;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9;(最終更新 2011年8月16日 (火) 00:33)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「モトローラ (Motorola, Inc., NYSE:MOT) は、かつて存在したアメリカ合衆国の電子・通信機器メーカーである。 2011年1月4日をもって、二つの独立した公開会社であるモトローラ・モビリティ及びモトローラ・ソリューションズに分割された[1]。本社所在地はシカゴ近郊のイリノイ州シャインバーグであり、分割以降はモトローラ・ソリューションズが引き継いでいる。」、「半導体 [編集] 1999年8月4日、ディスクリート・標準アナログ・標準ロジックなどの半導体部門をオン・セミコンダクターとして分社化した。これは、イリジウムコミュニケーションズ倒産の損失をカバーするために分社化された。 2003年10月16日、組み込みシステム向けのチップを主力とする半導体部門をフリースケール・セミコンダクタとして分社化した。 以降、モトローラ社自身は半導体を製造していない。」とある。

モトローラも事業形態を刻々と変えている。現役時代に相当品として開発したTV用VIF集積回路のオリジナル品がモトローラのMC1352であった。勤務していた半導体事業部門も分社化されて、最終的には2011年にモトローラから分社化されたオン・セミコンダクターの傘下に入っている。企業の事業部門が分割と統合という大きな波の中にさまよっているのが現代の特徴かもしれない。

一方、知的所有権も企業が保有する資産であるが、幅広い事業分野を手がける場合は競合他社の知的所有権の問題が生じる。今回のグーグルによるモトローラの買収もモトローラが保有する知的所有権が目的の一つと上記日経電子版は見ているようだ。敵対的な競合の場合、特許という例外的な権利の独占権が戦略的な意味を持つ。共存共栄的な妥協が生まれればクロスライセンスというビジネスベースの特許の相互利用の交渉はいつでも可能だ。先ずはグーグルがアップル打倒・アップルの独走を許さないといった戦うという動きが出たとうことなのか。

特許が実際に利用されれば技術としても社会的な有用性を発揮できる。ところが、特許が単にビジネス上の戦いの鉾と盾のような使われ方でしか使われないとなるとその特許の発明者の心境は複雑なものとなるだろう。技術者としては自分が発明した特許は利用して貰いたい。願わくば多少に関わらず特許実施報酬を貰いたいというのが本音だろう。不毛の特許訴訟で本当に素晴らしい特許が光る事があるのか。今日では特許権の独占も時代遅れになっていないか。ビジネスベースの正当な利用を阻害させない事を保証する柔らかい独禁法のような規制をすれば、ビジネスは正しい方向で活性化するのではないか。

2011年7月19日 (火)

技術 回顧と展望:廃テク日本より老テク日本を見直せ

2011/7/19
昨日も晴れ。最高気温(℃)=37.3(14:14 )。ポット苗の手入れ。今朝XP機のSWを入れると起動の調子がおかしい。数回作業が出来る状態まで進んだが、マウスがフリーズしたり、再起動に入ったりで安定しない。起動選択画面が出たのでSAFE MODEで起動してもダメ。XPにはSCANDISKはないのか。いろいろ試したが不安定。ダウンするポイントも様々。仕方がないので元のME機に切り替えた。約1.5Hのロス。2W以上XP機が動作していたので順調に切り替えができそうだと思っていたが。室温28℃だった。症状的には熱暴走に思える。冷却ファンに埃がたまって冷却能力が低下しているのか要チェック。その点ME機は耐熱性が良いようだ。こういう熱的な信頼性は基本設計がしっかりしていないと実現できそうにない。DOS/V機は486SXからペンティアム頃までは自作機で遊んでいた。10台以上作っただろう。その後はメーカー製の中古機に切り替えた。現用ME機は4年ほど前に使い始めている。SPECはPEN3/1000Mとある。ところで、モニターもTFTからCRTに変更になるが、CRTの方が綺麗で見やすい。

2011/7/18の天気

TAVE= 30.9
TMAX= 36.1
TMIN= 26.1
DIFF= 10
WMAX= 4.5
SUNS= 5.5
RAIN= 0

技術 回顧と展望:廃テク日本より老テク日本を見直せ

アナログTV放送放送が停波して地デジ放送に移行する期限が刻々と迫っている。TELEという前置語は遠いという意味を示す。TELEPHONE、TELEGRAPH、TELEVISON、TELESCOPE等からその流れが自然とよめる。ところが、それを日本語にすると関連性が見えなくなってしまう。とくに、TELEVISONが人間の能力を拡大する欲望をそのまま実現してくれた意義は大きい。技術が人間に本来備わっていない能力を与えた効果は計り知れないだろう。テレビの実用化により人間にとって限界がある、時間と空間という次元の枠を大きく乗り越えられたのである。技術も先ずは画像を送る事から始まった。その技術の本質を振り返って見ると、現実の姿を如何に技術の言葉に翻訳するかにあったと思う。それを実現する手法がアナログと言えるだろう。人間の眼の代わりになる装置も色々発明されて進化してきた。送ろうとする情報が信号に変換されて初めて情報の回路へ流すことが出来る。この部分もアナログ手法が貢献した。信号を電波として送る方式も、その背後にはラジオと同じ振幅変調が利用された。テレビの場合、音声と映像と色という成分に分けて送る方式が生まれた。カラーTV放送も白黒TV放送の基盤を使って上位互換性という方式で実現された。白黒TVしか持っていない人もカラーTVは白黒で見られたので切り捨てられる事はなかった。そのような技術の連続性を考えて作られたNTSC方式は技術としてもある程度の完成度に達していた。いわば、テレビの視聴者から見れば、ほとんど不満がでるレベル以上の品質を確保できていた。それ以上は経済合理性の問題にすぎなかっただろう。このように、方式として、実用性の面で、ほとんど問題が無かったので、カラーTVは大型化、低コスト化という製造技術のレベルの競争の段階になった。その延長は液晶TVやプラズマTVの時代まで続いた。その背骨を支えたのはアナログ技術と言って良いだろう。最終的に色や画質を決める場合にも技術者のこだわりが可能な余地はあったのが、アナログ技術であろう。自分がこの業界に身を置いたのは丁度真空管からトランジスタに代わるころからデジタル化が始まる頃までであった。当時アメリカでも、GEやRCAといった優良企業がカラーTVの生産をしていた。そこへ日本のカラーTVが進出した。米国のカラーTVメーカーは海外に工場を移し、ついにカラーTVから撤退をした。日本も同じような足跡をたどり、韓国や中国のカラーTVメーカーから攻勢を受けて付加価値の低いカラーTVは海外生産になった。日本がカラーTVで生き残れるのか。そこで期待をかけられたのがカラーTVのデジタル化もその一つだったろう。集積回路の集積度が低い段階では、相対的にチップのコストは高い。しかし、集積度が向上するとチップコストは下がる。デジタル化でカラーTVメーカーが付加価値をとれるのもそう長い期間ではないかもしれない。問題は海外メーカーの参入を阻止できるだけの特許等の障壁を築けているかであろうが、一社独占の技術でデジタルカラーTVを実現する事は困難だろう。そう考えるとハード面のデジタルカラーTVの将来も安心できない気がする。別の側面のコンテンツに関してはどうであろうか。デジタルカラーTVはそのインテリジェント機能でコンテンツを管理しやすい利点はある。金をかけたコンテンツは有料、それ以外は無料という方式も可能かもしれないが、デジタルのメリットを生かせるのはコンテンツメーカー側で主体になるのではないか。電波メディア以外にもメディアは多様化している。電波メディアが従来のアナログTV放送と同じ地位を保てるかも不明な部分が多い。アナログTV放送も終焉を迎えるが、必ずしもバラ色の未来が待っているようにも思えない。アナログTV放送が地デジに移行するというのは技術的な問題より、社会的な大実験ととらえる事ができる。アナログもデジタルももはや技術的には差別化を訴えるだけの意義を失っている。単なる選択枝の一つに過ぎない。そういう前提に立つと、社会的な大実験がどんな波紋を巻き起こすかが大きな関心事になる。ともかく、当今の社会的課題の中で、ライフラインの根本を抑えている東京電力とNHKは明らかにお金を払っている契約者という顧客がいるのである。その契約者の了解も得ずに、手前勝手に電力や電波をプッツンする体質はいかがなものかと疑念をいだく。背後に国というバックがあるから云々とは言い逃れに過ぎない。これは、契約という社会上最も基本的な約束を尊重していないお上の体質そのものであり、にこにこしながら、利用者の後頭部を殴り倒すようで寒気を覚える。少子高齢化が進む日本では、作った物は徹底的に使い回しの出来るようなシステムが不可欠である。アナログTV放送停波により不要になるTVはどうなるのか。工業製品も使ったエネルギーの固まりである。それを廃棄処分するのに更に無駄なエネルギーを消費しているのが実態ではないか。

