2010年9月18日 (土)

落雷:いとしきもの

2010/9/18

昨日、第二次管内閣の組閣が行われた。これからの日本はどうなるのか期待と不安でその結果を見守った人が多かったと思う。ともかく、政治家は自分の政治生命をかけたことばだけはしっかり守ってもらいたいと常に思う。しかし、それを国民一人一人が記憶の中にしっかりとどめ、政治家の行動を検証するのも大変な事だ。人の記憶は徐々に薄れ、それを良いことに政治家も前言を翻し、時には記憶にないととぼける。継続的な仕事にはPDCAが大切であると言われるが、政治家の場合このC(CHECK)がどうもあいまいである。

雑木歌録:そろばん

■国会の 先生方の そろばんは 音はすれども 数合わぬなり

ともかく、組閣という最初の数合わせは終わったが、公約実現という最大の数合わせで、パチパチという音は歓迎するが、ギシギシという音は勘弁願いたい。ところで最近、マニフェストというコトバが流行しているが、なぜ横文字なのか理解できない。マニフェストとは国民との契約であると説明されているようだが、マニフェストの中にその通り規定されているのであろうか。その点公約とすれば一目ではっきりする。基本政策文書に横文字を使うのは何となく逃げ腰のように感じる。

雑草句録:落雷

■落雷や停電の不便のありがたさ

最近は送配電システムの管理が良くなったのか停電も少なくなり、停電の時間も短くなっている。しかし、落雷が宅内の機器に及び被害が出ると復旧に手間取る。その間、不便ではあるが機械に使われない貴重な時間を貰ったような気がする時がある。

追記:落雷によりパソコンやMODEMがこわれたと言う話を良く聞く。雷サージは電源ラインと電話ラインの二系統から入る。機器が壊れるのはこのサージ電流により、機器内部の電子部品が破壊されることによる場合が多い。MODEM等の機器が壊れやすいのはコストの安い機器に高性能なサージ保護対策がとれないという事情があるのかもしれない。

かつて、光ケーブルが導入される以前に、光ケーブルが導入された場合、万一の場合の端末の電源供給をどうするかという議論があり、その対応を検討した事があった。一般電話の場合、局側から端末側に電力を送るので、端末は繋がっていれば機能する。光ケーブルの場合、局側から電力を送れないので、電力は端末側で用意しなければならない。通常はその電力を商用電力線から貰ってくる。しかし、停電の時は、その電力がもらえない。そんな時どうするかという問題であった。

この事情は今日でも全く変わっていないと思う。しかし、今日では電力が止まって、一般電話が不通になっても携帯があるので何とか急場はしのげるかもしれない。しかし、大規模で長期間の停電が続くと携帯の充電も難しくなる可能性もある。以前光電話に換えようかと考えてNTTに電源バックアップについて聞いてみたら、そういう装置は扱っていないという事であった。停電の時には使えなくなるという説明も、パンフレットも見落としそうな小さな扱いでしかない。ぐんま経済新聞(2010年2月11日 1:17 AM)によるとNTTの群馬の「フレッツ光」の世帯普及率は26%という。現状のまま進むと、普及率が大幅に向上した頃問題が発生する可能性も残る。

尚、NTT東日本のサイトを調べてみると『ひかり電話停電対応機器について
ひかり電話停電対応機器は、「停電対応電源アダプタ」と「停電対応電源アダプタ用電池ケース」で構成されています。ご希望のお客様へ、レンタルにより提供いたします。』とあり、最近は状況は少し改善され無対応とまでは言えないようだ。アルカリ乾電池は6ヵ月毎の交換が必要で、約20分の電源バックアップを可能とするとの事だ。パソコンや仕事等を含めたシステムのバックアップを総合的に考えないと判断が難しそうだ。

2010年9月17日 (金)

値札:いとしきもの

2010/9/17

雑草句録:値札

■夏草が野菜ならばと値札見る

今年は畑の雑草を試食してみた。結構食べられるものがある。そういえば、毎年勝手に生えてくる菜類も我が家では雑草になりかけている。野菜の種を播いても、先客の菜類が一緒に発芽して多数の方に負けてしまう。

追記:昨日はサンマが食卓に出た。今年の暑さは海水面温度にまで及び、平年より2℃ほど高く、この影響で8月のサンマは例年になく不漁となり平年の数倍の高値を付けて話題になった。9月に入り、価格は下がっているようだがまだ平年より数割高いようだ。大根下ろしのため、かみさんが大根半分を買ってきたが、こちらも夏の暑さの影響で平年より高かったようだ。最近は外出も少なく、生鮮食品の値段にうとかったので、それならイワシにしたらと言ってしまった。気になってサンマの不漁を調べていたら、イワシは豊漁で値段が安いという情報があった。旬という点では秋だサンマだという発想も必要なのかもしれないが。自分が買うサンマはほとんど百円以下の解凍ものだ。

ともかく、日本人は食べ物に飢えている訳でなく、話題に飢えている。情報を発信する側も受信する側も、何か話題があるとすぐにダボハゼの如く食いつくが、また直ぐに忘れてしまう。食料だけでなく話題も外部に依存するほど精神が貧困になったのか。使い捨ての話題。それが無いと、気まずく、人間関係の間がとれない。そんな状況を思い浮かべてしまう。こんな精神構造を良いことに、どこかに便乗値上げは無かったろうかとつい思ってしまう。

