222_ツルよ 飛んでおくれ

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2013年1月 8日 (火)

ツルよ 飛んでおくれ(老人のヒガミ):赤城山に象がいたゾー

2013年1月8日火曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 9.2 14:49。ざっそう句:七草の 粥も忘れる せっかちさ。老人モードで用事外出。畑から朝焼けを見る。障害物があるので太陽が顔を出すのは7時過ぎだ。カラスも電柱の頂上にとまって日の出を見ているかのようだ。GoogleDoodleは七草粥だったが、絵の中に「Google」の文字が見つからなかった。ある特定の人だけが分かるような工夫が暗号だ。絵を工夫しすぎたのか。一つの物も見る人により色々に見える。江戸時代に描かれた象を見ると想像力をたくましくして描いているように見える。実物を見ることも不可能に近く、伝聞や書物の情報を手がかりにしているためだろう。「群盲象を撫でる」という譬えがある。こちらは、実物があっても全体が分からない例。

2013年1月7日の天気(AMEDAS)

TAVE= 3.4
TMAX= 8.8 最高気温(℃) 9.2 14:49
TMIN= -0.4 最低気温(℃) -0.7 23:34
DIFF= 9.2
WMAX= 5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.3(西) 02:03
SUNS= 9
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(老人のヒガミ):赤城山に象がいたゾー

辞書を引くと「ヒガミ」:名詞「僻み」、動詞「僻む」、接頭語「僻」という関連語がある。和英では:a warped view;a bias(against)とあった。強引に「ヒガミ」=「僻見」とこじつけられそうだ。IBMのマイクロソフト対抗OSがOS/2 WARPだった。IBMのHPに「2006年12月31日をもちまして、OS/2のすべての活動が終了となりました。」とあった。

上毛カルタに「裾野は長し赤城山」という一札がある。昨年、山に現れる雪の図形で、その年の農作物等の吉凶を占うという話に出会った。それが鳥なら「農鳥」というらしい。長いと言えば象の鼻という連想が浮かぶ。そこで、赤城山の裾野に象を重ねた合成写真を作ってみた。赤城の鍋割りを象の頭に見立てると、その裾野が象の鼻に対応する。昨年、赤城山に軽い降雪があった時、鍋割りの頂上に楕円形の雪形が見えた。それが、象がかぶっている綿帽子のように見えた。

赤城山 ゾウの頭に 綿帽子

ゾウの頭の綿帽子がなぜ現れるのか。その部分が丘状なっており、大きな樹木が少ないので、積もった雪がそのまま見えるのかも知れない。それではなぜ大きな樹木が少ないのか。そりゃー、ゾウの頭に空っ風がまともに吹き付けるからさ。ありていに言えば、ハゲ山だ。いや、岩石地帯で根を張れる土が無いからかも知れない。ソウゾウの連鎖。生産現場の改善運動は、なぜ、なぜを三回繰り返すと本質に迫れると教えてくれる。自分なりには、赤城山にはまだ謎が多い。雲がかかる確率は、赤城山の鍋割り周辺の西方では低く、東方の長七郎、黒檜周辺では高いように感じるのだがそれも謎。そりゃー、標高の差だんべ~。真相はどうか。ヒガミ=a warped view?。IBMのWARPはSFの時空を超えるという意味がありそうだ。

「赤城山。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E5%9F%8E%E5%B1%B1。(最終更新 2012年10月1日 (月) 08:54 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「山の構成 :[編集]赤城山は複成火山であり、複数の山頂の総称である。山頂名は以下の通り。
黒檜山(くろびさん、1,828m) - 最高峰、外輪山。
駒ヶ岳(1,685m) - 外輪山。
地蔵岳(1,674m) - 山頂に各電波通信の赤城中継局が置かれている。
長七郎山(ちょうしちろうさん、1,579m) - 小沼火山の一部で、爆裂火口の小沼を囲む火口壁の一部。
小地蔵岳(1,574m) - 小沼火山の一部で、爆裂火口の小沼を囲む火口壁の一部。
鍋割山(なべわりやま、1,332m) - 側火山。
荒山(あらやま、1,572m) - 側火山。
鈴ヶ岳(すずかだけ、1,565m) - 側火山。」とある。
Akagi_zou_gousei