CEEK.JPでの「地デジ」関係ニュースの検索:キーワードは「地デジ」のみ。平成23年7月18日

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EMA、15.6型約25,000円の地デジテレビ-EPG対応。H... (電脳) 14日 12:43 impress
製造業で景況感改善、7月県内 日銀秋田支店... (地方・地域) 14日 11:12 秋田魁新報
地デジ完全移行まで10日 増える駆け込み (地方・地域) 14日 10:04 大分合同新聞
[地デジあと10日]「高齢者対応」は万全か (地方・地域) 14日 09:46 沖縄タイムス
地デジあと10日 相談者が急増 (地方・地域) 14日 09:46 沖縄タイムス
「24日・正午」その時TVは… 地上デ... (エンターテイメント) 14日 07:40 東京新聞
イエローハットが新店舗 佐野富岡店 (地方・地域) 14日 05:00 下野新聞
後絶たぬゴミ投棄、アナログTVが増加 石川 (その他) 14日 00:49 朝日新聞
地デジ:被災3県の完全移行は来年3月末 電波監理審... (経済) 13日 20:26 毎日新聞
フェイス、AMD E-350/地デジチューナ搭載の小型PC (電脳) 13日 18:00 impress
テレビ用HDD、1Tバイトを「用途別に複数台」という... (電脳) 13日 17:00 ITmedia
アナログテレビの不法投棄が増加 (地方・地域) 13日 16:02 東奥日報
【特別企画】PCで地デジ! 一台二役のツクモ「eX.co... (電脳) 13日 13:17 MYCOM Journal
地デジの緊急地震速報、「2秒遅れ」解消せぬまま移... (電脳) 13日 10:55 朝日新聞
カウントダウン地デジ化 県内CATV12社、読売... (地方・地域) 13日 10:51 徳島新聞
【地デジカウントダウン】基礎知識Q... (エンターテイメント) 13日 07:27 産経新聞
地デジの緊急地震速報、「2秒遅れ」... (エンターテイメント) 13日 00:35 朝日新聞
<魁:日本株銘柄レポート>欧米債務問題、... (中国・朝鮮) 12日 21:23 中国情報局
地デジやWi-Fi電波を電気に変換する技術……日本電... (電脳) 12日 21:15 RBB TODAY
日本HP、7月24日までデスクトップPC地デジモ... (中国・朝鮮) 12日 17:33 中国情報局
ビックカメラ 地デジ駆け込みや節電需要で利益最高... (経済) 12日 16:35 産経新聞
“小さなZ”の面目躍如、東芝“REGZA”「32ZP2」を... (電脳) 12日 16:19 ITmedia
【連載】地デジの足音 第68回 あと12日の回 - テレ... (電脳) 12日 15:52 MYCOM Journal
エプソン、「Endeavor S」シリーズのミニタワーPC... (電脳) 12日 12:15 RBB TODAY
<インタビュー・時の人>バッファロー 取締... (中国・朝鮮) 12日 11:21 中国情報局
【地デジカウントダウン】移行Q&A... (エンターテイメント) 12日 07:45 産経新聞
[本日の一品]「VULKANO FLOW」でiPhoneもiPadもGAL... (電脳) 12日 06:00 impress
毎日3500円ずつ値下げ--HP、地デジチューナ搭載モデル (電脳) 12日 06:00 CNET Japan
【Hothotレビュー】ソニー「VAIO Z VPCZ21AJ」 ~... (電脳) 12日 00:00 impress
ますます注目を集めるスマートフォン&アプ... (中国・朝鮮) 11日 21:22 中国情報局
地デジの“乗り換え”はPCで! WDLCの地デジ... (中国・朝鮮) 11日 20:08 中国情報局
【ニコニコ動画】2011年7月24日まで、まだま... (中国・朝鮮) 11日 19:37 中国情報局
SMAP草なぎ、山手線から地デジPR (エンターテイメント) 11日 18:15 産経新聞
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テレビやチューナー品薄 和歌山県紀南の家電店 (地方・地域) 11日 17:00 紀伊民報
現在のプッシュ商材にて意外な値引きも──「地デ... (電脳) 11日 17:00 ITmedia
日本HP、個人向けデスクトップPCに地デジモデル追... (電脳) 11日 14:07 MYCOM Journal
日本HP、アナログ停波まで地デジ搭載PCを毎日3,150... (電脳) 11日 14:00 impress
日本HP、地デジ搭載デスクトップPCを“毎日値下げ... (電脳) 11日 13:26 ITmedia
地デジ化で視覚障害者ら困惑 (地方・地域) 11日 10:02 沖縄タイムス
地デジ化で視覚障害者が困惑 ラジオでテレビ... (地方・地域) 11日 10:00 北海道新聞
ラジオでテレビ音声聞けず、地デジ化で視覚... (中国・朝鮮) 11日 09:55 中国情報局
紺野あさ美アナ将来はスポーツキャ... (エンターテイメント) 11日 08:59 日刊スポーツ
草なぎが山手線で地デジ最後の任務 (エンターテイメント) 11日 06:05 日刊スポーツ
[スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」]危機管... (電脳) 11日 06:00 impress
JR山手線から地デジPR 完全移行前に... (エンターテイメント) 10日 19:40 産経新聞
JR山手線から地デジ移行PR NHK会長ら (地方・地域) 10日 17:38 北海道新聞
JR山手線で地デジ化をPR (その他) 10日 17:30 NHK
NHK会長ら、JR山手線から地デジ移行PR (中国・朝鮮) 10日 17:28 中国情報局
山手線で「地デジ対応を」=NHK会長ら呼び掛け (社会) 10日 17:15 時事通信
紺野あさ美が掲げた「将来の野望」 (エンターテイメント) 10日 15:25 日刊スポーツ
地デジよりエアコン 猛暑で取り付け殺到 (地方・地域) 10日 03:04 北國新聞
テレビ東京の植田アナと紺野アナ、10日の初共演番... (電脳) 09日 20:34 RBB TODAY
<メディア時評・秒読み 地デジ移行>見る自... (地方・地域) 09日 09:24 琉球新報
BS各局が通販番組を削減 批判受け、法改正に... (地方・地域) 09日 09:23 北海道新聞
地デジ対応は約95%。カカクコムが地デジ化アンケー... (電脳) 08日 21:09 impress
センチュリー、実売16,000円の車載地デジチューナ... (電脳) 08日 17:16 impress
センチュリー、車載用フルセグTVチューナー「SKT... (その他) 08日 17:06 impress