ところで、物の食べ方も人様々だ。物をたべるにも、贅沢、誘惑不要、つき合い、見え、なんとなく人並み、習慣、気の向くまま、義務的、生存必須と色々なレベルがある。自分は、人前では気が引けるが、家ではイワシやエビは丸ごと、サンマは鰓の下から尻尾の先まで骨ごと食べる事にしている。おかげで歯は丈夫である。どうも消費生活という面ではレベルの低い状態に甘んじているようだ。これには、好き嫌い、美味しいまずいというより人生観も絡んでいるようだ。

かつて幼少の頃、農作業の手伝いに来てくれた人が、焼きサンマの頭から尻尾まで全部食べてしまうと母が驚嘆して話題にしていた事があった。焼きサンマと言えども頭の部分は余り焼けないので話題にしたのであろう。でも、ものを頂く姿勢を思うとその手伝いの男性の姿は輝かしく思えた。おかずのサンマが二匹も三匹も出る筈はない。全部食べる事は出してくれた人への感謝とサンマ様に対する供養の気持ちがあったかも知れない。当時の貧しさを思うとサンマは大変なご馳走で余すところ無く食べたいと言う気持ちもあったろうが。

その当時は頭や尻尾は当然だが、はらわたや骨は残していた。母の話を思い出したり、手作りのいかの塩辛を作るようになった頃からサンマのはらわたも気にならなくなったようだ。にがみを含んだ味というのは人生の積み重ねで発見するようだ。がつがつ、ズウズウ音を立てて食べる習慣は子供達の避難の的であったが、これは直りそうがない。

2010年9月16日 (木)

桃袋:いとしきもの

2010/9/16

雑草句録:桃袋

■桃袋中身ないままぶら下がり

桃がなったので紙袋をかけた。そろそろ熟したかと中を覗いてみたら既に落果した後であった。桃の袋かけも技術がいる。それよりも、消毒を徹底して果実を育てるのが基本のようだ。手遅れとなった桃袋はそのままぶら下がっている。

追記:袋は市販の物を使用した。桃は果柄(用語はこれで良かったかナーとネット検索:写真でわかる園芸用語集にお世話になった。)が短いので枝と距離が近く、袋掛けが難しい。袋をかけても収穫はゼロで出費だけで終わった。リンゴの袋掛けは最初は害虫の防除の為に使われたと言う。殺虫剤を含ませた袋もあるようだ。早生桃の春雷という品種は害虫が盛んに活動する前に実が生るためか、消毒も袋掛けもせずに収穫できている。樹齢5~6年程度であろうか。最近は枝がたわむほどなる。糖度はやや低め、形もやや小さい、種は核果であるが軟らかいとやや普通の桃とイメージが異なる。人気も今ひとつであるが、逆に幾つでも食べられて、畑のオアシスになっている。

2010年9月15日 (水)

パフォーマンス:いとしきもの

2010/9/15

雑草句録:パフォーマンス

■靖国の御霊も目を剥くパフォーマンス

終戦記念日の靖国神社の参拝はその時々の状況によって変わってくる。今年は政権与党の閣僚は参拝しなかった。この句ができた年は政治家の参拝もパフォーマンスに見えて戦死者への配慮はどうなのかと感じたようだ。

追記:9/14民主党の代表選挙が行われ管氏が代表に再選された。結果を知ったのは19時のニュース。開票中は畑で草むしり。これで二週間の選挙戦は終わった。選挙戦のトーンも前半と後半では変わってきたように思える。ともかく論争は盛り上がってこそ、その争点がはっきりする。しかし、その肝心の論争のどこまでがパフォーマンスであったのかは冷静に国民が検証しなければならないのだろう。

本日も朝と夕に苗畑の草むしりで二回大汗をかいた。苗は雑草の海の中で溺れ、さらにその上に蔓が巻き上がってどこから手をつけてよいのか迷う。やはり、原則は大きい物から片づけるのが良いようだ。ようやく苗の姿が見えてくると、雑草に比べてその育ちの遅さに愕然とする。根本がかみきりむしに食害されて倒れているリンゴ苗も発見し、更に呆然とする。しかし、雑草は一年が勝負。果樹は来年もある。今日も落果した青リンゴを数個収穫した。もう、樹上のリンゴは無い。「奇跡のりんご」は自分には無理なようだ。普通のリンゴも無理かもしれない。しかし、青リンゴまできたのだから、来年はもう少しレベルアップしたい。ものは考えようで、青リンゴで落ちた方がリンゴ樹の体力維持になっているかもしれない。小さな株に実をつけさせたシシユズ(シシユズはこのページ参照)は二年間実を付けなかった。この草むしりも来年のためという思いがあるので大汗がかけるのだ。

2010年9月14日 (火)

盆棚:いとしきもの

2010/9/14

雑草句録:盆棚

■ちがや刈り盆棚作り一服す

ちがやは刈って、乾燥し、縄になうという一連の工程がある。できあがったチガヤの縄を盆棚に飾る。田んぼの畦にはチガヤが生える場所を確保している。こんな手間をかけて何故盆棚を毎年作っているのか自問する時もある。

しかし、こんな事を父に代わり十数年続けていると何となく先人達の気持ちに通じるような気がするようにもなる。先人を偲ぶには身の回りの物だけで十分ではないか、先人も贅沢は望まない、それよりも先祖の事を忘れないでくれと訴えてくるように感じる。お盆を迎え送るという行為は、先人との対話を可能にしてくれる良い機会ではあると思う。

追記:まだ日中は暑いが、薄着のままだと体温が下がり早朝目が覚める。季節は確実に動いている。書きためておいたブログ原稿も季節に合わなくなる。外では盛んにコウロギ等の秋の虫が鳴いている。耳鳴りも消えてしまいそうである。そこで一句。