2012年12月26日 (水)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):伊勢崎駅の駐輪場はどうなるか

2012年12月26日水曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -4.9 05:42。冬型の寒い日だった。ざっそう句:大寒波 立つのも怖い 代表選。物置兼車庫周辺整理。ラジオで民主党代表選挙の様子を聞きながら。代表選挙は党内の事情で予定が延期されてクリスマスに行われた。民主党にとってこれからが本当の冬だろう。政権を取るのが政治の目的になってはそこで終わりだ。WIKIPEDIA「民主党代表選挙(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E9%81%B8%E6%8C%99#.E4.BB.A3.E8.A1.A8.E5.80.99.E8.A3.9C.E8.80.85)」。立候補は今回が2名で前回は4名だった。

2012年12月25日の天気(AMEDAS)

TAVE= 2.6
TMAX= 8.7 最高気温(℃) 9.0 16:30 
TMIN= -4.6 最低気温(℃) -4.9 05:42 
DIFF= 13.3
WMAX= 4.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.9(西北西) 22:06 
SUNS= 9.1
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):伊勢崎駅の駐輪場はどうなるか

最近は、自家用車を使わずに外出する事が多い。自転車、電車、バスを乗り継ぐ。時には、伊勢崎市コミュニティバス「あおぞら号」を利用する事もある。老人モードの外出と考えている。車を運転しないので、移動中によそ見をしたり、考え事ができるという利点がある。しかし、時間や交通費は自家用車以上にかかる。

最寄りの伊勢崎駅は改築中で、伊勢崎駅周辺の整備も進んでいる。徐々に新しい伊勢崎駅とその周辺が姿を見せてくるだろう。「伊勢崎駅。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E5%B4%8E%E9%A7%85#.E5.88.A9.E7.94.A8.E7.8A.B6.E6.B3.81。(最終更新 2012年10月27日 (土) 15:53 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「利用状況 [編集]:JR東日本 - 2011年度の乗車人員は1日平均5,193人である。 東武鉄道 - 2010年度の乗降人員は1日平均5,607人である。」とある。

WIKIPEDIAによれば、JR東日本と東武鉄道のデータで乗車と乗降の違いがあるが、単純に合計すると、約一万人/日の利用客があるようだ。すべて通勤・通学の往復利用と仮定するとのべ利用客はその二倍となると思われる。この数字は過去10年ほど大きく変わっていない。利用客の分類に関しては不明だが、朝夕の時間帯では学生が圧倒的に多いようだ。それは、駐輪場の自転車の台数で大体想像が付く。親が車で送り迎えする例もかなりあり、時代の変化も感じる。老人モードの外出でお世話になるのもこの駐輪場。無料なのが有り難い。数十年前の通勤通学の時は、駅前の自転車預かり店を利用していた。有料だが、当時は自転車も高価で、安全、確実、快適のため負担であった。

伊勢崎駅周辺の整備も進んでいるので、あの駐輪場はどうなるのか気になった。伊勢崎市のホームページに、「伊勢崎駅前周辺整備基本方針」や「伊勢崎駅南口駅前広場の整備について」等の情報があった。それによると、駐輪場は民間の自転車預かりと高架下駐輪場の併用になるようだ。これも、コストとサービスの選択になるようだ。高架下の駐輪場が有料か無料か不明だが、是非無料を維持してもらいたい所だ。電車通学の学生は、ほとんどが定期券を利用する長期間利用客だろう。通学客がいなければ、駅のにぎわいもなく、駅前は寂しくなってしまうだろう。

「伊勢崎駅南口駅前広場の整備について(http://www.city.isesaki.lg.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=12925)」によると、
--------------------------------------------------------------------------------
「【整備概要】
○広場全体面積          7100平方メートル
・一般車両用のロータリー          1周約260メートル
     身障者用乗降場   2台
     一時利用駐車場     15台(内1台身障者用)(無料)

・バスやタクシー用のロータリー   1周約310メートル
  バス乗降場      6台
  タクシー乗降場    4台
  バスプール      3台
  タクシープール    8台