AV機器でも使える製品を──かなり増えてきた無線L... (電脳) 08日 17:00 ITmedia
地アナ終了の文字スーパーで、NHKに苦情など17,610... (電脳) 08日 16:29 impress
ロジテック、静音仕様のポータブルHDDや内蔵用HDD... (電脳) 08日 15:15 RBB TODAY
テレビやレコーダーなどの地デジ化需要はほぼ終了... (電脳) 08日 14:15 RBB TODAY
地デジ未対応世帯 至急相談を (その他) 08日 13:57 NHK
地デジ化対応、テレビは9割、それ以外の機器... (中国・朝鮮) 08日 12:53 中国情報局
ツクモ、1万円以上の購入者を対象に特製「つくもた... (電脳) 08日 11:51 MYCOM Journal
テレビ東京・紺野あさ美アナが“無事”デビュー…... (電脳) 08日 11:33 RBB TODAY
地上デジタル放送:残り日数表示に苦情 (経済) 08日 01:30 毎日新聞
「torne」(トルネ)がBDレコーダーやテレビと連携... (電脳) 07日 22:16 ITmedia
29万世帯が地デジ未対応 NHK「100%は困難」 (地方・地域) 07日 20:51 北海道新聞
6月の地デジ受信機普及台数は480万台。NHK発表 -... (電脳) 07日 20:45 impress
地デジ:残り日数の表示に苦情1万7610件 NHK (その他) 07日 20:07 毎日新聞
NHK「100%は困難」、29万世帯が地デジ未対応 (中国・朝鮮) 07日 20:05 中国情報局
地デジ:未対応なお29万世帯 NHKと... (エンターテイメント) 07日 19:44 毎日新聞
地デジ質問15万件、カウント字幕で... (エンターテイメント) 07日 18:56 産経新聞
デスクトップPCのリプレースに最適――8万円を切る... (電脳) 07日 17:49 ITmedia
地デジ未対応29万世帯 8割が首都圏 (エンターテイメント) 07日 17:34 日刊スポーツ
地デジ未対応は29万世帯=NHK (経済) 07日 17:17 時事通信
LG、地デジチューナー搭載でテレビもPCも楽... (中国・朝鮮) 07日 17:14 中国情報局
LG、地デジチューナーを搭載したフルHD対応の23型... (電脳) 07日 17:07 MYCOM Journal
外付けHDD、“地デジ化”連動で需要増──2Tバイト... (電脳) 07日 17:05 ITmedia
【お台場メール】「テレビを輝かせ... (エンターテイメント) 07日 15:31 産経新聞
パナソニック、風呂で使えるタッチ操作の防水ワン... (電脳) 07日 13:00 internet.com
被災地局の二重負担に配慮…アナログ放送来春まで (経済) 07日 12:15 読売新聞
LG、地デジ対応の23型フルHD液晶ディスプレイ (電脳) 07日 11:15 RBB TODAY
被災地局の二重負担に配慮 アナログ... (エンターテイメント) 07日 10:25 読売新聞
レノボ、OS起動せずにTV見られるデスクトップPC新版 (電脳) 07日 06:30 CNET Japan
パナソニック、防水&タッチ操作のビエラ・ワンセ... (電脳) 07日 06:00 CNET Japan
写真で見るメルセデス・ベンツ「CL 63 AMG」 (その他) 07日 00:00 impress
パイオニア、市販カーナビ初のEV専用カーナビ「A... (その他) 06日 18:59 impress
パイオニア、電気自動車用の地デジ対応AVカーナビ... (電脳) 06日 17:44 impress
東北3県、地デジ延期は来年3月まで 総務省が方針 (経済) 06日 17:10 産経新聞
日本マイクロソフト、2012年度はコンシューマ向け... (電脳) 06日 15:43 impress
LG、地デジチューナ搭載の23型フルHD液晶-HDMI 2... (電脳) 06日 15:31 impress
パナソニック、タッチパネルとWebブラウザ内蔵のポ... (電脳) 06日 15:01 MYCOM Journal
LG、地デジ内蔵23型フルHD液晶「M2380D-PM」 (電脳) 06日 14:49 impress
LGエレ、地デジチューナーを内蔵する23型ワイド液... (電脳) 06日 14:05 ITmedia
レノボ、デジタルTVチューナ内蔵のフルHD液晶一体型PC (電脳) 06日 13:31 impress
レノボ、3波地デジ/タッチ液晶搭載モデルなどオー... (電脳) 06日 13:15 RBB TODAY
地上デジタル放送:被災3県の完全移行は来年3月末 (経済) 06日 12:58 毎日新聞
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被災3県の地デジ化、来年3月31日に ... (エンターテイメント) 06日 12:10 朝日新聞
岩手・宮城・福島は来年3月末=震災で延期の地デジ... (経済) 06日 09:54 時事通信
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東芝、スリムコンパクトノートPCと液晶一体型AVPC... (電脳) 04日 19:15 RBB TODAY
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地デジ化、乗り遅れないで 山手線の... (エンターテイメント) 01日 10:55 朝日新聞
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地デジ化、乗り遅れないで 山手線のPR列車、出発 (社会) 01日 10:19 朝日新聞
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「デジタル放送トレイン」山手線を走る (社会) 01日 09:45 日刊スポーツ
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2011年7月 7日 (木)

技術 回顧と展望:エネルギーの自給自足は日本生き残りの唯一の道

2011/7/7
昨日も暑かった。AMEDAS最高気温(℃)=34.3  (13:13)。資源ごみ回収日。ざくろの実がふくらみ始めた。今年のような気象がザクロの結実には良いのだろうか。

WZエディターで入力中突然ATOKがMSIMEに乗っ取られた。WEBに「テキストサービスと日本語入力(WinXPの場合)で、MSIMEを削除してしまう荒技が最適です。Win2kだとキーボードのプロパティだったかな。ここまでしておかないと、ゾンビのようにしつこく蘇ってきます。」とあり、コントロールパネル→地域と言語のオプションよりMSIMEを削除。このえげつなさがビジネスの強さなのか。ブラウザはIEとFIREFOX を切り替えて使っている。

