08B_環境雑録

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2012年5月10日 (木)

環境雑録:野良猫と狸はどう違う

2012/5/10(木)
昨日は曇り一時雨。昼頃まで下草刈り。鎌で手刈り。昼頃からパラパラと降雨。午後は屋内に引っ込んだ。5/6日の竜巻で茨城、栃木に大きな被害が出た。それを受けて天気予報で竜巻への注意が為されていた。この季節としては異例の寒気が上空に進入して大気が不安定になっているとの事だ。雨で、いざ畑から引き上げる時に、物が動く気配。よく見るとキジが茂みに隠れてじっとしている。動き出したところをデジカメ撮影。10m程度まで接近した。キジが我が家の周辺に住んでいるのは何となく田舎気分になれる。狸がでてきたらどうかと思った。
Kiji_120509_a_and_b

2012/5/9(水)の天気

TAVE= 17.5
TMAX= 20.9 最高気温(℃)  21.2  12:56
TMIN= 15.1 最低気温(℃)  14.5  04:38
DIFF= 5.8
WMAX= 5.4 最大瞬間風速(m/s)   8.7(西北西)  16:52
SUNS= 0
RAIN= 1.5

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環境雑録:野良猫と狸はどう違う

子供の頃は、色々な昔話を聞いた。狐や狸が良く出てきた。「かちかち山;。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%A1%E3%81%8B%E3%81%A1%E5%B1%B1。」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。(最終更新 2012年4月7日 (土) 02:37 )(http://ja.wikipedia.org/)の一部引用=「かちかち山(かちかちやま)は、老婆を残虐に殺したタヌキを、老爺に代わってウサギが成敗する日本の民話。 題名の「かちかち山」とは、タヌキが背負った柴にウサギが火打石で火をつけようとした際、石の音を怪しんだタヌキに対して答えたウサギの言葉によるといわれる。江戸時代には「兎の大手柄」とも呼ばれていた。」。

昔聞いた「かちかち山」の話は、話し手がかなり想像(創造)やアドリブを入れて、面白かったが、今はその記憶も定かでない。狸は、化けてもずる賢い事をするというイメージが残っている。一方、狐が化けるのは、若い娘だったりして、お金をくれたが、気付いてみると木の葉だったりする。自分が聞いた話では、お金は小判、木の葉は馬糞だったように覚えている。狐は悪意というより、人間の弱さを現した人間の化身のような存在に見えた。しかし、よく考えれば、狸も人間の化身かもしれない。猫は化け猫が題材になったが、昔話より、漫画や童話の世界だったのかも知れない。化け猫とは幽霊と同じ類で、化けて怨念を晴らすとうような意味では、これも人間的だ。

最近、聞いて、聞いてと狸がでるという口コミを聞いた。まるまる太った狸が人家に出没するらしい。その家のご当主は、屋外で猫を飼っている。猫が可愛くて、たっぷりと餌を与える。猫は、食べきれずに、その餌を残して、散歩に出かけてしまう。それを見計らって、タヌキ君が、残り物を失敬にくるのだそうだ。おかげで、タヌキ君はまるまる太っているそうだ。

同じように、屋外で猫を飼っている家があり、野良猫がいて迷惑なので、何とかしてくれという相談があったという話を聞いた。その、野良猫が、子猫を数匹生んで、それが更に迷惑らしい。タヌキが出てくるという家のご当主は、猫と一緒にタヌキ君を飼っているのだろうか。人間、多少とも生物には憐憫の情を抱くのが正常ではないか。昔は、飼い猫が子猫を生んで、貰い手が無い場合は、自宅から遠く離れたところに捨てた例もあった。これも、憐憫の情の現れだろう。捨て猫がかわいそうだからと、野良猫に餌を与えている話を聞いた事もある。これは微妙な問題だが、生き物に対しては人それぞれに思い入れがあり、健全なバランス精神が必要ではないか。生物も生まれて来た以上その生命を全うしてもらいたい。生き物を飼うのにも程度を弁え程々が良いのだろう。

先日、外出した時、路上にはねられた動物の遺骸をカラスが持ち去ろうとしていた。かみさん曰く、カラスは自然の掃除屋さん...。カラスと言えば、昨年の事を思い出した。老人の寝言:カラスの恩返しは期待していないが鳥達とも仲良く暮らしたい(2011年5月15日 (日))http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/05/post-447c.html。我が家の周辺には、野良猫が数匹生存している。彼らはまだ自前で狩りをしたり、残飯をあさったりして生きているようだ。野良猫でも、その姿が見える現実が素晴らしい。野にある生物を見て、人間も生物であると自覚できるのだ。

2012年5月 7日 (月)

愛しきもの 生き物(環境雑録):アマガエル(モスグリーン)

2012/5/7(月)
昨日は曇り時々晴れ。午後、強風が吹いた時間もあった。雷雨もあり不安定な天気だった。竜巻被害が出た地域があったようだ。昼前頃雷雨。雷鳴もあった。落雷対策でMODEM、PCをACラインから外そうかと考えている間に雷は去った。遅蒔きながらカボチャの種をポットに播いた。かつて、ミニカボチャを播いたが途中で沈没。今回は普通サイズで挑戦。

朝、自転車で散歩。何かおかしな表現。一層のこと、「自転車」を名詞だけでなく、「自転車を漕ぐ」と言う意味の動詞で「自転車スル」と使えば、ようやく英語並の用法になる。まさに日本語は欠陥言語?朝はプラリと自転車し、空を仰いで深呼吸。あちこちの門に咲く花は、そこに住む主人の笑顔。軽快に自転車すれば、花があいさつしてくれる朝。云々。