・公園     2300平方メートル(当面は、芝張りなどの暫定整備)」
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との事だ。イメージ図によると駅前に広大な広場空間が現れるようだ。駐輪場を使う客は駅前広場を通る構造なのか、通らない構造なのか。脇道⇒駐輪場⇒ホームという通路構成になると、自転車利用客は広場に姿を見せなくなる。その場合、駅前広場は閑散としてしまうのではないか。現在では、駐輪場を使う利用客は、小さいが駅前広場を通ってホームに入る。こういう配置だから、人の流れが見える形で生まれている。混雑の中に身を置くことにより人間の心は安定する場合もある。閑散とした場所では、人はお互い近づきたいという気持ちにならず、避けてしまう傾向が生まれる。これが、田舎の駅かと言わせるような広大な駅前は、コンプレックスの裏返しのように見える。一層のこと、広場のど真ん中に駐輪場を作って見たくなる。「ふるさとの訛(なまり)なつかし停車場(ていしやば)の人ごみの中にそを聴(き)きにゆく(青空文庫:一握の砂(川啄木))。http://www.aozora.gr.jp/cards/000153/files/816_15786.html。」
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2012年12月24日 (月)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):今も貴重な田園風景を残す地蔵山古墳周辺

2012年12月24日月曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 0.8 23:34。ざっそう句:腕よりも 味で売り切れ 鰤大根。庭石の裏側に畑で拾い上げた小石、瓦かけ、コンクリートの破片、ブロックの破片等の瓦礫を仮置きしていたが、高く積もって見苦しくなった。それを邪魔にならない別の場所に移動。中には鉄の戸車や土器の破片もある。生活遺物だ。瓦礫も調べてみると面白い。正月用に里芋を堀上げた。今年の夏は小雨と高温で、サトイモの葉もかなりいたんだ。そのためか、小ぶりで小芋も少ない。我が家の畑から出てくる土器の破片は小さく、全体の形状は皆目分からない。農具が何度も当たり、ガジリ等で摩耗している。自分が今住んでいる周辺に、遠い古代の祖先も住んでいたと思うと何となく不思議な感じがする。

2012年12月23日の天気(AMEDAS)

TAVE= 5.4
TMAX= 9.5 最高気温(℃) 10.2 13:14
TMIN= 1.3 最低気温(℃) 0.8 23:34
DIFF= 8.2
WMAX= 7.2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 12.2(北西) 03:20
SUNS= 8.3
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):今も貴重な田園風景を残す地蔵山古墳周辺

地蔵山古墳は華蔵寺公園北東に開けた田園地帯の丘陵の上にある。幼少時は「とんがらし山」と呼んでいたが、それが古墳だとは思わなかった。その丘陵地帯の最高部にあるので、一帯の風景を形成す中心になっている。「とんがらし山」という名前と、古い社とで、何となく神秘的な感じを持っていた。子供の頃は遊びの領域外だったので登ったことはない。成人後、何度か登ったが、周辺は少しずつ変化しているようだ。前回見たときは、鬱蒼と茂った松を切り倒した後であった。WEB画像には松を切り倒す以前のものがあるようだ。先日登ってみると、残された松が枯れているのも目に付いた。地籍調査のピンク色のテープが境界に結束されていた。

墳丘に登る道路には小さな廃棄物破片が散乱して、不法投棄禁止の看板が並んでいた。頂上には瓦葺きの小さな社がある。奉納された腰掛け石が一台あった。中を覗くと、風化したような赤いおかけを付けた石造地蔵尊があり、その背後に仏画が掛けられていた。古墳が、このように信仰の場になることにより、守られてきた例は多いだろう。古墳の樹木がなければ、周囲を見渡せる絶好の位置にある。南面は視界が開け、遠方が見渡せる。以下のデジカメ画像には、地蔵山古墳周辺の理解を助けるため国土地理院の電子国土ポータル「標高がわかるWeb地図」より、地蔵山古墳周辺の地図を引用している。

地図西方には蟹沼があり、その周辺には蟹沼古墳群があるとの事。蟹沼と地蔵山(96mと表示されている)を結んだ直線上、粕川左岸には一ノ関古墳や本関町古墳群がある。また、地蔵山北東近くに、いせさき聖苑(火葬場)があり、それに隣接した赤城見台公園の一角には10基の古墳が保存されていると表示板に記されている。地蔵山古墳とその周辺は、古代の古墳銀座のような古墳の密集地域であったとの印象を受ける。古墳は有力な古代豪族の墓に起源があるだろうが、やがてその豪族の系統は断絶して、地域の鎮守の形をとって、古代の歴史を伝えてきたのではないか。先日、地蔵山に登って、まだ地蔵尊がまつられているのを見て、何となくほっとした。
Jizouyamkofun_121209_7pix
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2012年12月21日 (金)

