雑草句録:赤城山
2011/2/3
いよいよ節分だ。春は近い。
1月末までの積算気温はC-TEMP =93.4 ℃であった。春を待つ植物も、日々の温度ではなく日々の温度の積み重ねに従って動くとの事だ。そこで、2010年1月の積算温度を調べるとC-TEMP =142.7 ℃であった。今年の冬の寒さは数値の上からも実感できた。
昨日の天気
TAVE= | 3.3 |
TMAX= | 8.2 |
TMIN= | -1.6 |
DIFF= | 9.8 |
WMAX= | 4 |
SUNS= | 8.2 |
RAIN= | 0 |
以下本題。
雑草句録:赤城山
■白衣着て眠り初めたる赤城山
旧句は「白衣着て眠る如しや赤城山」であった。赤城が雪化粧した時の姿である。赤城山はかつては大噴火を繰り返した活火山であったが、現在は活動を休止している休火山である。赤城山のイメージは女性的で上手にその気品を出したいのだが。
○そのままよ月もたのまじ伊吹山 芭蕉
Google検索:約 25,100 件。奥の細道の道中、俳諧同志に招かれた時読んだ句とのことだ。伊吹山は月の力を借りるまでもなく秀峰として一本立ちしていると讃えた句。
■彦九郎忠次も揃って赤城の子
赤城山を見て育った高山彦九郎は自刃、国定忠次は磔といういたましい最期をとげた。しかし、赤城を前にして恥じる事は何一つないであろう。