■耳鳴りも消え入る程の秋の虫

目を閉じ耳を澄ませてしばし虫の声に聞き入るが、その全体的な印象を唯一つの句にすることは不可能に近い。かつて虫の声を右脳で聞くか左脳で聞くかという事が話題になった。こんな事を思い出すと、虫の声は既に背景になっていた。

それと同時にパソコンのファンの回転音が気になりだした。8bitのゲームマイコン時代はCPUの動作周波数も低くファンは付いていなかったと思う。16bitの自作パソコンの時はCPUと一緒にファンを買った記憶がある。それ以来パソコン・CPUは動作周波数を上げて発熱させて使う事が前提になってしまった。ファンは付けるのが当たり前。しかし、消費電力から考えると勿体ないのも確か。

半導体の高集積化と設計思想の変更でファンレスパソコンは十分可能であると思うが、メーカーは下手な作戦で墓穴を掘るまいとしているように思われる。結局、時流に乗り遅れないという消極的な作戦しかとれないのが実状のようだ。既に今日のパソコン価格は8bitパソコンの普及期以降の価格帯に入っている。そんな流れを漠然と見ていると、「パソコンはなくなるの?」という予感がひらめく。

そう言えば、ソニーの「○○はなくなるの?」と言う、かつてのショッキングな宣伝が連想された。調べてみると○○はベータマックスであった。

以下ソニーのホームページ(SonyHistory)の一節:「 そんな折、1984年1月25日から4日連続で主要新聞に出されたソニーの広告は、目を引いた。「ベータマックスはなくなるの?」「ベータマックスを買うと損するの?」「ベータマックスはこれからどうなるの?」とネガティブな問いかけで畳みかけ、最終日に「ますます面白くなるベータマックス!」と締めくくったこの広告手段の奇抜さに、世間はびっくりした。ベータ方式の劣勢を報じるマスコミ、そしてベータファンの抱く不安に対するソニー独特の応じ方であった。」

ソニーのホームページで、『「Sony History」は、1945年から1996年までのソニーのあゆみを物語にした、創立50周年記念誌「源流」(1996年8月発行)を要約したものです。」』と述べている。この期間は自分が生きてきた期間と重なり、社会、企業、個人の歴史を振り返る良い区切りになると思う。

幾多の時を経て、ソニー自身が当時の歴史を語れる時代が来たようだ。やはり、時を経る事により評価も歴史も事実として落ち着くのであろう。このような作業は時には企業にとって厳しい事かもしれないが、それを伝え生かすという意欲と体力があるという証でもあろう。やはり、企業は企業なりに、個人は個人なりに歴史や体験を次の世代に伝える事は意義があると思う。SonyHistoryは機会を見つけてもう一度読んで見たい。

流れが途切れたが、携帯機器が高機能化すると大体それで間に合ってしまうのでパソコン離れも進む。ふと、自分の現用パソコンが10年ほど前のデスクトップ型。現在のノートパソコンは既にファンレスなのか。ともかく、安くなったパソコンからファンを取ればコストダウンになる。消費電力も下がる。しかし、寿命も延びて買い換えは進まなくなる...。

そう言えば、かつてはパソコン雑誌を時々買ったが、今は書店で立ち読みもしなくなった。昔の話ばかりで老化の始まりと言われ兼ねない。でも、十年後を予想するためには、十年以上前の事もレビューする必要があると思う。ようやく薄明るくなり鳥が鳴き始めた。またしばらく時間がたった。もう鳥の声は聞こえない。

2010年9月13日 (月)

アマランサス:いとしきもの

2010/9/13

雑草句録:アマランサス

■ぐんぐんとアマランサスの威勢よさ

アマランサスはヒユ科の雑穀で、この種子を通販で買って育てた。背丈以上に伸びる。口に運ぶ前に、精製でつまずいた。種子がゴマ粒より小さいので、最後の精製で砂粒等の極小さな異物を除去出来なかった。結局、試食はあきらめた。しかし、色々な選別法を考える楽しみはあった。考えは回路のフィルターと同じであるが、異なる網目のふるいを数種使ったり、何段階かのフィルタリングが必要だった。最後の選別で、大きさや外形が同じ異物を取り除くとなると、比重や色彩等で識別する必要がありそうだが、そんな装置を作っていたら余生は終わってしまう。

追記:アマランサスの様子はこちら(BLOG内リンクを設定してみた。)を参照。⇒ウエブページ:農園の風景。草丈が高いので発芽初期以外雑草に負ける心配は少なかった。最初の収穫は穂の部分を刈り取った。産地では機械化も進み生産方式も確立していると思うが、そういうノウハウが無いと作りこなせないと実感した。雑穀は健康によさそうだという情報とアマランサスという名前の響きの良さと珍しさで作って見ようと言う気になった。身の丈ほどの高さになる畑の雑草のヒユと似ている。アマランサスの葉も野菜として食べられるという事だったの、ヒユを汁物の具材として試食してみた。インスタント食品を使い始めるとどうしても野菜不足気味になる。野菜が無いときは役に立ちそうだ。アマランサスも手間のかからない野菜として利用するのなら面白そうだ。雑穀も生産性と食味では一般の米麦等にはかなわないと思う。商品として買った事はないがそれなりの値段だと思う。おいしい物を絶たないと食味の悪い物は口に入ってこない。健康に良いと聞くとまずくても飛び付くかもしれないが、値段も高く食味も良くないとなれば長続きしない。ただ、好き嫌いせずその時食べられる物を食べるという雑食性を徹底するほど生存できる確率が向上する点は疑いがないと思われる。

2010年9月12日 (日)