その後、プラリと圃場観察。昨年高継ぎしたモモは今年花が着き、小さな実がなっている。病気か葉がよれている。他の苗には、カイガラ虫?が付き枝が枯れた。このカイガラ虫?をこそぎ落とすのに百均の十徳ナイフ(切れないナイフもどき)が役だった。枝を切ろうと本当のナイフ部を使ったが切れない!こちらは研ぎ直しをしたい。圃場で使う小物は、棒状のキーホールダーを根付けのようにしてベルトに吊している。ポケットに入れるより安全で紛失防止に良いようだ。

Momo_takatugi_aftr1y
左:幼果;右:接木部(茶色の節)(DSC=2012/5/6)
Kaigaramushi_q_momo_tugiki
左:太枝枯死;中左:カイガラ虫?;中右:ナイフもどき、右:カイガラ虫?除去後(DSC=2012/5/6)

2012/5/6(日)の天気

TAVE= 16.6
TMAX= 21.8 最高気温(℃)  22.3  13:32
TMIN= 11.7 最低気温(℃)  11.4  23:56
DIFF= 10.1
WMAX= 8.2 最大瞬間風速(m/s)   16.7(北西)  15:36
SUNS= 2.5
RAIN= 1.5

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愛しきもの 生き物(環境雑録):アマガエル(モスグリーン)

アマガエル(雨蛙)は夏の畑の風物詩でもある。夏は木の葉の色の緑~黄緑色をしている事が多い。冬眠前後には、周辺の色に合わせて体色を変えている個体にお目に掛かる。モスグリーンのアマガエルは、屋外に置いたポットの雑草の中から飛び出してきた。隠れて、物体のかげから顔を出した所を何とかDSCに納めた。もう少し格好よくポーズをとって、撮影しようとした所で飛び跳ねて周囲の雑草の中に消えてしまった。周辺は雑草や枯れ草が入り交じり、モスグリーン色は保護色としてはうまく機能した。
Amagaeru_120506_moss_green

01H_愛しきもの 雨蛙 コレクション
「いとしきもの」の中の、雨蛙の記事、DSC等を集めてみた。

http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/01h_AMAHAERU_CLCTN.html

2012年5月 5日 (土)

環境雑録:植物の光合成に必要なクロロフィルと動物血液の酸素運搬に必要なヘモグロビン

2012/5/5(土)
昨日は午前まで雨。雷鳴もあり。午後は晴れ間が出たが、夕方また雷鳴がありまた降雨といった、不安定な天気だった。買い置きの野菜苗を植えた。5/4はみどりの日。緑の羽根が配られた。5月連休を増やすために設けられたような休日で、その趣旨が今ひとつ分かりにくい。落葉樹の芽が出そろい、それが空間に広がって、畑の見通しが悪くなった。風通しも悪くなる。ジャングルの出現だ。ジャングルが怖い。

5/5日本の50基の全原発が停止すると伝えられている。稼働させようとしても、稼働できる状況でない事を直視しておく必要がある。そこに国民の偽らざる意志がある。国民も少しずつ腹を決めてくるだろう。東京電力福島原発事故は世界最大の人災事故ではないか。人間の信頼性が裏切られたのだ。卑しき日本人とは決別し生まれ変わる必要がある。河北新報は、「揺らぐ再稼働/原発ゼロ、東北から問う(上);http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120504t71027.htm(2012年05月04日金曜日)」というタイトルで、「「安全誰が信じるのか」 国内の商業用原発で唯一運転していた北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)が5日、定期検査のため停止する。50年近い日本の原発の歴史で、異例の「原発ゼロ」状態となる。焦る政府は関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を急ぐが、福島第1原発事故の爪痕は深く、反発は強い。原子力施設に地域の未来を託す青森県などは不安を募らせる。原発再稼働はどうなるのか。東北の実情を追い、課題を探った。(原子力問題取材班)」と報じた。

2012/5/4(金)の天気

TAVE= 18.2
TMAX= 22.3 最高気温(℃)  23.4  14:50
TMIN= 16.1 最低気温(℃)  16.0  22:45
DIFF= 6.2
WMAX= 5.6 最大瞬間風速(m/s)   9.9(西北西)  21:50
SUNS= 4.4
RAIN= 11.5

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環境雑録:植物の光合成に必要なクロロフィルと動物血液の酸素運搬に必要なヘモグロビン

圧倒的な緑の量をもつジャングルが人間の能力を超えた植物という存在を現しているように感じる。クロロフィルは葉緑素の緑色の、グロビンは血液の赤色の色素と言えるだろう。共に、植物の生存と動物の生存に直結している高分子である。両者の分子構造が非常に似ている事に自然の神秘を感じる。なぜそれほど似ているのか、まだ納得できる科学的な説明に出合っていない。地球上には植物が先に現れ、その後にその植物を食べる動物が現れたのだろうか。地球上の高分子としては、クロロフィルが先に合成され、その後にヘモグロビンが合成されたのか。
Chlorophyll_a_and_heme_b
左:クロロフィルa、右:ヘモグロビン(出典:WIKIPEDIA)

春から夏にかけて、植物が生い茂り、辺り一面が緑色が満ちあふれて来ると、何となく怖さを感じてくる。動物が植物を超えられない構造的欠陥はその細胞内に葉緑体を持たないことなのか。緑色のクロロフィルが、赤色のヘモグロビンとどこかでつながっているからなのか。クロロフィルは太陽から送られてくる光エネルギーを植物が利用できるように変換する。ヘモグロビンは動物の体内でエネルギーを発生させるのに必要な酸素を運搬する。太陽エネルギーは、植物を通って、動物に流れ、その動物内部のエネルギーもやがて微生物により分解されたりして、自然の中を循環する。

