東北の海よ:老人の寝言:老人の妄想:身辺雑記:田舎老人徒然草:東京電力福島原発事故を起こした東京電力経営幹部の刑事裁判の判決が出た;悪党に 泣かされつつも 世は進む。20190920。
2019年9月20日(金)
昨日は晴れ。ざっそう句;悪党に 泣かされつつも 世は進む。秋の天気は変わりやすいのか。また、夏日になった。宅内閑居。暇に任せて、WEBニュースを見る。福島原発事故の刑事責任を追及され、検察審査会により強制起訴された東京電力の旧経営幹部に対する判決が出た。全員無罪という半ば予想された結果であった。まさに、無理が通れば道理が引っ込むという諺の通りであった。刑事責任と民事責任も現象全体を捉える便法に過ぎないのだ。安倍晋三内閣総理大臣は、法の支配が大好きだが、悪法と言えども法であるという便利な方便もある。結局、今回の判決は、象のような圧力を有する権力側が蟻のように小さな被害者側を踏みにじっただけに過ぎないのだ。だが、この世の中はデカいだけが取り柄で無い。頭脳もハートも恐竜並みの怪獣でもやがて倒れる時が来て、ついには小さな蟻の餌になるのがこの世の掟なのだ。先日、家電量販店で貰ってきたカタログをざっと見て処分した。4K8Kテレビも、もうオレ様とは無縁のようだ。消費税増税もカウントダウンに入ったような印象だ。だが、まだ買い溜めの気配も余り無い。物によっては値下げになる物もありそうだ。マァ、買い急ぎはしなくても間に合いそうだ。気になるのはスーパーの値札。
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東北の海よ:老人の寝言:老人の妄想:身辺雑記:田舎老人徒然草:東京電力福島原発事故を起こした東京電力経営幹部の刑事裁判の判決が出た
東京電力福島原発事故により、多数の被害者が出て、東京電力はその被害者に損害賠償金を支払った。東京電力から電力を買っている契約者は、当然電力料金を支払うが、その料金が損害賠償金に転用・ピンハネされている。このような、金の流れは、一般常識から考えれば、とんでもない詐欺行為に等しい。東京電力が起こした事故に、その事故に責任が無い契約者が東京電力の賠償金を肩代わりさせられるのは、まともな経済・社会的常識に反している。
「東北の海よ:老人の寝言:東京電力福島原発事故を起こした東京電力経営幹部の刑事裁判:その行方に日本の将来が掛かっている;嘘吐いて その場逃げれば オレの勝ち。20181018。(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2018/10/20181018-b45c.html)。(2018年10月18日 (木))」
その一方では、東京電力の経営幹部と東京電力は、自己の財源から原発事故の被害者への賠償金を支払うべきなのだが、その責任は一部しか負わず、多額の退職金を得て退職したらしい。普通の民間企業の経営幹部は、大事故で自己の経営責任を認めた場合は、私財も含めて損害賠償に充当する場合が多いようだ。真相は闇の中だが、東京電力の経営幹部は自分たちの金には甘く、原発事故の被害者の損害に対しては厳しい対応をしてきたように妄想する。被害者に迷惑を掛けて申し訳ないと謝罪はするが責任を取らない。被害者ならこの人でなしと罵りたくなるだろう。
WIKIPEDIA「勝俣恒久。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%9D%E4%BF%A3%E6%81%92%E4%B9%85)」
東京電力の組織の末端で働いている従業員は、経営幹部と比較すると模範的会社員という印象を受けた。事実、学力も人柄も優秀な従業員をかき集めていたように感じる。多分、経営幹部は殿上人に過ぎなかったのだろう。かくて、東北三大災害以来、オレ的には東京電力に対するイメージは地に落ちたままだ。
東北三大災害の福島原発事故対応の印象と重なるのが、最近台風10号で大問題になった千葉県の大停電である。停電の復旧予測に基づいて、電力利用者は自分の計画を立てるのだが、復旧予測は、精度を欠いた上、利用者への配慮も欠いていたように思わざるを得ない。
福島原発事故の被害者は、東京電力の経営幹部の責任を徹底的に追求したいと思うのは当然だろう。だが、権力の犬に化した検察は、被害者原告団の告訴を全て門前払いにした。最早、検察は死んだのに等しく、日本の三権分立の司法権は、完全に健全性を失っているのだ。そこで、最後の望みは検察審査会に移るのだが、この制度も、人間の盲腸のようでその機能が今一つはっきりしない。
追記(2019/09/22):カルロス・ゴーンの不当逮捕に関して、まっとうな論陣を張っている郷原信郎氏の東京電力福島原発事故を起こした東京電力経営幹部の刑事裁判の判決に関する発言がYOUTUBEに掲載された。郷原信郎氏の論調にもどこかヤメ検の雰囲気が漂っている。判決が当然予想された結果だとはビックリした。ともかく、今回の裁判は、裁判長もおかしい程だ。不当判決で出世して、その時が来たら、この判決を下した裁判官は当然リコールに値すべきではないか。検察担当の裁判官は即刻上告して最高裁まで戦え。もう裁判が当てにならなくなったら、AIロボットに裁判をさせた方が良い程だ。
YOUTUBE:「郷原信郎氏:大規模事故には現行の業務上過失致死傷罪は不十分 原因究明と再発防止に両罰規定の導入を(https://www.youtube.com/watch?v=3JhMDdRe0WU)。(videonewscom;チャンネル登録者:3,662 回視聴;2019/09/21 に公開)」
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https://ja.wikipedia.org › wiki › 検察審査会
検察審査会(けんさつしんさかい)は、検察官が独占する起訴の権限(公訴権)の行使に民意を反映させ、また不当な不起訴処分を抑制するために地方裁判所またはその支部の所在地に設置される、無作為に選出された日本国民(公職選挙法上における ...