水風呂:いとしきもの

2010/9/12

昨日は9・11テロの起こった日だがこのテロも日々遠くの記憶になりつつある。一番不気味なのはテロの実体が見えずいつ起こるか分からない不安に常に悩まされる続ける事であろう。これは武器を以て武器を制するという発想が限界に来ている事を示しているのではないか。武器になる物は身の回りに溢れているのだから。

雑草句録:水風呂

■水風呂や一人散髪すがすがし

真夏の仕事で汗をかいた後に入る水風呂。残念ながらビールは出ないがすがすがしい。ついでに伸びた髪を一人で散髪するとすがすがしさは二倍になる。これも元気だからできる事だ。

追記:早朝から汗がじっとりとにじむ事が多かったが最近は何とか汗が収まりかけてきた。手元の百均の温度計が28℃か29℃がその分岐点のようだ。体温と外気温が7~8℃以下になると動かなくても汗がにじむようだ。半導体を使用する場合熱設計が必要になる。半導体チップ自体を裸で使うことは安全性・信頼性等の問題で避けるのが常識だ。従ってチップを容器・パッケージ等で覆うことになる。ところが、チップの周囲にこのような保護物質があると、半導体内部で発生した熱が外部へ逃げにくくなる。丁度人間の衣服と同じ様な関係がある。熱は高い方から低い方へ流れる。熱設計は発熱部の温度、外気の温度及び熱の伝わりにくさ(熱抵抗)を想定して行う。近似的には定常状態を想定した方が簡単だ。しかし、過渡的な熱変化を想定しなければならない時もある。NECのパソコンの動作周囲温度の規格を調べてみたら上限は35℃であった。ケースに手を触れると少し暑いという感じで、丁度その温度くらいで偶然なのかファンが回り出す。ケース内の温度はもっと高くなっていると思う。どこかでファンを回すための温度検出をしているようだ。そんな事を考えていると人間の発汗作用も非常に高度にプログラムされていると驚く。当然湿度も発汗に関係するだろう。蚊が活動するのも通風が悪く、気温が高い時であるがこういう条件が発汗と関係することをなんとなく納得した。

2010年9月11日 (土)

青リンゴ:いとしきもの

2010/9/11

雑草も今が花を付け種子をならせるための最後の踏ん張り時。畑の苗も雑草に勝つか負けるかの分かれ目。そんなわけで、ここ数日は苗の救出にかかりっきり。ヒメジョオンは羽毛の着いた小さな種子を飛ばす寸前だ。イシミカワには既に実が付いている。ヤブガラシはつぼみが膨らんで花が開きそうだ。メヒシバも密生しているので上へ上へと伸びて背丈以上になりついにへにゃっと倒れて尚伸びようとしている。こうなると刈り取りも手間がかかり大変だ。畑に入ると実の付き始めたあのリンゴの木(ジョナゴールド/ M26台 )が無い!

背丈以上に伸びた雑草のジャングルをかき分けて調べると、根本がカミキリムシに食害されて、蔓や雑草の重量と風圧でやられたのか、倒れて瀕死の状態になっていて愕然とした。果樹は弱ると実を落とし、次ぎに葉を落とす。根本に落ちた青リンゴが転がっていた。摘果で青リンゴが収穫できれば上々の方である。今年は管理不足で青リンゴを収穫してしまった。駄句でもひねって慰みとしよう。それでは、以下本題。

雑草句録:青リンゴ

■青リンゴいれたカレーで元気付け

摘果した未熟のリンゴをカレーに投入した時の句。初生りの頃のリンゴで捨てるのも勿体なかった。果物も自分で作るとその時々に使い道があるような気がする。青リンゴの酸味、渋味もまた別の味で楽しめる。アップルコンピュータのロゴマークはかじりかけの青リンゴだったような気がする。アップル社のロマンとベンチャー精神がそのロゴマークに生きているようだ。青リンゴをカレーに入れたって良いじゃないか。元気になれば

追記:アップル社はiPod 、iPone 、iPadと小型携帯機器で次々にヒットを飛ばしている。単なるハードだけの勝負ではなく、徹底したソフト戦略をとっている事が快進撃の主な要因であろう。そのアップルも成長の過程で苦い経験もしている。しかし、企業としていろいろ挑戦し、失敗した歴史から多くを学んだ結果として現在のアップルがあるのであろう。

元技術者でエンジェル投資家の平強氏は自身のブログ「挑戦せよ」で、日本の技術者もアップルに挑戦して欲しいと声援を送っている(http://tsuyoshitaira.com/参照)。故・池田首相が1962年、当時のフランスのドゴール大統領訪問時に手みやげにしたトランジスタラジオ以来、小型電子機器は日本のお家芸になった。しかし、芸事に甘んじていては世界のトップを目指すのも視野に入ってこない。池田首相がトップセールの先駆けであったとしても、今日では企業の技術力マーケッティング力等を含めた総合力が市場での生き残りを決めるのかも知れない。創業の精神はその色々な力を収束するレンズの役割をするのであろう。

2010年9月10日 (金)

黒あげは:いとしきもの

2010/9/10

雑草句録:黒あげは

■竹藪やひらりひらりと黒あげは

ちょっと薄暗い竹藪に黒アゲハが舞う姿は印象的であった。何を求めて舞っているのか。まだ黒アゲハが家のまわりにいたのかと認識を改めたりもした。

昨年はアシタバを播種して苗から育てた。大事なアシタバの苗の葉が無くなって呆然としていたが、よくみると大きな黒アゲハの幼虫がいた。黒アゲハの幼虫はアシタバを好むのではないかと思っている。生き残ったアシタバは今年花をつけそうな気配である。一~二年で枯れてしまうのは勿体ないが。