動物の細胞も植物の細胞も真核細胞であり、非常に類似した構造を持つ。細胞内のエネルギー工場と言われている、ミトコンドリアは動物の細胞にも植物の細胞にもある。しかし、葉緑体は植物細胞だけにある。辺り一面の緑色の怖さとは、我々人間には直接見えない圧倒的なエネルギーの蓄積量にあるのだろうか。動物の絶対数が増えて植物を食べ尽くそうとしても、動物が自然界で最後まで生き延びるとは考えにくい。動物の寿命は長くても二百年以下が多いだろう。地球上の動物が地球上の植物を食べ尽くして動物が絶滅して数百年経つと新しい植物が生えてくるだろう。植物の種子の寿命は動物の寿命以上のものが多数あるだろう。そんな事を考えると、人間とは何と傲慢で手前勝手な動物なのかと思えてくる。

2012年4月20日 (金)

環境雑録:植物の個性と人間の個性

2012/4/19(木)
昨日は晴れ時々曇り。町内行事。苗調整・移植。AMEDASによると7時から17時までの各時間帯の日照時間は0.1、0.9、0.3、0.2、0.8、0.1、0.6、0.2、0.7、1、0.4時間である。昔は気象用語で雲量というのがあったように思う。雲量も時間と共に変わる。雲量100%が1時間続けば日照時間はゼロ?薄日が射したときの日照時間?ともかく、雲が厚い空模様だったようだ。庭に植えたチューリップが開花した。これと同時に買った兄弟分の球根は屋外で水栽培。こちらは開花するか不明だが、ストレスにめげず頑張っている。

2012/4/19(木)の天気

TAVE= 14.6
TMAX= 18.7 最高気温(℃)  19.2  15:02
TMIN= 11.9 最低気温(℃)  11.9  06:05
DIFF= 6.8
WMAX= 5 最大瞬間風速(m/s)  8.9(東南東)  15:20
SUNS= 5.3
RAIN= 0

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環境雑録:植物の個性と人間の個性

入社、入学の履歴書や自己紹介では、協調性があるとついつい書いてしまう。なかなか個性があるとは書けない。皆が協調性があるという集団と皆が個性があるという集団を比較するとどんな差があるのだろうか。最近、S.Jobsの伝記本を拾い読みしているが、すこぶる個性的人物だと思う。アメリカでも問題児?または厄介児だったようなのだから、日本ではそれ以上の扱いを受けるのではないか。未来のS.Jobsになりうる人物も日本では若い内に踏みつぶされてしまうのではないか。S.Jobsの人生にも生みの親と育ての親という葛藤があったようだ。DNAという遺伝的要因がその個性の基盤にあるのかも知れないが、後天的な環境要因を克服する中で、人間性も事業も形成されていったように思える。

たまたま、ものぐさ半分で、水栽培の容器を屋外に放置して、チューリップの兄弟分の生育具合の差異が観察できた。庭の地面に植えた球根は立派に育ち、綺麗な花を咲かせた。水栽培だが、時には水が切れて水分不足になり、屋外放置で球根の底部が、氷結したり解氷したりをくり返した球根も何とか生き延びている。こちらは花を咲かせるか定かではない。ここに、順境と逆境の差が見られるのだが、この差異から何を学べるのだろうか。

Tulip_120419_2

評価という判断は画一化も場合によっては必要かもしれない。それよりも統一した厳密な基準が必要な場合もある。放射能の基準レベルなどはころころ変えるべきではないだろう。一方、長期的な人物評価などは、後からその評価者の面目丸つぶれになる場合が、無きにしもあらずかもしれない。他人の評価などが及ばないような個性は自ずと作られるものなのか。まちまちの生育状態のチューリップ各球根はどのように評価されるのか。その経歴が分かるとまた評価も変わるように思う。

2012年4月 9日 (月)

環境雑録:早川、利根川の堤防に広大な菜の花畑が登場

2012/4/9(月)
昨日は晴れ。穏やかな晴天であった。午前は西風、午後は東風が吹いた。上着を脱いで屋外作業。播種。柿の接ぎ木。久しぶりに接木をした。品質の悪い品種不明の渋柿にハチヤガキを接木。穂木は昨年接ぎ木した枝から採取。芽が少し膨らみ始めている。台木は昨年失敗した幹から出てきた枝。太さを会わせるため新しく出た枝に接いだ。昨日は灌仏会と復活祭。花見の話題がラジオから流れていた。そういえば日曜日だった。畑や庭に桜を植えるのは馬鹿と言われた。あえて馬鹿なことをした。お陰で、今年は畑で花見ができた。ところが、桜の品種は忘れている。多分、ピンク色が寒緋桜ではないか。こちらは早咲きの筈。まだ満開前のようだ。毎年開花を記録すれば我が家の標準木になるかもしれない。春がい一斉に押し寄せてきて、パニックになりかけている。アンズも満開。
Sakura_4pix_s

2012/4/8(日)の天気

TAVE= 8.1
TMAX= 15.2 最高気温(℃)  15.5  16:02
TMIN= 0.6 最低気温(℃)  0.5  01:55
DIFF= 14.6
WMAX= 3.8 最大瞬間風速(m/s)  7.5(南南東)  18:04
SUNS= 11.9
RAIN= 0

Q
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環境雑録:早川、利根川の堤防に広大な菜の花畑が登場

春本番の桜より一足先に菜の花が咲く。昔はイネの裏作で菜種を栽培していた。収穫した菜種は油屋に持ち込み、油を絞ってもらった。その店は駒形にあったと父に聞いた記憶がある。菜の花畑の一部にはレンゲ花も咲いた。レンゲ草は兎の餌用に採った記憶がある。油を採るための菜種栽培は経済の高度成長期ころから廃れていったのではないか。田圃に咲く菜の花はそれ以来余り見た記憶がない。

■河床の菜の花ひっそり衣脱ぐ

この句は2003年の作で、通勤途上の早川の河床に咲く菜の花を素材にした。丁度句を作り始めた頃で、、早春の河床が、ぱっと黄色になった光景を発見して句にした。車を運転中にちらりと見て新鮮な印象を受けた。乙女がひっそりと冬の衣を脱ぐようなイメージを受けたのだ。