ツルよ 飛んでおくれ(環境雑録):波志江沼環境ふれあい公園 昼間のイルミネーション

2012年12月21日金曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -0.1 06:45。ざっそう句:忘年会 酒がまわれば 持病譚。町内行事。実生の夏みかんを半分ほど収穫。忘年会。夏みかんは今年も豊作。冬場に長期間樹上に置くと水分を失いパサパサにになってしまう。年内に収穫を済ませたい。皮が厚く酸味もあるので、食べやすい果物とも言えないが、食べ始めると結構食べられる。手間をかければ、マーマーレードや果皮の砂糖まぶしができる。少し苦味があるが、この苦味も何ともいえない魅力。皮が厚いと鳥も食べない。多分、畑に囲い無しで植えても、盗難の心配もないだろう。無肥料、無農薬、手入れ無しで収穫できる。春頃まで保存が出来る。柑橘類なので栄養成分も多い。こう考えると夏みかんは知られざる果樹の優等生に思えてきた。

2012年12月20日の天気(AMEDAS)

TAVE= 4.3
TMAX= 10.1 最高気温(℃) 10.5 13:57 
TMIN= 0.1 最低気温(℃) -0.1 06:45 
DIFF= 10
WMAX= 5.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.2(北西) 14:55 
SUNS= 9.2
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(環境雑録):波志江沼環境ふれあい公園 昼間のイルミネーション

最近、あちこちでイルミネーションが行われている。キラキラ輝く物には自然と興味が湧く。先日、かみさんは友人と波志江沼環境ふれあい公園へ、イルミネーション見物に出かけた。こちらにはお声掛けはない。仕方なく、近くの女堀史跡へ行った帰りに寄ってみた。しばらくぶりの訪問だ。昼間だが、広い公園は人影がほとんどない。勿体ない!

昼間のイルミネーションは、まさに昼行灯だが、昼間も来客があれば申し分ないだろう。幸い、LED点灯装置や配線という舞台の裏方を見ることができた。各LED点灯装置には電子基板が内蔵されているようだ。まさに照明の分散処理というところ。基本パーツが完成した商品としてあると、それを組み合わせるだけで相当大きな仕掛けが出来る。セットの寿命もLEDや半導体が中心なので、数年や10年、またはそれ以上あるだろう。1期間の稼働時間も多くて100H位のようだ。毎年少しずつセットを増設すれば規模も大きくなる。装置の設置や撤去が大変になりそうだ。

LEDの色は、赤、黄色、緑色は比較的早くから実用化されたが、波長が短い青色の実現が難しかったが、新しく発明された青色LEDの量産、価格低下で応用範囲が急拡大した。実用上は過大電流を流すと壊れるので一定の電流で点灯するのが望ましい。そのためにLED駆動用の集積回路もある。一種の自己発光型の素子だが、明るいところでは、相当強力に発光させないと目立たない。欠点と言えばこれが欠点になる。大きな装置をセットアップしても昼間の効果が不足する。

イルミネーションにも、輪郭を描くのと、面全体を描くのがある。人形やオブジェという面全体ならば昼間も鑑賞できる。イベントとしてなにかキラキラさせたいとなると昼光対策が必要だ。最新の技術を使えば、太陽光を反射させる受動型キラキラ装置も可能ではないかと思った。鳥追い反射テープの類の応用だ。手始めに、どこかの家庭菜園でやっているように、不要CD盤をかき集めて使って見たらどうか。