追記:昆虫エクスプローラで色々なアゲハチョウが検索できた。アゲハチョウに関しては幼虫と成虫の対応をとるのが難しい。アシタバに着いたアゲハの幼虫はキアゲハのものだったかもしれない。キアゲハはニンジンの葉等を食べるようだ。それではアシタバを食べる幼虫は?単にアゲハチョウと言っているのはナミアゲハの事なのか。ともかく、クロアゲハが薄暗い所を好むようだが、何故か?明暗という環境の中で外敵から身を守るためか。よく見ている訳ではないが、アゲハと思っているチョウのなかにやや黄色の濃いのがたまに混じっているので、これがキアゲハだったかもしれない。我が家にはクスノキがあり、アオスジアゲハが飛来するのは知っているが、しばらく出合っていなかった。最近、ちょっとだがそれを見た。クロアゲハも見た。アオスジアゲハとクロアゲハの飛翔性を比較するとやはりアオスジアゲハの機動力が勝るようだ。チョウは行動半径が広いのでどこからきたのかはっきりしないが、幼虫の育つ環境があることは確かだ。ついでにモンシロチョウについて。チョウでは一番ポピュラーで、かつては畑に多数舞っていたが、最近は心持ち少なくなっているように感じる。菜類を作る農家も減って、作る農家は防除を徹底するためなのだろうか。我が家のニラの花にも集まったが、そのニラも消滅しそうだ。

2010年9月 9日 (木)

虫食い:いとしきもの

2010/9/9

雑草句録:虫食い

■虫食いのトウモロコシを愛でて食い

この年は曲がりなりにもトウモロコシが収穫できたようだ。今年は、除草がめんどうなのでポットに種をまいたが、事情により畑に植える事が出来なかった。ポットが無惨に転がっている。管理の限界を超えてあれこれに無闇と手を出すと共倒れになってしまう。

追記:昨日は台風9号の影響で予想外の雨が降り一息ついた。猛暑が去れば、植物も、熱、乾燥、日射等のストレスが少なくなり、年内最後の成長モードに入る。果樹苗には蔓草が覆いかかっている。蔓には巻かれろと居直っているが、内心ほとほと手を焼いている。そこで、ここ数日は蔓退治に没頭している。蔓退治というより苗救出である。冬までに少しでも多く日光をあててやりたい。放置すればそのツケが回ってくる。蔓に負けて枯れていった果樹苗も多い。以下の蔓からみのニュースも自分にとっては特記事項だ。

数日前、「京都・京田辺で39.9度 9月最高気温を10年ぶり更新 ...気象庁によると、沖縄付近を移動する台風9号の影響で、西日本に暖かい南風が大量に流れ込んだという。2010/9/5 23:11(日経)」と叉も新記録というニュースが一斉に報流れた。

ところが、その後「大阪兵庫京都滋賀奈良和歌山最高気温、京田辺「日本一」本当? 計器に大量つる 京都新聞 9月7日(火)9時29分配信」等とそのデータに疑問符を付けるニュースが流れた。京都新聞の記事はアメダスの気象観測についての解説記事にもなっている。自分もデータの信頼性等に興味があるので以下にそれを引用する。

京都新聞 記事の続き:「植物のつるがからみついたアメダスの機器。男性の手元付近にある気温の観測装置は生い茂る葉で隠れている(6日午前11時45分、京田辺市薪西浜・京都府営水道薪中継ポンプ場)
 京田辺市は6日も最高気温が38・3度に達し、今夏で4回目となる国内最高気温を記録した。全国的な猛暑の中で記録ラッシュが続く京田辺のデータの基礎となる気象庁設置のアメダスの温度観測機器につる性の夏草が大量にからみついていることが6日、取材で分かった。温度測定は常に外気を取り入れる必要があるが、機器内に空気が滞留した状態で測定されていた可能性がある。前日5日の「今夏全国最高39・9度」にも疑問が出てきた。
 温度計は地上約1・5メートルにある通風筒内部にあり、内部のファンで通風して常に外気を取り入れた状態で測定している。気象庁が設置するアメダス観測機器は京田辺市薪西浜の府営水道薪中継ポンプ場内北側にある。観測機器の周囲は人の背丈ほどの草が生い茂り、通風筒とその支柱にはつるが大量にからみついていた。下草は4日に刈り取られ、つるも6日に撤去された。気象庁は年1回、保守点検しており、京田辺では昨年11月に実施したのを最後に点検はしていない。
 また、注目されるのが京田辺市消防本部が行っている気象観測機器のデータ。2階建て庁舎の屋上で測定しているが、気象台発表よりも最高気温が低い日が目立つ。8月1日から今月5日までの間で2度以上の差が出たのは5日。8月30日は3・4度の差が生じた。
 気象庁によると、アメダスの設置基準は風通しや日当たりのよい場所で周囲の地形や建物などに影響されないことを条件にする。ただ、京田辺市のアメダスの近くには今年6月以降、大量の建設残土も仮置きされており、現在は以前ほど風通しもよくない。
 京都地方気象台は「当時の状況を確認していないので、影響があったかどうかについては何とも言えない」としている。
 【アメダス】 地域ごとの気象情報を自動的に観測する気象庁のシステム。気温や雨、風、雪の状況を細かく監視するため1974年から運用を始めた。測候所の無人化による公務員削減の狙いもある。降水量の観測所は全国に約1300カ所あり、うち京田辺市など921カ所は気温も観測している。 」