最近、上毛新聞にも早川の堤防一面に咲く菜の花の記事が出ていた。自分も四月始めに外出して、早川と利根川の堤防に、広大な菜の花畑が登場しているのを見て、一体誰が種を播いたのかと思った。ほぼ十年前の早川では、当たり一面が黄色になり、迫ってくるような光景ではなかった思う。毎年、こぼれ種により、面積が広がってきたのだろうかと考えた。面積が増えれば、収穫できる菜種の量も多く、バイオ燃料に使えるのではとも考えた。

気になるのが、日本在来種菜種と、遺伝子組み換え(Genetically Modified )菜種の交雑により、日本在来種菜種が遺伝子汚染を受けないかという点。多分、早川、利根川の堤防に咲く菜の花は、管理状態に無いのだろう。見えないところで進むGM遺伝子汚染が人体に及ぼす影響も見えないが、なんとかその実態を明らかにして、長期的に悪影響が出現するのを阻止したいものだ。河田昌東(四日市大学講師)は、「野菜が危ない! 拡がるGMナタネ ―ずさんな安全性審査―;url=http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/05.09.12gmnatanekouenroku.htm」という講演で、「今日は、遺伝子組み換え(以下GM)問題、その中でもGMナタネが国内のあちこちで自生しているという問題について、お話しします。日本はGM作物を一番たくさん消費していますが、GMナタネの自生が環境問題として、また国内の農業にどういった影響があるかを考えていきたいと思います。日本は世界最大のナタネの輸入国で、合計するとおよそ年間200万トンになります。その中でカナダ産が160万トン(80%)で、カナダ産は80%がGMですので、ナタネの輸入量全体の約60%がGMの可能性があるという事になります。」と述べている。そう言えば、日本はカナダと二国間自由貿易協定に関する交渉を開始することで合意したはず。TPPも待っている。意外なところで日本とカナダがつながっていた。

2012年1月28日 (土)

環境雑録:地球温暖化は足踏みするのか?

2012/1/28(土)
昨日は晴れ。夕方曇り。寒い朝だった。過去データ:観測史上 TOP10  記録 伊勢崎市の日最低気温の低い方から(アメダスデータ);http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/00A_sankou_siryou.html統計期間:1998/7~2009/12。-6.8(2001/1/15) 、-5.9(2006/1/7) 、-5.6(2006/2/10)、 -5.6(2006/2/5) 、-5.6(1999/2/5)、 -5.5(2001/1/30)。1/27の低温は上位3位に割り込んだようだ。寒いので庭先仕事。じゃまになった庭の山吹を生け垣沿いに移植した。かみさんと会社のリフレシュ休暇の東北旅行で印象に残ったのが遠野周辺だったか、場所は定かでないが観光タクシーから見た山吹の花。黄色の花にはレンギョウもあるが、山吹だったのではないか。片思いかも知れないが。山吹の花は東北にふさわしい。「茫茫漫遊記 遠野紀行url=http://www15.ocn.ne.jp/~ys3212/deji18/01.html」に「そこへ鶯がなき、林のあちこちには、眩しいばかりの山吹の花です。」とあった。その他不動尊のしめ縄作りに参加。

2012/1/27(金)の天気

TAVE= -0.3
TMAX= 5.3 最高気温(℃)  6.0  13:37
TMIN= -5.8 最低気温(℃)  -6.2  04:55
DIFF= 11.1
WMAX= 7.4 最大瞬間風速(m/s)  12.1(北西)  11:43
SUNS= 5.7
RAIN= 0

環境雑録:地球温暖化は足踏みするのか?

この寒さの要因にラニーニャ現象がありそうだ。東北地方の気温はどうか?url=http://www.jma.go.jp/jp/amedas_h/today-36511.html?groupCode=25&areaCode=000(富岡町)を開いたら「現在、観測を休止しております。」とあった。2012年01月27日 浪江(ナミエ)=「最低気温(℃)  -6.0  00:22」。東北地方の太平洋岸で温暖な気候との事だがそれでも寒い。気象庁エルニーニョ監視速報NO.232(平成24 年1月11 日)url=http://www.jma.go.jp/jma/press/1201/11a/c_kanshi_joho.pdfによれば、「・ラニーニャ現象が持続している。・このラニーニャ現象は、春の間に終息する可能性が高い。」との事。「12月の日本と世界の天候への影響:日本:北日本と東日本の低温、東日本日本海側の多雨、沖縄・奄美の寡照がラニーニャ現象時の傾向と一致していた。今後の日本の天候については、最新の季節予報を参照されたい。」とある。
か。

気象庁は、「2011年(平成23年)の世界と日本の年平均気温について(速報) ;url=http://www.jma.go.jp/jma/press/1112/21b/worldtemp2011.html(平成23年12月21日)」というタイトルで、「平均気温の変動の要因: 近年、世界と日本で高温となる年が頻出している要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響に、数年~数十年程度の時間規模で繰り返される自然変動が重なったものと考えられます。2011年の世界の年平均気温が2010年に比べて低くなった要因の一つとしては、昨年夏から今年春まで持続し、また今年秋から発生しているラニーニャ現象の影響が考えられます。」と報じた。

ラニーニャ現象で気象庁サイトを探すと2011年の世界平均気温が前年より低下。確定値は2月に公表とあった。大変興味ある現象だ。地球の海流・気流が少し狂うだけで地球の気温が変わるようだ。化石燃料の過度の消費は、植物が何億年もかけて貯蓄してきた過去の資産の取り崩しなのか。原理的に永久的な処理が不可能な放射性物質は人類が未来に残すマイナス遺産。脱原発、再生可能エネルギーへの転換は地球規模、文明的な視点で進める必要があるのではないか。

2011年7月15日 (金)

環境雑録:除草剤、枯草剤、殺草剤?(PART4)