昨日の天気

TAVE= 27.9
TMAX= 33.2
TMIN= 22.4
DIFF= 10.8
WMAX= 5.6
SUNS= 8
RAIN= 0

ラジオで国会中継を聞き流していた。首相、夏風邪か声に張りがない。野党議員:「あんたは辞任するとは言っていない。」首相:「自分も辞任すると言ったつもりはない。」東北関東大震災という国難後4ヶ月近くなっているにつけても、極めて緊張感が感じられない国会審議に思われた。国会演説に関しては、戦前の齋藤議員の反軍演説を思い出した。戦前の日本にも、そういう議員がいたのかと感動を覚えた記憶がある。「反軍演説;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E8%BB%8D%E6%BC%94%E8%AA%AC;(最終更新 2011年6月19日 (日) 04:58 )」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「反軍演説(はんぐんえんぜつ)は、1940年(昭和15年)2月2日に帝国議会で衆議院本会議において立憲民政党の斎藤隆夫が行った演説。日中戦争(支那事変)に対する根本的な疑問と批判を提起して、演説した。この演説により、3月7日、斎藤は衆議院議員を除名された。この経緯は言論弾圧としても扱われる。なお、「支那事変処理を中心とした質問演説」や「支那事変処理に関する質問演説」を、一般的に「反軍演説」と称している。」とある。このような、気骨のある議員が身を賭して国会で質疑を行ったが、日本は戦争拡大に進んでしまった。WIKIPEDIA「斎藤隆夫」についてはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E9%9A%86%E5%A4%ABを参照。このような議員がいたから、日本の有史以来の国難と言われる敗戦から立ち直る事ができたのではないか。

47news(共同通信)は、「原発の汚染水浄化、また人為ミス 30%を3%と取り違え;url=http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011070101000323.html(2011/07/01 11:27   【共同通信】))」というタイトルで、「福島第1原発の汚染水浄化システムで6月30日に運転が自動停止した問題で、東京電力は1日、作業員が処理水タンクの水位の設定を誤ったことが原因だったと発表した。本来は容量の30%にすべきだった設定値を3%とした単純な人為ミスとみられる。運転は30日夜に再開、その後は正常に運転している。」と報じた。

昨日の「技術 回顧と展望:「1965年北アメリカ大停電」から何を学ぶか:http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/07/1965-ff39.html」で、「1965年北アメリカ大停電」の発端が継電器のレベル設定ミスという人為的なミスにあると知った。数値の設定ミスというのは人間だから起こしやすい。しかし、東京電力の上記のミスはエアコンの温度設定というような再設定すれば済むという類ではないだろう。一度間違えば大きな事故に通じるのである。「単純な人為ミス」なので再設定で済ませたというのではお粗末すぎないか。例えば、試験運転の時設定値を3%、本格運転の時設定値を30%にするのであれば、本格運転の時は3%の設定値では、運転が出来ないように多重化した誤作動防止システムとすべきではないか。

技術 回顧と展望:エネルギーの自給自足は日本生き残りの唯一の道

南日本新聞社説は、「[都城式風力発電] 電力の自給自足に注目;url=http://373news.com/_column/syasetu.php?ym=201107&storyid=33421(7/2 付 ))」というタイトルで、「都城市の都城工業高等専門学校の技官らが開発した小型風力発電機が今年、モンゴルで現地生産されることになった。大草原の遊牧民に明かりのある暮らしをと、18年前に始まった民間主体の支援活動の成果である。 開発に当たっては、遊牧民が持ち運ぶことができて、安定して発電できる機能を追求した。発想の原点は電力の自給自足である。福島第1原発事故後に重要視され始めた電源の分散・多様化の考え方と重なる。有効な技術として注目したい。 「都城式モンゴル型」発電機は、直径20センチの本体につけた長さ70センチの翼3枚が回転して発電する。固定したコイルを、翼と連動した磁石で挟む構造で、コイルに鉄芯を使わずに抵抗を減らしたことが、風速1メートル程度の微風からの発電を可能にした。」と報じた。

最近は、ローカル情報に興味が出てきた。http://www.searchdesk.com/news.htmをその入り口に使っている。「都城式モンゴル型」発電機もその構造により、風力の利用範囲をかくだいして、蓄電池で出力を平準化する方式で実用性を高めている。ともかく、風という自然現象は気まぐれな要素が多いので、そのエネルギーを確実にとらえて、安定して取り出すという仕掛けが必要になる。電力の自給自足は使用電力の一部だけでも、停電の時のバックアップとして役立つだろう。ともかく自然エネルギーの空間密度は低いので、それを取り出すには面積や体積、装置の数が必要だ。記事にあるように、電源の分散・多様化は当面保険のような役割を担えるだろう。先ずは気楽に買える価格になれば良いと思う。技術の進歩で情報機器等は今後も消費電力化が進むだろう。今後期待が持てるだろう。

2011年7月 6日 (水)

技術 回顧と展望:「1965年北アメリカ大停電」から何を学ぶか。20110706。

2011/7/6
昨日は晴れ。朝雨が降った形跡があったが、恵みの雨とはならなかった。相変わらず暑い日となった。AMEDAS最高気温(℃)= 35.0  (14:04)。買い物で外出。XP用のキーボードが古いDOS/V用で使い勝手が悪いのでWINDOWSキーが付いたフルキーボードを購入。午後見事な積乱雲が出来ていたのでデジカメに納めた。しかし、雷雨にはならず。雨がほしい。某新任大臣が就任9日とかで辞任。たまたま、その原因の場面をTVで見たがまさに俺様という横柄ぶり。おごれる者久しからずとはこの事か。

YOMIURI ONLINEは、「熱中症死、1か月で19人…搬送は8372人;url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110705-OYT1T01056.htm(2011年7月5日22時18分  読売新聞))」というタイトルで、「5月30日~7月3日の熱中症による死者が19人に達し、昨年同時期(6月1日~7月3日)の5人の約4倍となったことが5日、総務省消防庁の統計(速報値)でわかった。 搬送されたのは8372人で、昨年同時期(2704人)の約3倍。梅雨のさなかに猛暑が続いているのが原因とみられ、総務省消防庁は「節電が呼びかけられているが、無理せず、エアコンや扇風機を上手に使って、熱中症を予防してほしい」としている。」と報じた。

猛暑続きという気候条件が、このような結果になった主因かもしれないが、「節電」というマスコミの呪縛に捕らわれてしまった人も多いのではないか。問題は本格的な夏に何が起こるかである。3月の計画停電が原発事故から目をそらすためなら、夏の節電アピールは原発再開のための陰謀という説がある。これほど電力が不足するなら原発再開はやむなしと世論を誘導する意図があるのではと見ている人もいる。確かに、東京電力は最大供給可能電力量という財布の中身は公表していないのである。今日出せるのはこれだけとまるでお殿様のお恵みのようだ。平民はこれに一喜一憂しているだけ。夏の気温データhttp://af06.kazelog.jp/itoshikimono/WABPAGE3.htmlを参照。7/末から終戦記念日の8/15頃が暑さの最盛期となる。この時期、アナログTV放送の停波で、突然の大量の地デジ難民の発生や福島原発放射能汚染水の処理問題の顕現化、計画停電の実施等不安要因が目白押しとなる可能性がある。こんな時期に政局だけは加熱しないように願いたい。