上記の記事だけでは、なぜ疑問符がつくのかはっきり理解できない。「温度計は地上約1・5メートルにある通風筒内部にあり、内部のファンで通風して常に外気を取り入れた状態で測定している。」とあるが、このような測定系を蔓が覆った場合、真の外気温と測定された気温との誤差はどうなるかという問題になると思う。

気象庁の気温測定に関する記事:「気温はどこで、どのように計測しているのですか?
気温の観測は、風通しや日当たりの良い場所で、電気式温度計を用いて、芝生の上1.5mの位置で観測しています。 また、電気式温度計は、直射日光に当たらないように、通風筒の中に格納しています。通風筒上部に電動のファンがあり、筒の下から常に外気を取り入れて、気温を計測しています。」

通風筒に蔓が巻き付く事は想定外だったかも知れないが、蔓が巻いたときどんな影響が出るのであろうか。

(1)蔓が吸気・排気口をふさいで理論上の性能がでなくなる。⇒

(2)(1)の結果、外乱を受けやすくなる。直射日光⇒観測柱⇒通風筒という経路で熱伝導が生じて、滞留した空気を加熱する。⇒真の気温より測定温度が高く観測される。

(3)蔓の遮光効果:ゴーヤやへちまの緑のカーテンと同じで、これらの植物体が、遮光、蒸散等の機能を果たすので、(2)の効果をうち消す。

もう一台予備の測定装置があれば、蔓の効果、ひいては過去の測定データの信憑性が検証できた筈であり、蔓草の撤去は残念である。というより、避難を浴びないように証拠隠滅を図ったようで、いささかデータでメシを食う人類になくてはならない自負と配慮が欠けているようにも思われた。一つの観測系ではデータ比較は前と後との比較しかできない。測定系は唯一絶対の扱いになる。しかし、同じ気温を二つの測定器で測っておけば、測定器間のデータ比較が出来る。本命の測定器にデータに外乱の疑いが生じた。従って予備の測定器で同時にデータを数日間とる。その後、本命の測定器の蔓(外乱要因)を除去して、更に本命と予備の測定器でデータを数日間とる。蔓無しの時の本命と予備の測定データの相関で、蔓有りの時の本命の測定器の示すべきデータの推測が可能になる。このような機器間の測定データの信頼性を保つ必要性はISO9001のトレーサビリティの要求であったと思う。

下草を4日に刈って、蔓を6日に撤去したとなると平行測定する期間はあったことになる。既に相関データは取っているかもしれない。それならば、早急に発表すべきではないかとも思う。千載一遇の気象上の新記録に?が付くと言うことはその体系そのものへの不信を招く。それは事実としての記録のない人間寿命を遙かに越えた超高齢が名目上生存していた戸籍制度への不信感にも重なる。

ともかく、無人・自動で気象データを収集するアメダスシステムは日本の誇れる基本インフラになっていると思う。その信頼の基礎となる、観測条件の確保(芝の草刈り、蔓の除去、微気候測定に影響する周辺の測定環境の維持・管理等)に問題は無いのだろうか。

2010年9月 8日 (水)

有機リン:いとしきもの

2010/9/8

雑草句録:有機リン

■殺虫剤有機リンでぞっとする

夏の野菜作りは害虫と雑草との戦いと言えるかも知れない。最近はインターネットで殺虫剤等を検索できるので重宝する。例えばマラソン乳剤を調べると、「・有機リン系殺虫剤です。 ・作用機作はコリンエステラーゼ活性を阻害し、殺虫作用を示します。」というような説明が容易に入手出来る。

安全使用上の注意として「・本剤の解毒剤としては、硫酸アトロピン製剤及びPAM製剤の投与が有効であると報告されています。」と書かれている。

実は、この解毒剤がオーム真理教の起こしたサリン事件のサリン中毒に有効であると報道されたのを知ってから、有機リン系殺虫剤が気になるようになった。サリンも有機リン化合物である。薬剤は人間と害虫を区別しないことに注意しなければならない

追記:農薬の使用に関しては、濃度、使用回数、食用までの農薬使用禁止期間を守る事が重要なようだ。作物に残留農薬が付着していても有害のレベル以下ならば許容するという前提がある。ところが、人体実験で有害になる農薬量を決めることは人倫上できない。そこで、人体の代用生物で有害量を求めて、その量を人の体重に換算して、ある安全係数をかけた値を許容量としているようだ。何段もの前提が成り立っていることが仮定されている。部分的に見れば極微量で問題となりそうにないが、マクロ的に見ると相当の量の農薬が相当広い範囲に散布されていると思われる。ともかく、地球規模で完全に農薬使用を止めれば、農作物の収量は激減して、価格も高騰し、全人口を養う事も不可能になるだろう。悩ましい問題ではある。

2010年9月 7日 (火)

スイカ:いとしきもの

2010/9/7

雑木歌録:スイカ

■仏前に初生りスイカもらいたり

昭和30年代だろうか。父親がスイカを作った頃の事を思い出した。当時はハウスもポットもなかった。スイカは畑に直播きしていた。種を播いた地面に竹ひごを数本挿して、その上にパラフィン紙をかけて、その回りに土を盛って風に飛ばされないよう固定した一種の簡易フレームのようにして育苗していた。苗が大きくなる頃には気温も上がるので、パラフィン紙を破って、その後はフレームが不要になるので撤去する。ともかく、少しでも早く収穫するための工夫だったようだ。地面には麦藁をしきつめた。

夏が終わる頃にはスイカの株も衰えて葉が無くなるので、程度の良くないスイカがあちこちに残っているのがすぐに分かる。その中から食べられそうなのを選んで収穫したのを覚えてる。スイカを食べられるのはこれが最後と思ったのか、この最後の頃のスイカの印象が強く記憶に残っている。スイカ割りをして遊んだのも二級品か三級品であった。ついでに、スイカ提灯を作って遊んだことも書き残しておこう。