2011/7/15
昨日も暑かった。最高気温(℃) =37.8 (14:07)。ポット苗灌水。余りの乾きすぎで葉が黄変したり、枯れたりと危険レベルだ。一部にはカンレイシャをかけてある。朝方、温度計に太陽光が直射して振り切れていた。改めて太陽のエネルギーの強さを感じる。残念だがそのエネルギーを十分活用しきっていない。我が家では、20~30年前は屋根に太陽熱温水器を上げて風呂用に使っていた。これが、深夜電力の温水器に代わった。エネルギーの使い方は電気に限らないが、安くて、便利で、楽ができる方に向かってきたのも事実だ。ところが、この暑さ対策は動物も植物も進化の長い過程で体内に立派な装置を発明して持っている。暑いのに汗をかかない方を選ぶのは、本末転倒のような気がしないでもない。

昨日の天気

TAVE= 31.0
TMAX= 37
TMIN= 25.7
DIFF= 11.3
WMAX= 4.3
SUNS= 11.7
RAIN= 0

時事ドットコムは、「群馬・伊勢崎で37.8度=15日も高温注意情報-気象庁;url=http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011071400719((2011/07/14-18:08))」というタイトルで、「日本列島は14日も太平洋高気圧の影響で東北地方から南で気温が上昇し、35度以上の猛暑日となる所が全国43地点に上った。気象庁によると、群馬県伊勢崎市で全国最高の37.8度を観測。同庁は新たに導入した「高温注意情報」を14日は宮城から熊本まで25都府県に初めて発表し、熱中症に注意を呼び掛けた。15日は東北、関東甲信、東海、近畿、中国の各地方に同情報を出した。」と報じた。

群馬県伊勢崎市で全国最高の37.8度を記録した一方で、県政トップの不祥事というホットニュースが全国を駆けめぐった。Googleのニュース検索で関連記事 62 件と出ていた。おりしも、群馬県デスティネーションキャンペーンで群馬県を全国に売り出そうとしているやさきの事だ。逆DC効果にならないか誰もが危惧するのではないか。人に・世間に分からなければ何をやっても良いという倫理観が現在の日本の中枢部のどこかを支配している。悪いと分かりつつやる。発覚すれば謝ればよい。九州電力のやらせメールもその類に違いない。しかし、庶民は「小人閑居して不善を為す」程度の事しか出来ず何とか善悪感は保たれているのであろう。甘い汁を存分に吸える要職という立場にあっても、その誘惑に立ち向かっている人も中には多いと思われる。しかし、残念だが倫理観がメルトダウンを起こしているのも日本の現実でもあるようだ。不覚、油断から事態は拡大する。蟻の一穴という譬えがある。強いと思われるものもすべてが弱いところからほころんでゆく。福島原発事故もそういう見方が出来るであろう。今回のニュースの震源は「「週刊新潮」(2011年7月13日発売)」との事だ。出版社としてはこれだけの事を報道するので相当の検討をし、万全な対応を前提に決断した事であろう。ともかく、本当に暑苦しい一日であった。

環境雑録:除草剤、枯草剤、殺草剤?(PART4)

雑草は見苦しい。しかし、夏に除草剤をかけられて、枯れた雑草を見るのも寒々しい思いがする。夏に雑草が生えるのは当たり前、それより、雑草が生えていれば、酸素を作るし、炭酸ガスは吸収するで、環境上はプラス評価すべき面もある。少子高齢化が進む中で、雑草と除草剤は避けて通れそうがない。

農薬の使用状況は気になる所だ。平成元年以来の統計資料が以下にあった。

url=http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/pdf/shukka.pdf
この資料によれば、除草剤は平成元年148,238tonで平成9年に向けて漸減、平成10年より今日まで70000ton前後が続いている。
以下そのグラフの部分の引用
Photo

注意しなければならないのは、非農耕地用として輸入販売されている除草剤が十分統計的に把握されているかである。

WEB上には「グリホサート(glyphosate:「ラウンドアップ」の有効成分)の特許は1991年には各国で有効期限切れとなり、米国でも2000年には失効となる。」とある。上記データから農薬として登録されていた「ラウンドアップ」が未登録の相当品に置き換えられたものと推定できそうだ。農薬未登録の非農耕地用の除草剤は価格が安いので、使用量は増大している可能性もある。

2011/7/12 のGoogle検索ヒット数:
○フレーズ指定無し:
除草剤 約 1,850,000 件
殺草剤 約 1,730,000 件
枯草剤 約 110,000 件 
抑草剤 約 210,000 件

○フレーズ指定あり:
"除草剤":約 2,590,000 件
"殺草剤":約 46,600 件
"枯草剤":約 1,230 件
"抑草剤":約 6,690 件

*******************************************
2011/4/25の検索結果:
○フレーズ指定無し:
除草剤 約 681,000 件
殺草剤 約 1,440,000 件
枯草剤 約 71,900 件 
抑草剤 約 208,000 件

○フレーズ指定あり:
"除草剤":約 1,680,000 件
"殺草剤":約 44,400 件
"枯草剤":約 1,840 件
"抑草剤":約 6,050 件

2008/9/30
除草剤 に一致する日本語のページ 約 654,000 (995)
枯草剤 に一致する日本語のページ 約 1,790 (2.7)
殺草剤 に一致する日本語のページ 約 657 (1)

以下は2010/7/26のGoogle検索結果:
(  )内は殺草剤を1とした場合の比率。ヒット総数=717300
除草剤 の検索結果 約 548,000 件中 1 - 20 件目 (0.12 秒) (10.1)
枯草剤 の検索結果 約 115,000 件中 1 - 20 件目 (0.20 秒) (2.1)
殺草剤 の検索結果 約 54,300 件中 1 - 20 件目 (0.17 秒) (1)