昨日の天気

TAVE= 28.3
TMAX= 34.6
TMIN= 23.7
DIFF= 10.9
WMAX= 6.1
SUNS= 8.6
RAIN= 2


技術 回顧と展望:「1965年北アメリカ大停電」から何を学ぶか

「1965年北アメリカ大停電;url=http://ja.wikipedia.org/wiki/1965%E5%B9%B4%E5%8C%97%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%A4%A7%E5%81%9C%E9%9B%BB;(最終更新 2011年3月13日 (日) 18:04)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「1965年北アメリカ大停電(Northeast Blackout of 1965)は、1965年11月9日にアメリカとカナダで発生した大停電である。ニューヨークを中心に被害が大きかったことから、1965年ニューヨーク大停電などともよばれる。停電により、2500万人と207,000 km^(2)の地域で12時間、電気が供給されない状態となった。」とある。

「Northeast Blackout of 1965;url=http://en.wikipedia.org/wiki/Northeast_Blackout_of_1965;(This page was last modified on 5 June 2011 at 00:01.)」『From Wikipedia, the free encyclopediaフリー百科事典 ウィキペディア英語版語版』(http://en.wikipedia.org/)。の記事に、停電の理由として「The cause of the failure was human error that happened days before the blackout, when maintenance personnel incorrectly set a protective relay on one of the transmission lines between the Niagara generating station Sir Adam Beck Station No. 2 in Queenston, Ontario. The safety relay, which is set to trip if the current exceeds the capacity of the transmission line, was set too low.」と記されている。

この原因の部分を解読すると、この大停電という失敗原因は人的誤りであった述べている。大停電が起こった日の前日に、送電系の保守要員が、送電網の保護用の継電器の設定を誤ってしまった。その継電器は、Queenston, Ontarioにある、Niagara発電所のSir Adam Beck Station No. 2号機のものだ。送電網の能力を超えた電流が流れたときに動作すべき安全用継電器を非常に低い値に設定してしまった。要するに、送電系としては電圧が下がっても安全用継電器は動作をしないので、電力を送り続けようとしている状態に入っている事が理解の前提に必要だ。そうして、大停電が起こった日が、1965年11月9日という点が次の要点だ。北米においては、寒くなり暖房用の電力需要が高まる季節で、夕刻のため照明や調理用の電力も重なり、電力需要はピークに達しようとしていた。Southern Ontario方面に電力を供給する送電線は非常に不可が重くなっていた。丁度東部時間 5:16 p.m.に、Lewiston, New York's Robert Moses発電所から、Southern Ontarioに向かう小さなサージ電流が発生し、Southern Ontario主電力ラインの安全用継電器の更に低い値で動作するように誤設定してしてしまった。小さなサージ電流とはシステムから見れば小さな外乱で、システムが正常に働いていれば安定に乗り切れる筈という想定があったと思われる。ところが、システムが弱まっていたことにより、その外乱が悪いことをした。おぼれる者の足を引っ張るような働きだったようだ。Southern Ontario方面の電力需要が限界に達すれば安全用継電器が動作して、Niagara発電所の発電機を切り離せば、正常動作だが、その設定が狂ってしまったから、Niagara発電所は最大能力で発電を続けている。しかし、遂にSouthern Ontario方面向けの安全用継電器が動作してしまったので、発電した電力が行き場を失いNEW YORK州にに向かった。Beck とMoses 発電機は過負荷となり切り離されたので損傷を逃れた。ここで思い出すのが過度現象。長い送電線を電流が流れるのは、水が流れるようでもあり、波が伝わるようでもあること。送電網が格子状に広範囲につながるとその回路の中を行き場所を失った電流はあちこちに駆け回る。そうしてシステムの弱いところを狙ってそこが崩壊する。英文WIKIPEDIAではその数分後に全電力システムはカオス状況に陥ったと記す。WIKIPEDIAのRadioという項目では、停電時に音楽放送のプレーヤーの回転が徐々に遅くなっていったさまが述べられている。当時のレコードプレーヤーはACモーターの回転をそのまま使っていた。電蓄の回転が遅くなる事は発電機が過負荷になり回転数が下がってきたことをしめしている。その後、レコードプレーヤにはPLL等高度の回転安定化技術が使われた。アメリカでスマートグリッド等が発展したのも、このような全国的な不安定な電力網を何とか維持しようと言う現実的な背景があるようだ。日本の電力会社もアメリカの大停電から学習していると考えれるが、このような事態をどのように想定しているのか。電力を使いすぎると停電になると言うだけでは、オオカミ少年のレベルを超えていないのではないか。1965年と言えば昭和40年で、日本も経済の高度成長が始まった頃で、ニューヨークの大停電についてはかなり大きなニュースになっていたと思う。しかし、当時の日本の停電と言えば、落雷や自然災害等が多かったのではないかと思う。昨今スマートグリッドの話題も多いが、先ず大規模停電から学ぶ必要がありそうだ。日本でも、発電と送電が規制緩和されて、多数の業者が電力業界に参入した時にようやくスマートグリッドらしくなるのではないか。電力インターネットというような存在ができるのか。その頃になると地域独占の電力会社は存在しているか分からない。

追記(2020/04/27):タイトルに投稿期日を追加。本日アクセスランキング7位。

2011年7月 1日 (金)

技術 回顧と展望:電気等の廃熱も活用すれば資源

2011/7/1
昨日も暑い日だった。AMEDAS最高気温(℃) =34.5 (12:41 )。午前中生け垣の枝切り。暑くて、湿度もあるので11時頃撤退。ハウスの温度計で41℃。軒下の古い温度計で37℃。室内湿度は67%あった。AMEDASの前橋の午前の湿度は50~60%程度。ともかく蒸し暑く感じた。作業は半袖シャツに編み目の虫除けスーツ。編み目の虫除けスーツは本気でやる仕事には向かない。女性が楽しげに着ている絵が付いていたのにつられて買ったものらしい。無理しないようなブレーキとしては役立った。あちこち見回したがこの季節は花が少ない。ツツジとノカンゾウがぽつりと咲いていた。両方時期遅れのようだ。竹やぶのノカンゾウは花後で実を付けていた。ビヨウヤナギが黄色い花を咲かせていた。それにマリーゴールド。これは昨年のこぼれ種で咲いている。一輪だけ。ポットで買ったハイドランジアを露地植えにした。花は着いているがきれいに咲かない。多年草でサルスベリのような花が咲いているが名前が分からない。

野萱草といえば、かみつけ女流歌人 雅の中の
■小用の 近かる母を 屈ませしは この辺りなり 野萱草咲く  84 深澤 みどり
という歌を思い出す(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/03/post-6a97.html)。ATOKはノカンゾウを野萱草に変換してくれないが、こういう花の名は単なる花としては味わいがなくなる。「野萱草咲く」でいつ頃か、どんな場所か等々イメージが湧く。