それ以来、スイカもほとんど作らない。仏様が頂く初生りのスイカはそれなりに貴重である。そのスイカには色々な記憶が残っているように感じるのである。スイカを持ってきてくれた人もそのスイカを通して何かを語っているように感じる。

追記:当時は冷蔵庫は無いので、井戸水に浸して冷やした。スイカ畑の広さもわずかに記憶が残っているが、その広さから考えると収穫したスイカの大半は市場に出したようだ。当時は運搬用にはリヤカー程度しかなかった。市場まで数㎞はあった筈だ。リヤカーだけで運んだのか、リヤカーを自転車で牽引したのかはっきりしない。自分も刈った麦の束をリヤカーに積んで畑から家まで自転車で牽引した事を覚えている。当時は道路の舗装も不十分で、数㎞の砂利道を運ぶのは大変だったと思う。その後はテイラーが入った。耕耘機と運搬機の両用で、運搬の時は荷台に付け替えた。時間はかかったが、これで隣市の前橋の市場まで出荷のためよく往復したものだと近所の人から父の話を聞いた事がある。こういう昔話もいつも聞けるものではない。生産者仲間で俺もお前さんのおやじと同じ様な苦労をしてきたという回顧談でもある。お互いに立ち話をする雰囲気とちょっとした時間のゆとりが無いと用事だけで終わることが多いのだ。残念な事に、この話をしてくれた人も先日亡くなった。ご冥福を祈る。長老の昔話は聞けるときに聞いておくべきで、聞く心がけも大切だと思うが思うようにならない。

2010年9月 6日 (月)

ボケ:いとしきもの

2010/9/6

雑草句録:ボケ

■忍び寄るボケと戦うこの一瞬

大抵の人は自分の老後の事をイメージするであろう。最近は百才以上の高齢者の尋常ではない事態がニュースになっている。なぜ、と問い直すと不可解な事が沢山ある。個人の歳相応のボケは余り嘆くべきではないのではないかと思ったりする。逆に一刻も早くぼけて欲しい人もいなくはない。本当のぼけなのかうそのぼけなのか。ところで、ボケとトボケルというコトバにどんな関連があるのか。金も権力もなければどうでも良いことだが...。~とボケルと言う如く善人がボケに対して許す感情を逆手にとって尻隠しをする事がとぼけるの意味なのか。

追記:数年前、この作品ができた具体的な背景は思い出せない。日々精一杯生きて行く事がボケ防止の最高の薬かもしれない。人間の老化は生まれたときから始まっていると聞いたことがある。かなり多くの脳細胞も日々死滅しているようだ。これも、使わない脳細胞が余り多すぎると、劣化により配線がショートしたりして脳が誤動作したりする事を防止するためであるという説に出合ったことがあった。脳細胞は必要以上に多くある。生きている間に必要なだけ残っていればよい。そうであれば大飯食い(脳の消費カロリーが大)の不要な脳細胞の切り捨ても人体の省エネと考えれば合理的だ。ヒトも受精から死亡の間に、進化の中で辿ってきた事を繰り返しているようだ。両棲類のように指の間に膜が付いている時期もあるらしい。その膜の細胞も切り捨ててほ乳類の指になるという。人類の歴史の中でボケが問題になったのは極々最近の事かも知れない。厳しい環境の中で本来の寿命を全うできる確率は限りなくゼロに近かったと思われる。ほとんどの人間はぼけが問題になる年まで生きられなかったろう。人間が老後の心配をできるようなゆとりがもてるようになったのは何年位前の頃なのだろうか。そんな事を思うと人類史上のボケ元年は記念すべき進化の一里塚の筈だ。

2010年9月 5日 (日)

水当番:いとしきもの

2010/9/5

アメダスの週間天気予報によると、この先1週間も最高気温は35℃以上が予測されている。各地でじりじりと猛暑が続いているが、猛暑による熱中症等に対する注意報とかは発報されているのだろうか。ラジオ・テレビ等で熱中症への注意は呼びかけているが、政府が動き国民に呼びかければ下のお役人も本気で動く(本当は現場は涙ぐましい苦労をしていると思うし、動かないのはのほほんとしているお上だけかもしれないが)のでそれ以上の大きな効果があるだろう。

熱中症による死亡者が数百人も出ている。数十年に一度の異常事態である。平年の冬のインフルエンザどころの話ではないのではないか。厚生労働省は国民の健康に責任があるが、この異常事態に対してどんなアクションをとっているのか気になる。厚生労働省のホームページを覗いたら、食中毒の記事は目についた。夏の定番だろう。肉は焼いて食べようという情報もあったが、この緊急事態の数十年に一度という異常高温気象による熱中症についての情報は目に付かなかった。農林水産省のホームページも同様で異常高温気象の被害予防に対する動きは見えなかった。異常高温気象は省庁を越えてあらゆる方面に影響を及ぼすだろう。省庁の連携も必要だと思う。

アメダスのデータで、今年の夏の最高気温と過去3年の夏の最高気温の平均値をグラフにしてみた。平年であれば8月半ばを過ぎれば、夏の暑さも山場を越えるのだが今年は9月に入っても下がる気配は見えない。

以下はそのデータである。

2010SUMMER_IJYOU_KOUON.jpgをダウンロード

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以下は本題

雑草句録:水当番

■田植え済み水当番は酒をくむ

水当番は輪番制であるが、忘れた頃にその番が回ってくる。稲作の水管理も田植えが済めば一段落する。昔はおさなぶりとか言って仕事を休んで飲食をする年中行事があったようだ。そんな風習の名残か、水当番が集まって暑気払いをしたのももう何年か前の記憶になってしまった。