Google検索:2010/9/25 10:16
○除草剤 に一致する日本語のページ 約 560,000 件中 1 - 20 件目 (0.04 秒)
○枯草剤 に一致する日本語のページ 約 104,000 件中 1 - 20 件目 (0.04 秒)
○殺草剤 に一致する日本語のページ 約 50,500 件中 1 - 20 件目 (0.06 秒)
○抑草剤 に一致する日本語のページ 約 14,300 件中 1 - 20 件目 (0.14 秒)

Google検索:2011/4/23 9:13
除草剤 約 681,000 件
殺草剤 約 1,440,000 件
枯草剤 約 71,900 件 
抑草剤 約 208,000 件

殺 草 剤:約 1,440,000 件
殺草 剤:約 1,440,000 件
殺 草剤:約 1,440,000 件
殺:約 76,000,000 件
草:約 333,000,000 件
剤:約 65,700,000 件

除 草 剤:約 4,750,000 件
除草 剤:約 903,000 件
除 草剤:約 1,670,000 件

フレーズ検索
インデクサーで分解された複合語をフレーズとして認識させる
フレーズにしたい複合語の両端を引用符 "" で括る
例: "powered by google"

"除草剤":約 1,680,000 件
"殺草剤":約 44,400 件
"枯草剤":約 1,840 件
"抑草剤":約 6,050 件

2011年4月25日 (月)

環境雑録:除草剤、枯草剤、殺草剤?(PART3)

2011/4/25
畑の草むしり。もうナズナはペンペンのバチのような実を付けている。夕方、竜巻注意報が出た。空に黒いあやしい雲が出ていたが竜巻にはならなかったようだ。

原発の放射能対策で、「「警戒」「計画的」「緊急」…これまでの指示とどう違う?(url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110423/dst11042300290002-n2.htm;2011.4.23 00:28 )」という記事があった。

それによると、『これまで20キロ圏内に出されていた避難指示は、原子力災害対策特別措置法に基づくもの。今回指定された警戒区域は台風や火山の噴火など自然災害時の二次被害防止のため適用されてきた災害対策基本法に基づく措置で、大きな違いは、圏内に向かう道路の封鎖など強制的な立ち入り制限がなされる点だ。』との事だ。また『これまで20~30キロ圏内で出されていた屋内退避指示については、原発事故処理の長期化に伴い「現実的に退避を続けるのは困難」と地元住民らが見直しを求めており、解除となった。』とある。

緊急事態に直面している被災者は、ころころ変わる指示の理由やその法律的根拠等を冷静に考える事はできないだろう。政府は法令を適用し指示をするに、その準拠法令と適用尺度を明示すべきではないか。日本は法治国である。国民は準拠法令と適用尺度を明示すればそれには従うか、従わなくても為政者の意図は理解できる。しかし、今回の警戒区域の設定に関しては、放射能汚染濃度の分布、設定の期間等被災住民が本当に知りたい情報が欠損しているのではないか。むしろ、原発周辺の情報すら隠蔽するために被災住民を追い出してしまうようにも見えてしまう。いくら悲惨な状況でも、被災住民は自分の故郷を自分の眼で見たいのである。自分の故郷が悲惨な状況であると、故郷の地に立って実感する事が、故郷の復興への最大の力になるのではないか。今回の警戒区域の設定は被災住民の故郷を思う気持ちさえも遮断してしまうのではないか。

久しぶりに、昨日原子力安全保安院のホームページを覗いた。以前は原子力安全保安院として、東京電力福島第一原子力発電所の原子炉データを公開していたが、今度は「福島第一原子力発電所の状況について  (東京電力(株)へのリンク)、福島第一及び福島第二原子力発電所周囲の放射線量について  (東京電力(株)へのリンク)」のように東京電力(株)のWEB SITEへのリンクに変更されていた。これには、びっくりした。いくら省力化と言えども、官庁として毅然として守るべき一線があるのではないか。原子力安全保安院は東京電力から原発データを提出させて、そのデータの適否等を判断し、その判断に基づき必要なデータの提出を求める等の任務を持っているのではないか。原子力安全保安院のホームページを訪問する一般国民はそれを期待しているのではないか。リンクで済ませるという事は原子力安全保安院の本来の任務を放棄し、無条件に東京電力にデータを見に行けと無言で言っているようで何とも不愉快だ。リンクを辿り東京電力のサイトに入ると、原発4号機のデータが無い!原発4号機は原子炉には燃料が無いが、燃料プールには各原発の内最も多く燃料がある。その燃料プールの水温が100℃近くに上昇しているというニュースがあり、国民は心配している。一体、どうなっているのか。更に、データは「f1-mp-2011042409-j.zip」のように圧縮ファイルになっている。これでは、解凍が必要だ。解凍できない人は読めない。一体、どうなっているのか。

尚、原子力安全保安院のホームページに掲載された「(別添:原子力安全保安院)警戒区域の設定と一時立入りの基本的考え方:20110421003-2.pdf」という文書によると警戒区域の設定は災害対策基本法(昭和36年法律第223号)第六十三条(市町村長の警戒区域設定権等)の、原子力災害対策特別措置法第28条による読替と書かれている。災害対策基本法は災害に適用すべき法令で、警戒区域設定権が市長村長にあるのは理解できる。しかし、警戒区域設定の裏側の事情を推測すると、国の指導とは言え、市町村民に示せる納得できるデータや理由も無く、警戒区域設定をせざるを得ない市長村長の苦渋の判断があった事を窺わせる。

調べると、原子力災害対策特別措置法第28条の冒頭には、「第六章 雑則
(災害対策基本法 の規定の読替え適用等)
第二十八条  原子力災害についての災害対策基本法 の次の表の上欄に掲げる規定(石油コンビナート等災害防止法第三十二条第二項 の規定により読み替えて適用される場合を含む。)の適用については、これらの規定中同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の下欄に掲げる字句とする。」と規定され、読替事項が列挙されている。法律も開示データも国民を寄せ付けないバリアーがあちこちに設置されていると考えるのは庶民のひがみにすぎないのか。