昨日の天気

TAVE= 28.1
TMAX= 33.4
TMIN= 24.4
DIFF= 9
WMAX= 3.4
SUNS= 4.4
RAIN= 2.5

技術 回顧と展望:電気等の廃熱も活用すれば資源

夏と言えば徒然草の一節を思い出す。WEBで探した。

「*第五十五段:家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑(アツ)き比(コロ)わろき住居(スマヒ)は、堪へ難き事なり。深き水は、涼(スズ)しげなし。浅くて流れたる、遥(ハル)かに涼し。細かなる物を見るに、遣戸(ヤリド)は、蔀(シトミ)の間よりも明し。天井の高きは、冬寒く、燈(トモシビ)暗し。造作(ザウサク)は、用なき所を作りたる、見るも面白く、万(ヨロヅ)の用にも立ちてよしとぞ、人の定め合ひ侍りし。」

昔のことで、夏を過ごしやすいように家を作るのが良いと吉田兼好さんは書いている。冬の寒いのは我慢できるが、夏の暑いのは我慢できないと言っている。今年は、先人達の知恵が見直される記念すべき年になったと思う。色々議論があるようだが、中世温暖期として過去にも温暖な時期があったという説もあるようだ。ともかく吉田兼好の時代には冷房の有効な手段は限られていたろうから、涼しく過ごせる家造りや過ごし方に関心が強かったと思われる。一般社団法人日本電機工業会のホームページにある扇風機の歴史によると、

1893年 はじめての扇風機発売
(アメリカのウェスティングハウス社製
1894年 国産第1号扇風機発売。
1918年 国産扇風機の量産開始。
1935年 幅広羽根を使って風の脈動をなくし運転音を柔らかくした。
    現在扇風機に使われている羽根の原形となっている。
1941年 軍需生産優先となり、政府から一般扇風機の製造中止命令が出された。

大正時代に扇風機が量産になったが、軍需優先で一般扇風機の生産が中止になっている。終戦前後は日本中暑い夏を過ごさざるを得なかった訳だ。そうして、昭和43年3Cとしてクーラーが普及を始める。

ともかく、扇風機とエアコンはコンセプトが異なる。エアコンは正確に言えばルームエアコンで部屋全体の空気調節をするので部屋の密閉が原則だが、扇風機は部屋を開放するのが原則だろう。特に都市の過密部では、外気温が高くなると、扇風機では力不足になる。そこで、強制的に熱を部屋からくみ出すのがエアコンと言えるだろう。当然、熱を汲み出すモーターも熱を出すので、室外に置く。ますます室外の温度は上昇してしまうという悪循環が生まれる。

都会では膨大な電力消費の結果、廃熱が大きくなっている。この熱を再利用する事はできないだろうか。ペルチェ素子のように電力から温度差(冷却)を作る事もできるし、その逆に温度差から電力(発電)を作る事も原理的には可能である。真夏の夢のようであるが、脱原発を図るには、小さなエネルギーも積極的に拾い上げる必要がある。ビルの内部は巨大な発熱器だ。それを冷やすのに電気を使うのは勿体ない。ビル全体を放熱器にするようなコンセプトも必要ではないか。都市全体も単に電力を使うだけでなくその廃熱を回収する(電気で言えば使った電流が流れ出すアース回路のようなもの)システムが必要ではないか。

福島原発事故の原子炉冷却では水が使われている。水が蒸発するときに奪う気化熱が冷却には一番安価で安全なようだ。それならば植物がやっている事と同じではないかと思った。打ち水も原理は同じ。ビルの排水を冷房に使えないか。勿論電気は使わない受動蒸散式冷房。多分、巨大なビル等では集中冷暖房が行われていると思うが廃熱・排水の利用はどうなっているのか。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:歌日記

歌題=歌日記:

■長雨の 続くひと日よ 遠き日の 母を偲びつつ 冬瓜を煮る 24 大崎 良子

母を偲ぶ歌も人それぞれ。冬瓜を煮つつ偲ぶ母も歌日記に相応しい。

2011年6月30日 (木)

技術 回顧と展望:はるかな尾瀬はどうなるか。20110630。

2011/6/30
昨日は暑い一日だった。AMEDAS最高気温(℃) =36.9 (15:51 )。かみさんは老人は熱中症が危険だと禁足令を出して友人とモールへ涼みに行ってしまった。家にこもって留守番。夕方雷鳴。雨を期待したが、お涙程度。

昨日の天気

TAVE= 30.2
TMAX= 35.9
TMIN= 26.4
DIFF= 9.5
WMAX= 4.9
SUNS= 9.7
RAIN= 2.5


技術 回顧と展望:はるかな尾瀬はどうなるか

初夏になると流れてくる歌がある。

夏がくれば思い出す
はるかな尾瀬 遠い空

江間章子作詞、中田喜直作曲の夏の冒頭である。WIKIPEDIAに「昭和24年(1949年) - 「夏の思い出」をNHKラジオ歌謡にて発表。」とある。幼少の頃、この歌を聞いた記憶はない。昭和40年代、ハイキングや登山が一般化してから良く耳に入ってきたように記憶している。東京電力福島第一原子力発電所の事故で、その尾瀬はどうなるか気になった。

自分にとって尾瀬の記憶があるのは学生になってからだ。大学の送配電工学のI教授が講義の中で尾瀬ヶ原を揚水式発電に使う計画があったと話された。先生は旅順工大出たとの事で、ノモンハン事件の時のソ連と日本の戦車の違いを聞いたこともある。ソ連のは鉄のかたまりのような頑強さで日本のは華奢であったとか。送電線が張り巡らされて、それが避雷針の役割を果たして、落雷は少なくなったというような話しも聞いた。肝心の講義の内容はすっかり忘れている。

当時の電力事情を「東京電力50年史url=http://www.tepco.co.jp/company/corp-com/rekishi/50anniver/index-j.html」同資料の年表より以下に抜粋する。東京電力がこういう資料を提供していることには敬意を表したい。願わくば事業の社会的な責任を高度な視点から更に徹底して頂きたい。

昭和41年12月1日 福島1号機原子炉設置許可
昭和41年12月8日 福島1号の契約をGE社と調印
昭和42年1月 1日 福島原子力建設所設置
昭和42年7月20日 最大電力1000万kW突破
昭和42年9月29日 福島原子力1号機着工
昭和43年1月22日 福島第二原子力発電所の開発計画発表
昭和43年3月30日 発電設備が1000万kW突破
昭和43年11月15日 第二次家庭電化ブーム、3C(カラーテレビ、クーラー、カー)時代始まる
昭和44年 8月 8日 年間の最大電力が夏季ピーク型に移行
昭和46年3月26日 福島原子力1号機運転開始(46万kW)

年表より昭和40年代の初めに、電力需要が急速に高まった事が分かる。また、「最大電力が夏季ピーク型に移行」と現在の電力需要パターンに変わった事も分かる。同時に、原子力発電の計画が始まる。そうして福島第一原子力発電所が運転開始して今年で40年になる。揚水式発電は、電力の消費が少ない夜間に、電力を使い低いところから高いところにポンプで水を汲み上げ、電力需要の多い昼間にその水で発電する方式である。いわば、電気エネルギーを位置エネルギーに変換して蓄える方式で原子力発電と相性が良い方式である。WIKIPEDIAの「尾瀬」という項目には「東京電力は1966年まではこの地(尾瀬)に発電所建設計画を持っていた。」という記事がある。