概要 · 組織 · 流れ · 審査された事件
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検察審査会が正常に機能しても、判決を下すのは裁判所で、既に裁判官も自分の存在は盲腸程度のものと諦めているのだろう。やはり、日本の三権分立は病んでいるのだ。
CEEK_JPでキーワード「検察審査会」を検索すると、「東電旧経営陣3人に無罪判決 東京地裁、福島第... (地方・地域) 13:56 河北新報」がヒットした。だが、クリックすると「指定されたページは表示できませんでした。既に削除されたか、一時的に閲覧できない可能性があります。」と表示された。判決は13:30に始まるとされていた。何があったのか。
NHKは、「福島 NEWS WEB 東電旧経営陣裁判 全員無罪。;url=https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190919/6050006977.html。(09月19日 14時45分)」というタイトルで、「福島第一原発の事故をめぐり、東京電力の旧経営陣3人が強制的に起訴された裁判で、東京地方裁判所は、3人全員に無罪を言い渡しました。 無罪を言い渡されたのは、東京電力の勝俣恒久元会長(79)、武黒一郎元副社長(73)、武藤栄元副社長(69)の旧経営陣3人です。3人は、福島第一原発の事故をめぐって、検察審査会の議決によって業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴され、いずれも無罪を主張していました。 おととし6月から37回にわたって行われてきた裁判では、検察官役の指定弁護士が、「巨大な津波が到達するという計算結果の報告を部下から受けた段階で、津波の到達を予測でき、原発の運転を止める義務があった」として、禁錮5年を求刑しました。 一方、旧経営陣3人の弁護士は、「計算結果の根拠は信頼できるものではなく、土木学会に検討を依頼して見解を得るという、合理的な手順を踏んでいた。被告らは、事故を予測できた可能性はなく、事故を防ぐこともできなかった」と主張していました。
東京地方裁判所では判決の読み上げが続いていて、無罪の理由はまだ明らかになっていません。」と報じた。
オレ的には、東京電力が福島原発事故の損害賠償を支払った事実があるのだから、福島原発事故の責任を認めた筈だと理解する。津波が予見できたか否かは、枝葉末節の事実では無いか。ちょっと待った。この理屈では、民事裁判になってしまうのか。業務上過失致死傷を争って刑事事件になるのか...。ちょっと待った。事故を予測できたか否かは仮説に過ぎないのである。誤魔化したり、騙したり何でもありが、人間が近づけない原子炉事故の現場なのだ。結局、事故を起こして損害を発生させたのは明らかな事実なのだ。東京電力の経営幹部は結果的刑事責任を取るべきなのだ。それこそが、支払った損害賠償と対応する事実では無いか。要するに、民事も刑事も突き詰めれば判然と分離できない因果関係で結ばれているのだ。
テレビ朝日は、「東電旧経営陣「無罪」の理由 「予測可能性」認めず。;url=https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000164777.html。(東電旧経営陣「無罪」の理由 「予測可能性」認めず)」というタイトルで、「 巨大津波は予想できなかったのか。福島第一原発事故を巡って東京電力の旧経営陣の責任を問う裁判で、東京地裁は元会長らに無罪判決を言い渡しました。東京地裁前から報告です。 (社会部・古賀康之記者報告): (Q.東京地裁が元会長らを無罪にした一番の理由は?) 被告らが巨大津波を予測できたかなどについて、裁判所は検察官役の指定弁護士の主張を真っ向から否定しました。裁判所が無罪の理由について時間をかけて述べたのは、震災前に原発を止めるべきだったかについてです。判決によりますと、「運転停止命令も受けておらず、事故も発生していない状況で原発の運転を停止するのは手続き的にも技術的にも相当な負担と困難があった」と述べました。」と報じた。
福島原発事故の直接的原因は、原子炉冷却のための電源喪失であった。これは、「予測可能性」の問題で無く、運転中の原発が原子炉冷却出来なければ重大な事故に至る事は、技術的にも科学的にも実証されているのだ。チェルノブイリ原発事故、スリーマイル島原子力発電所事故も、原子炉が暴走した事が直接的原因である。「予測可能性」は、極論すると全ての原発が内在的に保有している原発特有な欠陥なのだ。極論すると、安全と費用の取引になる。東京電力福島原発事故は費用をケチって安全を悪魔に売り払ったのだ。まさに、経営責任の放棄であり過失と言うより故意に近いのでは無いか。
安全が重視される製造物には無過失責任が問われる。製造物責任法がある。東京電力福島原発事故により、各社の原発は安全性強化の対策が求められている。逆に言えば、東京電力福島原発は十分な安全性が確保されていなかったのだ。福島原発事故の責任を取らず食い逃げする旧東京電力経営幹部の犯罪はこれからも永久に追求されねばならないだろう。
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項目 | 日積温 | 残日 | 通日 | 通積温 | TA | TX | TN | TD | WX | SN | RN | 瞬低T | 瞬高T | 瞬風 |
DATA | 552.8 | 103 | 262 | 105978.7 | 23.0 | 27.9 | 19.6 | 8.3 | 6.4 | 8.9 | 0 | 19 | 28.1 | 11.5(北西) |
時刻等℃ | 日 | D | ℃ | ℃ | ℃ | ℃ | ℃ | m/s | H | mm | 01:35 | 13:58 | 08:57 | |
2019年09月19日 伊勢崎(イセサキ) | 1年の | 72% | 経過 | AMEDASへのリンク |
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