昨日の天気

TAVE= 14.8
TMAX= 20.2
TMIN= 10.3
DIFF= 9.9
WMAX= 9.1
SUNS= 8.9
RAIN= 0

環境雑録:除草剤、枯草剤、殺草剤?(PART3)

Google検索で「除草剤、枯草剤、殺草剤、抑草剤」について調べてきた。今回の検索で「殺草剤」が急増している。このデータはおかしいのか。3文字の漢字を分割して検索するとすべて同じヒット数であった。要するにサーチエンジン側が「殺草剤」という単語で検索せずに「殺&草&剤」と三分割して検索していたようだ。"殺草剤"とするとこれが1フレーズとして検索されるようだ。Googleのサーチエンジンの辞書には「殺草剤」という単語がないのか。ともかく、Googleのヒット数も一つの参考値に過ぎない。しかし、定量的に見る事ができる利点はある。

今回の検索結果:
○フレーズ指定無し:
除草剤 約 681,000 件
殺草剤 約 1,440,000 件
枯草剤 約 71,900 件 
抑草剤 約 208,000 件

○フレーズ指定あり:
"除草剤":約 1,680,000 件
"殺草剤":約 44,400 件
"枯草剤":約 1,840 件
"抑草剤":約 6,050 件

2008/9/30
除草剤 に一致する日本語のページ 約 654,000 (995)
枯草剤 に一致する日本語のページ 約 1,790 (2.7)
殺草剤 に一致する日本語のページ 約 657 (1)

以下は2010/7/26のGoogle検索結果:
(  )内は殺草剤を1とした場合の比率。ヒット総数=717300
除草剤 の検索結果 約 548,000 件中 1 - 20 件目 (0.12 秒) (10.1)
枯草剤 の検索結果 約 115,000 件中 1 - 20 件目 (0.20 秒) (2.1)
殺草剤 の検索結果 約 54,300 件中 1 - 20 件目 (0.17 秒) (1)

Google検索:2010/9/25 10:16
○除草剤 に一致する日本語のページ 約 560,000 件中 1 - 20 件目 (0.04 秒)
○枯草剤 に一致する日本語のページ 約 104,000 件中 1 - 20 件目 (0.04 秒)
○殺草剤 に一致する日本語のページ 約 50,500 件中 1 - 20 件目 (0.06 秒)
○抑草剤 に一致する日本語のページ 約 14,300 件中 1 - 20 件目 (0.14 秒)

Google検索:2011/4/23 9:13
除草剤 約 681,000 件
殺草剤 約 1,440,000 件
枯草剤 約 71,900 件 
抑草剤 約 208,000 件

殺 草 剤:約 1,440,000 件
殺草 剤:約 1,440,000 件
殺 草剤:約 1,440,000 件
殺:約 76,000,000 件
草:約 333,000,000 件
剤:約 65,700,000 件

除 草 剤:約 4,750,000 件
除草 剤:約 903,000 件
除 草剤:約 1,670,000 件

フレーズ検索
インデクサーで分解された複合語をフレーズとして認識させる
フレーズにしたい複合語の両端を引用符 "" で括る
例: "powered by google"

"除草剤":約 1,680,000 件
"殺草剤":約 44,400 件
"枯草剤":約 1,840 件
"抑草剤":約 6,050 件

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:故郷の田

歌題=故郷の田:

■父征きて 小学校の 入学に 祖父のつきそいし 事は忘れず 36 久保田 さと

小学校入学時から戦争の辛さを味わったのだから、その記憶は忘れようとしても忘れられないだろう。

2011年3月21日 (月)

かみつけ女流歌人 雅:「山峡の雪」

2011/3/21
環境雑録:大天災と食料の安全保障

昨日の月齢は満月であったが、夕方より雨となり満月は姿を現さなかった。自然が東北関東大震災に配慮してくれたかのようにも感じる。しかし、雨や雪に含まれる放射性物質の怖さこそ現実になりつつある。被災地で作られた農産物が今後どうなるのか憂える。既に、行政的にはコメの作付け調整に入っている。日本の水田は米の需要に対して余力がある。生産過剰は米価の下落を招く。そういう論理で現在も減反政策は続行している。これを生産調整という美名で隠す。東北地方の震災で米の作付けも不確定要因が加わった。それに加えて今年の夏が冷夏だった場合は、また悲惨な状況が発生する怖れもある。農業の個別所得補償政策はコメ以外を作らせようとするが、日本の水田はコメを作るために千年以上かけて作られてきた食料生産体系なのだ。食料安保の基本ではないか。一方、日本の食料の自給率はカロリーベースで40%程度と自国が独立して生きられる食料を確保していない。万一の時他国に頭を下げて物乞いをしなければならない。衣食住を独立してまかなえる事が政治の全てであり、それが国民が自尊心を保てる最低の保証なのである。東北地方の被災地域でのコメの作付けは可能なのか。コメの生産は山間地より平坦地が適す。地震、津波の被害地に重なるのだ。

本日は春分の日。待ちに待った春到来であるが、被災地の人々にとっては墓参りのゆとりもないであろう。しかし、どこにいても祖先に向き合う事は出来る。東北地方は大規模の飢饉に耐えてきた歴史を持つ。こういう難局の時こそ、祖先の微かな声に耳を傾けてみたい。その声が耳に届けば今日の難局を乗り越える勇気を与えてくれるのではないか。旅の思想家と呼ばれ、群馬に生まれた高山彦九郎はその飢饉の様子を記録に残している。改めて、人知を越えた天災を振り返った。
読みかじりの記:(高山)彦九郎 歌と生涯(8)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/12/post-e6e2-2.html

昨日の天気

TAVE= 11.6
TMAX= 18
TMIN= 4.6
DIFF= 13.4
WMAX= 4
SUNS= 8
RAIN= 0.5

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:「山峡の雪」

歌題=「山峡の雪」:

■あのあたり 我が家在りにしを 渇水の ダム指に差し 媼面伏す 42 桜井 君代

旅の情景のひとこまか、渇水したダム底を指さす媼への共感は深い。

追記:今回の東北関東大震災で原発事故で生じた電力供給能力の不足を水力発電が補った。人間で言えば、引退した後期高齢者が火事場の馬鹿力を発揮するのに等しい。代替えエネルギーの確保は危機管理の面からも不可欠だ。ダム建設も住民や自然環境への影響は非常に大きい。しかし、核廃棄物という負の遺産を後世に残さず、自然の循環の中でエネルギーを生産できる。今回の東北関東大震災が日本のエネルギー政策の大転換になる事を願う。後期高齢者も社会のバックアップ要員として自信と誇りを持って生きよう。

2011年3月17日 (木)

環境雑録:原子力事故と現代文明の脆弱性

2011/3/17
3/19の北関東自動車道の全線開通が間近に迫ってきたが、それを祝す雰囲気は完全に消失している。食料も燃料も逼迫している。それに加えて、冬型の寒い天気となっている。AMEDAS今朝6時の気温は-0.8℃。自然の力の前に人間の非力さを感じる。膨大なエネルギーを使えば自然さえ征服できるという傲慢な考えがしみついてしまったのが現代文明の一面かもしれない。自然の摂理に従い、困難を乗り切るという方向に舵をきる必要がありそうだ。

昨日の天気

TAVE= 5.2
TMAX= 10.1
TMIN= 0.2
DIFF= 9.9
WMAX= 11
SUNS= 8.3
RAIN= 1

以下本題。

環境雑録:原子力事故と現代文明の脆弱性

東京電力福島原子力発電の事故は日増しに深刻さを増している。この悪夢の、前例は「東海村JCO臨界事故」(WIKIPEDIA:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E6%9D%91JCO%E8%87%A8%E7%95%8C%E4%BA%8B%E6%95%85)でレビューできる。テレビで原子力工学の専門家が、事態の客観的な判断をするにもどのような核物質が放出されているかの情報開示が無いと、当局への情報開示を要請していた。危険だから待避せよという指示だけでは、待避に大きな負担を余儀なくされる市民は納得ができない。

核分裂反応/出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)(最終更新 2011年3月13日 (日) 09:23 )(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%88%86%E8%A3%82%E5%8F%8D%E5%BF%9C)』によると、核分裂反応 について、「中性子を吸収したウラン235が、クリプトン92とバリウム141に分裂した例。この分裂の際、平均2 - 3個の高速中性子が放出される。この中性子が別のウラン235に再び吸収され、新たな核分裂反応を引き起こすことを核分裂連鎖反応という。この連鎖反応をゆっくりと進行させ、持続的にエネルギーを取り出すことに成功したのが原子炉である。一方、この連鎖反応を高速で進行させ、膨大なエネルギーを一瞬のうちに取り出すのが原子爆弾である。」と説明している。

東京電力福島原子力発電所の原発も地震当時一部は整備で停止中だったが、その他は稼働していた。地震でその稼働は停止したが、核燃料は燃え続けるられる状態にあったであろう。ともかく、今回の原発事故で、事態は刻々と悪い方向へ向かっているが、必要十分な情報がその情報を握る情報源から出てこないことに大きな不満といらだちがある。我が家でも、息子が心配して、小窓まで閉めていた。放射能は群馬県でも検出され群馬県のホームページにその情報があった。当局のデータの開示でも「直ちに健康に影響を与えるレベルではないと考えられる」と目先の事にしか言及しない、いわば責任逃れのような対応に終始しているのが実状である。

ネット上には色々な情報があるが、知りたい情報になかなかたどり着けない。そんななか、「原子力資料情報室」のサイト(http://www.cnic.jp/)に、『放射能ミニ知識』という記事があった。また、「原子力資料情報室」を運営してきた高木仁三郎についても記事(http://cnic.jp/takagi/)がある。その中の「年譜 高木仁三郎が歩いた道」を見ると、群馬県が生んだ科学者、平和運動家で原子力問題に一生を捧げたようだ。高木仁三郎/出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%9C%A8%E4%BB%81%E4%B8%89%E9%83%8E)(最終更新 2011年3月2日 (水) 08:21 )』によると「高木 仁三郎(たかぎ じんざぶろう、1938年7月18日 - 2000年10月8日)は、日本の科学者であり、脱原子力運動の中心人物であった。」とある。

「友へ 高木仁三郎からの最後のメッセージ(http://cnic.jp/takagi/words/tomohe.html)」で、高木仁三郎は「残念ながら、原子力最後の日は見ることができず、私の方が先に逝かねばならなくなりましたが、せめて「プルトニウムの最後の日」くらいは、目にしたかったです。でもそれはもう時間の問題でしょう。すでにあらゆる事実が、私たちの主張が正しかったことを示しています。なお、楽観できないのは、この末期症状の中で、巨大な事故や不正が原子力の世界を襲う危険でしょう。JCO事故からロシア原潜事故までのこの1年間を考えるとき、原子力時代の末期症状による大事故の危険と結局は放射性廃棄物が垂れ流しになっていくのではないかということに対する危惧の念は、今、先に逝ってしまう人間の心を最も悩ますものです。」と述べている。

今日の福島原発事故がどのような経過をたどるか予断を許さないが、被害が最小になるように解決されるよう願うばかりである。高木仁三郎が最後のメッセージで訴えてから10年余後に今回の事故が発生してしまった。東北関東大震災からの復興にも電力や石油が不可欠である。原子力の危険を根本から断つには今日の文明自体の改質が迫られる。その原点になるのは、過去の歴史を学び、その教訓を生かし、一人一人が意識を変えて行く以外にないのだろう。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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