生活が豊かになり、その代償として公害が増えた。それを契機に自然保護運動も盛んになった。当時はそのような時代であった。尾瀬も自然保護という国民の強い要望があって初めて保存されるようになった事を再度理解しなければならないだろう。

同年表の昭和43年4の(世 相): 学園紛争花盛り、(流行語):「失神」 「サイケ」 「昭和元禄」 「とめてくれるなおっかさん」も懐かしく思い出す。

とれまがニュースは、「電気料金値上げせず=尾瀬の土地は売却対象外―西沢東電新社長;url=http://news.toremaga.com/economy/ewhole/338142.html(2011年06月28日)」というタイトルで、「東京電力の西沢俊夫新社長は28日までにインタビューに応じた。福島第1原発事故に伴う燃料コストの増加に関し、当面は電気料金に転嫁せず、経費削減などで吸収する方針を改めて強調。資産売却については「2~3年で見て一番いいタイミングで売りたい」と述べる一方、尾瀬国立公園内に所有する約1万6000ヘクタールの土地は「一切売る気はない」と明言した。
」と報じた。

群馬県は、「尾瀬国立公園の放射線量測定結果;url=http://www.pref.gunma.jp/houdou/e2400007.html( 2011年5月30日)」というタイトルで、「尾瀬シーズンの本格的な到来を前に、尾瀬国立公園内等で放射線量を測定したところ、最大でも0.300マイクロSv/h(地上0m)でした。
この値は、文部科学省が示した学校の放射線量暫定基準値(3.8マイクロSv/h)の12分の1以下です。」、「尾瀬では、これから6月中旬にかけて、ミズバショウの季節を迎えます。」と報じた。

巨大な損害賠償を背負うことになった東京電力ではあるが、今のところ尾瀬が売却される予定はないようだ。また、放射能汚染も心配するレベルではないらしい。自分が尾瀬に行ったのは社会人なりたての頃だ。Mさんという職場の先輩が若い女性達と一緒に誘ってくれた。シールド室にこもってラジオ関係の仕事をされていたと記憶している。多くの人々の記憶の中に尾瀬は生きていることであろう。それにしても、原子力発電が稼働してから40年、今日ほどの関心を持たなかった。何事も人間のやることには完全はない。一般的にはコストと利便性を秤にかけて考えるが、安全性をどのように見積もるか、社会全体で議論しなければならない時代になったのが現代ではないか。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:八十路を迎えて

歌題=八十路を迎えて:

■特技なく 学歴もなき 身一つの 世を渡り来て 多くを得たり 106 渡辺 げん子

特技も学歴も役立つのはほんの一時、常に学び生を全うしようとする歌と思う。

追記(2021/02/17):タイトルに投稿年月日を追加。

2011年5月19日 (木)

技術 回顧と展望:新しいエネルギー政策は新しいコンセプトで取り組め

2011/5/19
昨日は適度のかぜがあり、みどりのそよかぜ~を感じる好天であった。道路脇の生け垣と公共スペースの草刈をした。その刈りゴミは定植したミカン樹のマルチ材に利用した。ゴミも資材と考えるともう少し余計あればと欲が出る。使用したのはタナカの刈払機(ここに、その記事を以下に書いてあった。:http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/09/post-b0c1.html)。タナカは定評がある小型エンジンの技術を持っていたとの事だ。しばらくぶりでエンジンをかけたが、一発スターターを引いただけでかかったので気持が良かった。

昨日の天気

TAVE= 19.5
TMAX= 26.1
TMIN= 12.6
DIFF= 13.5
WMAX= 3.9
SUNS= 10.7
RAIN= 0

朝日新聞は、「発送電分離、首相が検討意向 保安院分離も言及;url=http://www.asahi.com/politics/update/0518/TKY201105180464.html(2011年5月18日20時59分))」というタイトルで、「菅直人首相は18日、首相官邸で記者会見し、昨年6月に策定した政府のエネルギー基本計画を見直す中で、電力会社から送電部門を切り離す発送電分離を検討すべきだとの考えを示した。また、原子力行政の見直しに言及し、具体的な課題として経済産業省から原子力安全・保安院を分離することを挙げた。」と報じた。この朝日の記事は本日の「技術 回顧と展望」で書いた事に関係するので興味を持って読んだ。しかし、どうもその場しのぎの人気取りの放言に終わってしまいそうに聞こえてしまう。物事には5W1Hという条件が伴う。東日本大震災の地震、津波、原発事故の事後処理という喫緊の政策課題の解決が山場を越えて、政権が信任されてから言い出したらいかがか。

技術 回顧と展望:新しいエネルギー政策は新しいコンセプトで取り組め

計画停電は3月中から3月末までの約2週間実施された。その大義名分は大規模な停電による社会の混乱を防止することであったように見えるが、自分としては東京電力福島第一原子力発電所の原子炉事故から世間の目をそらすために強行されたようにも思われてしかたがない。要するに、計画停電をする必然性を証明するデータはその当時国民に目の通る形では公表されていないのである。また、計画停電を実施せずともこの夏場は乗り切れそうだという現状もある。結果から見ても、東京電力は社会に原発事故で社会に大混乱を起こしただけでなく、その顧客にも計画停電で大混乱を起こしたという二重の責任を負わなければならないのだと思う。電力供給が危機的状態になるという正確な情報が適時開示されれば、それに対応するだけの能力は国民にある事が、今回の計画停電でも実証されたと思う。問題は、安定な電力供給を唯一の任務とすべき東京電力が、自分が起こした原発事故をしり目に、自分が支配している電源スイッチを勝手に使い給電を断ってしまったという法治国家にあってはならない事をしてしまった事である。電気供給約款に完全に違反した行為であった。電気供給約款では給電を停止する時はそれを十分周知しなければならないと規定しているのである。浜岡原発の停止が決定して、日本の電力事情も激変しつつある。電力の安定供給はその生産と消費の整合にある。いわば余っている電力を不足している地域に融通することで、蓄えることができない電力を有効に使うことができる。ところが、東日本が50ヘルツ、西日本が60ヘルツと周波数が二分している事が電力の融通を妨げている。周波数が異なると使えない電気製品を作り分けするという産業上の無駄も生じている。これは、日本の電力技術が未発展であった時代の技術導入の先見性の無さを示す負の遺産でもある。政府も電力会社も、国家の基本的な問題ではあるが、電力周波数問題には積極的には手をつけようとしていない。しかし、クールビズというような浮かれた対策より日本のエネルギー政策の根幹にある問題がこの電力融通の問題ではないか。縦に長い日本はそれに応じた気候・気温の変動をする。この変動も電力供給に生かす事が可能だろう。綿密な電力融通体制が整えば発電設備の利用効率も向上し、大規模な天変地異による一部の地域の発電停止の場合でも電力を確保できる危機管理システムとしても機能する。電力事業の地域独占から発電と給電に会社を分割して各事業分野への第三者事業者の参入を認めるような大改革が必要な時期になってきたと考えられる。その第一歩が東西地域の電力の融通ではないか。すでに超伝導リニア新幹線も実用間近である。エネルギー政策を見直すのなら、電力損失の少ない超伝導送配電システム等夢のある事業も進めて貰いたい。