波志江沼環境ふれあい公園はその名前が秀逸だ。「環境とふれあい」は今後の公園機能としては不可欠の要素だと思う。波志江沼環境ふれあい公園は波志江スマートインターにも近く、伊勢崎のイメージ向上だけでなく、伊勢崎への集客でも多いに期待できる施設であろう。環境をアピールする昼間の電力ゼロのイルミネーションも面白そうに感じた。夜間の来園は色々制約が多い。老人や子供にはハンディとなる。他地域からの来園にも不便だ。昼間の公園利用が増えれば波及効果は倍増以上に間違いない。同じ物を見るという共通体験の機会が増やせる「環境ふれあい」公園であってもらいたい。(参考:「06A1_波志江沼環境ふれあい公園(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/06A1_HASHIE_NUMA_1.html)」)。追記:今回、波志江沼環境ふれあい公園を訪問時、煉瓦園路に生じた凹凸部に印が付けられて、修繕予定のように見えた。ユニバーサルデザインの適用も地道に進められていると感じた。
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2012年12月20日 (木)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):市民がお世話になる伊勢崎市民病院

2012年12月20日木曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 0.2 23:28 。ざっそう句:親の縁 今年も済んだ 付け払い。用事外出。用事が済んで雑談。安倍さんの景気刺激策に期待する声があるとの事。株が上がった。ご祝儀相場でしょう。国債を増発してインフレ基調になれば物価が上がり、年金暮らしの高齢者を直撃する。お札を印刷しただけで景気回復ができればすでに、こんな結果にはなっていなかったろう等々と議論百出。お手並み拝見というのが現状のようだ。本日のGoogleDoodleは「「グリム童話」出版 200 周年」。

読売新聞は、「韓国大統領に朴槿恵氏…初の女性、親子2代。(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121219-OYT1T01602.htm?from=top)」というタイトルで、「【ソウル=門間順平】韓国大統領選は19日、投票が行われ、即日開票の結果、保守系与党・セヌリ党の朴槿恵(パククンヘ)候補(60)が最大野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)との接戦を制し、当選した。 朴氏は韓国に高度経済成長をもたらした朴正煕(パクチョンヒ)元大統領の長女で、韓国初の女性大統領となる。2013年2月25日に就任する。任期は5年。」と報じた。

アジア地域でも、中国、韓国、北朝鮮、タイ、日本と新しい指導者が選ばれた。日本の指導者が世界で、これらの指導者に肩を並べて存在感を示せるのか。女性の国家指導者誕生は社会の進歩を印象づけるが、日本ではその可能性があるのか。

2012年12月19日の天気(AMEDAS)

TAVE= 3.3
TMAX= 7 最高気温(℃) 7.1 14:11 
TMIN= 0.6 最低気温(℃) 0.2 23:28 
DIFF= 6.4
WMAX= 9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 17.5(北西) 17:30 
SUNS= 9.1
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):市民がお世話になる伊勢崎市民病院

伊勢崎市民なら、伊勢崎市民病院のお世話になった人は多いだろう。健康なら病院とは無縁でいられるかも知れないが、長い人生お世話になったり、なにかの機会で病院を訪問する時もある。先日、訪問した時、他市ナンバーの車も駐車場に散見した。屋上にはドクターヘリが離着陸できるようで、以前離着陸の様子を見た。すでに伊勢崎市民病院は地域の中核病院である事に間違いない。病院は多種多様で多数の人が来るので、売店や食堂もある。つい最近、コンビニ店があるのに気付いた。場所が奥まった所で、その方角に用事がないので行かなかった。店員に聞くとかなり前からあったそうだ。

足は、自然と昔馴染みがあった上階に向かった。そこから外を眺めるとパノラマのような景色が見える。漠然と景色を眺めているとパジャマ姿の男性が来た。言葉を交わすと、この景色を見ると癒されますと言った。自分も同じ体験をし、同じ感想を持ったが、今は異邦人のような気もする。入院は心のどこかに重圧感を受けるのだ。公園で楽しそうに時を過ごす人々の姿を見ると、早く自分も良くなろうと前向きな気持ちになる。健康の有り難さ。これから、寒さも厳しさを増す。多分患者も来院者も増えるのではないか。

昨年の冬の事、寒くて早く院内に入りたかったが駐車場は満車。どうしようかと困って、仕方なく西部公園の駐車場へ回った。そこでは、待ってましたというように、委託業者風の人が、ここは公園利用者の駐車場ですというビラを配っていた。少し寒いが、公園を散策するふりをして、病院へ向かった。