2010年9月 4日 (土)

草刈り機:いとしきもの

2010/9/4

今年の夏の異常高温が昨日の気象庁の報道発表により異常気象としてお墨付きがおりた。
気象庁が平成22年9月3日に発表した異常気象分析検討会での内容を以下に要約しておく。 要するに暑くなる要因が幾つも重なったのが異常高温の原因であったと分析されたが、気象現象そのものが、地球温暖化という全地球規模の変化の中ででそういう傾向を持ち始めているとなると、この夏のような異常高温が近い内にまた起こるのではないかと心配になる。あと数ヶ月すると、この異常高温の明暗がはっきりしてくるのであろう。来年春の杉花粉が先ず気になる。薬剤メーカは対策品を大増産?

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○今夏(2010年6~8月)の日本に極端な高温をもたらした大規模な大気の流れについて、その要因を分析し、以下の見解をまとめました。

大気の流れの特徴と要因
1.北半球中緯度の対流圏の気温は、1979年以降の夏(6~8月)で最も高くなりました。
要因:2010年は、春にエルニーニョ現象が終息し、夏にラニーニャ現象が発生しました。このため、エルニーニョ現象終了後の昇温効果とラニーニャ現象が発生したことによる影響が合わさり、北半球中緯度の気温が非常に高くなった可能性があります。
また、北半球中緯度対流圏の気温は長期的に上昇しており、これには地球温暖化が関係している可能性があります。

2.日本付近は、勢力の強い太平洋高気圧の影響を受けやすくなりました。
要因:7月中頃の梅雨明け以降、日本付近の亜熱帯ジェット気流は、平年と比べて北寄りに位置し、太平洋高気圧が日本付近に張り出しました。

3.冷涼なオホーツク海高気圧の影響をほとんど受けませんでした。
要因:例年、北・東日本がオホーツク海高気圧の影響を受けやすい夏の前半(6月~7月前半)に、オホーツク海高気圧はほとんど形成されませんでした。7月後半には、一時的にオホーツク海高気圧が形成されましたが、日本付近の亜熱帯ジェット気流が平年と比べて北寄りに位置し、また、日本の東海上の太平洋高気圧が強かったため、北・東日本はオホーツク海高気圧による影響をほとんど受けませんでした

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ここからが、書きための本題

雑草句録:草刈り機

■草刈り機チップ交換試運転

草刈り機には乗用のものもあり、ハンドルが付いていて持ち歩きするのは刈払い機と言うようだ。自分の現用の仮払い機はもう何年も使っているが、当時の最安品であった。

パワーは余りないが軽いのが取り柄である。パワーが小さい分は技術と手間で補わねばならない。技術と言っても、回転力を蓄えて、その蓄積エネルギーの範囲で草を刈るだけである。老後の生活に似ている。

チップ交換はまだ数回のみ。交換に時間をかけるのも勿体ない。農機具は操作とメンテナンスが大切だ。そんな事を書いているが、盛夏を過ぎたが今年はメンテ無しで動いている。しかし、グリース不足か発熱を感じる。グリースを入れなければと思いつつそれが出来ていない。(下書きを機会にようやくグリース注入を実行した。)

メーカーはタナカであるが、現在は株式会社日工タナカエンジニアリングになっている。高齢化が進み農業人口が減る中で農機具のメーカーの存続も厳しくなっているのだろうか。(老舗企業があっけなく消え去るのは経営者の油断もあるようだ。)

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追記:タナカ工業株式会社のホームページはまだ残っていた。内容は経営譲渡のお知らせと譲渡先へのリンク。タナカの刈り払い機を修理する必要が生じた時に、一度タナカの経営破綻を調べて、本業以外への投資の失敗もあったように記憶している。巨額の負債が経営を圧迫したのが倒産の原因であったようだ。2サイクルエンジン等の優れた技術を保有していた老舗メーカーであったが、破綻してしまった。負債と資産を切り離し、その資産部分を(株)日工タナカエンジニアリングが譲り受けて経営再建をしたようだ。

以下は両社ホームページ等の情報:

(株)日工タナカエンジニアリングのホームページ:『(株)日工タナカエンジニアリングは、日立工機グループの一員として設立され、2007年5月1日よりエンジン工具の製造販売の事業をタナカ工業株式会社より譲り受けました。』

尚、同社のタナカ工業株式会社の事業譲り受け等のお知らせの冒頭部は以下の通り。『日立工機株式会社(コード番号:6581)(東証・大証:市場第1 部)//タナカ工業株式会社の事業譲り受け等のお知らせ//当社は、2007 年1 月10 日に千葉地方裁判所から民事再生法に基づく再生手続開始の決定を受けたエンジン工具メーカーのタナカ工業株式会社(以下「タナカ工業」という。)からの要請を受け、同社の事業再生支援を目的として協議、検討を進めて参りましたが、今般、当社がタナカ工業のエンジン工具事業を譲り受けることで合意しましたので、お知らせ致します。』

○タナカ工業㈱のホームページ:「2007年5月1日をもちまして、本サイトに掲載しております『タナカ工業㈱』のエンジン工具の製造販売の事業を『㈱日工タナカエンジニアリング』に譲渡いたしました。」

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追記2:パソコンのHDDからカチカチといつもと聞き慣れないアクセス音がする。つぶれる前兆か。ATOKの辞書だけはバックアップを取る。

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    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
  • 沼田 真(編): 07_雑草の科学(研成社1979)
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)