ざっそう句:雑草と共生

祖母が常々、百姓は次の仕事が見えないようではだめだと小言を言っていたのを思い出す。草退治はその気になれば無限にある仕事だ。雑草の無い田畑は農家の誇りでもあった。また、母の草かきの歌を思い出す。

■若き日は 跣足のままに 桑園を 駆け巡るごと 草削りにき

稲も、田の草取りと言って、たんぼの中に四つ這いになって害草を除去する仕事があった。その後は八反取りとか手押し水中車のような器具を使った仕事がそれに代わった。子供の頃は手作業と八反取りを手伝った記憶がある。その後は除草剤の使用に変わってきたと思う。退職後は雑草対策に悩んでいる。しかし、それだけでは精神衛生に良くない。一方では、トラクターで雑草をうなえば良いと忠言してくれる人も多い。雑草対策だけでトラクターを使うのも割り切れない。結局、雑草とは征服すべき敵ではなく支障のない範囲で共生しなければならないのではないかと思っているのが今の心境だ。かつて作った以下の句はそんな揺れる気分を反映しているようだ。

■雑草に追われて伸びる無精ヒゲ
■雑草も育てる慈雨に泣き笑い
■雑草よ一年たったらまた伸びよ

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:「糸尻」より

歌題=「糸尻」より:

■川底まで 透きて流るる この水の どの辺りにて 濁りそむるか 69 田村 朝子

澄んだ水と濁った水を対比して、川の水が流れ行く先までも想像しようとする視点の斬新さを感じる。

2011年5月 3日 (火)

技術 回顧と展望:パソコンやテレビの待機電力はどこまで下げられるか

2011/5/3
昨日はやや強い風が吹いた。東北地方はかなりの強風だったようだ。灌水のため水道の蛇口にホースを付けた。安いジョーロを使っているので1~2年で壊れてしまう。プラスティック製品は紫外線が当たると早く劣化してもろくなってしまう。何か良い方法はないか。

昨晩、米国がアルカイダ指導者のビンラディンを殺害したとのニュースが走った。なぜ逮捕して裁判にかけないのかとふと思った。ナチスのアドルフ・アイヒマン(WIKIPEDIA:url=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%92%E3%83%9E%E3%83%B3#.E3.82.A2.E3.82.A4.E3.83.92.E3.83.9E.E3.83.B3.E8.A3.81.E5.88.A4)の裁判の事を思い出した。米国は人権を最大の外交ツールとして使っている。人命は神聖にして犯すべからずというのが人権思想の公理ではないか。その公理の適用の除外として裁判が行われるのではないか。いくら極悪非道の人物でも自己の弁明をゆるすべきであるというのが人権のもう一つの側面ではないか。米国大統領は迫り来る大統領選挙に目が眩んだのか。今後世界はどのように動くのか。世界が不安定になる先駆けにならない事を望む以外にない。

昨日の天気
(最大瞬間風速(m/s):15.9(北北西) 13:07 )
最大瞬間風速は目安として平均風速の2倍程度のようだ。

TAVE= 18.2
TMAX= 21.9
TMIN= 13.4
DIFF= 8.5
WMAX= 7.9
SUNS= 7.4
RAIN= 0

技術 回顧と展望:パソコンやテレビの待機電力はどこまで下げられるか

電力供給量と電気料の上昇に懸念がある。現在使用中のデスクトップパソコンの消費電力を調べると以下のようであった。

動作状態での最大:約50W
動作状態での最小(内蔵FDD/HDDのモータが「オフ」の状態):30W 以下
電源オフ時(、電源スイッチを切った状態):約2.5W

パソコンの動作状態では大体平均で30W程度と推定できる。モーター類が動作すると消費電力が上昇する。ここで、HDDのモータが「オフ」の状態とは一種のスリープ状態も含んでいるのかもしれない。電子機器は起動を早めたり、ソフトスタートさせるためにスタンバイ状態を作っている場合が多い。特にマイコンを使用した電子機器ではその傾向が大きいのではないか。上記の電源オフ時の約2.5Wがこれに相当するのかもしれない。トランジスタは真空管にない動作の立ち上がりの速さが自慢であった。しかし、かつての真空管カラーテレビは、動作が始まるまで、時間がかかった。この立ち上がり時間を減らすため、ヒーターを予熱しておく方式をとった。ちょっとのイライラを解消する裏側で無駄な電力を使っていた。

マイコン内蔵の電子機器の場合は少し事情が異なるだろう。セットに最初に電源を投入する時と電子機器を利用するときに押すスイッチが別に機能する場合が多い。電子機器をリモコン動作させるためには常時動作させておく回路が必要なのではないか。即ち、マイコンを動作させるために何らかの回路を動作状態に置いている。コンセントが給電ラインに接続されていると、電子機器を使用していなくても待機電力を使用している。これは、マイコンで利便性を向上させた見返りの負担ともとれるが、電子機器メーカーも電力会社もこのグレーゾーンの存在を明確に説明してきていないと思う。

最近では、メモリー等の半導体製品の消費電力が小さくなり、待機電力も小さくなっていると思うが、この待機電力は古い製品ほど大きい傾向があると思う。インターネット接続に使うMODEM等も製造時期により消費電力は違っていると思う。多分パソコンの電源はATX仕様になってからソフト起動が可能になったものと思う。ともかく、待機電力を消費している機器はたくさんある。パソコン周辺機器は一括して外部スイッチを付けて節電をしたい。

計画停電の時は、AC電源が一度切れた状態になるので、我が家のビデオも最初の設定画面が出てきてとまどった。節電のためには、コンセントからプラグを抜いて電源を入れ直す必要がある電子機器がまだ多数あると思う。ともかく、常時待機電力を消費している機器の消費電力総量も非常に大きいのではないか。しかし、その種明かしは本格的にされていないようだ。常時待機電力を消費している機器等に関しては、業界で統一的に消費電力を低減する努力が必要なのではないか。

追記:パソコンの消費電力低減に関しては米国の団体が規格制定を推進して来たとおもう。東京電力福島原発事故を受けて、電力使用の削減、電力効率的な利用が国家的課題となったと思う。それを単に民間に任せるだけでは事態は改善せずに、節電意識もやがてなまってしまうだろう。
国は日本の環境技術は売り物になると自画自賛しているがそれだけでは世界をリードできない。世界に通用するハードとソフトを含む節電システムを世界に先駆けて実現した時のみ世界をリードできる。ISO並の節電に関する日本発の世界標準を提案するという意気込みで頑張って欲しい。

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:花の寺

歌題=花の寺:

■青磁の壺に 山吹活くる たまゆらを ひそけき部屋に 亡夫の声聞く 22 江原 フミ

鎌倉の花の寺の歌の後段に添えられた一首で、この一首に重心がある。

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
    雑草を多面的に解説し防除の基礎も述べる

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MEMO 海外の博物館・美術館

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  • 項目のタイトル2
    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
  • TYPE LIST事始め
    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)