病院のすぐ北に余り利用されていない様子のテニスコートがある。先日の訪問時は写真の通り数名がテニスをして、コートの片面は空いていた。あのテニスコートをなぜ駐車場にできないのかと疑問に思った。私有地ではなく、公園の一角ならなんとかなるのではないかと思った。伊勢崎市民病院のホームページで、駐車場の収容台数を調べると身障者用も含めて460台であった。病院北側には、交通量が比較的多い道路があり、信号も無いので、現状では横断には危険も伴うが、本気で対策すれば解決できない問題ではないだろう。

伊勢崎市民病院は、職員の意識向上や地域の医院との連携を強化しているようだ。その甲斐あってか、赤字も解消したらしい。合併で市や地域の中核病院として伊勢崎市民病院の役割はますます重要になるだろう。それを考えると、交通信号機一基新設、病院周辺の環境・交通整備、道路規制等等により、病院北側駐車場の増設は十分可能ではないか。またコスト・効用比も十分以上あるのではないか。公園と病院と周辺環境を総合的に一体開発すれば、病院能力・機能は増強でき、更に本当の意味での癒しの空間ができるのではないか。公園利用者や道路走行者のちょっとした不便が通院者や患者の利便につながる。それはお互い様の精神で自分にも戻ってくる。
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2012年12月17日 (月)

ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言):2012年総選挙は何だったのか

2012年12月17日月曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 4.7 03:52 。ざっそう句:大掃除 まだ捨て切れぬ 代用品。衆議院議員の投票日。投票には好適な天気だったが、何となく投票所に向かう足が重い。政治家も社会も何もかも自分とは無縁と思えるような気もしてくる。これから社会の厄介者になる寝言老人。テレビ各局は19時頃から開票速報の放送を始めた。群馬県は早くも20時過ぎに既に当確が出た。一体開票スピードを競うことにどんな意味があるのか。群馬県の投票締め切り時刻は19時と決められている。開票スピードを競うなら、締め切り時刻をぎりぎりまで遅らせて、少しでも投票率の向上に配慮すべきではないか。

2012年12月16日の天気(AMEDAS)

TAVE= 10.8
TMAX= 15.1 最高気温(℃) 15.3 11:46 
TMIN= 5.9 最低気温(℃) 4.7 03:52 
DIFF= 9.2
WMAX= 8.2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 17.4(北北西) 13:26 
SUNS= 9.2
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言):2012年総選挙は何だったのか

テレビ中継を、全議席確定まで見ようとしたが断念した。新議員の顔ぶれと枠組みがほとんど決まったところで床に着いた。床の中で、2012年総選挙の結果の意味を漠然と考えてみた。数の上では、自民党圧勝ではあるが、自民党の実力の為せるワザでもなさそうだ。議員先生方を商品に、投票を商品の品定めに例えるのは甚だ適切さを欠くだろうが、一度買った商品が余りの品質だったので、代用品に買い換えただけのように見えた。選挙というマーケットに一夜漬けのような新製品も多数投入されたが、それに飛びつくのも心配という事らしく、新製品の売り上げもぱっとしないようにみえた。政治には信頼性が絶対条件だ。やはり、国民は一票を、賢く行使しているように見える。

産経新聞は、「【衆院選速報】最終議席獲得で自民は294、全議席決まる
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/elc12121705120083-n1.htm(2012.12.17 05:12 [選挙]))」というタイトルで、「16日投票された衆院選は17日午前5時過ぎ、比例東京ブロックで自民党が最後の1議席を獲得して、全議席が確定した。公明党と合わせて、参院で否決された法案を衆院で再議決できる320議席を上回る325議席を獲得する圧勝となった。 各党の獲得議席は自民294、民主57、維新54、公明31、みんな18、未来9、共産8、社民2、大地、国民新各1、無所属5だった。」と報じた。

ともかく、代用品、バックアップがあるということはあらゆるシステムが安定的な稼働を維持する上で必要な事だ。システムが成熟している証拠かもしれない。国家という、人類が発明した最大、最高のシステムが暴走しないように国民は願っているのではないか。国家の安定性の担保として二院制があり、依然、参議院と衆議院がねじれているいるのは日本と米国も同じだ。アクセルだけの国家は危険であるというのが歴史の教訓なのだろうか。

群馬県ホームページは、「平成24年12月16日執行衆議院小選挙区選出議員選挙投票結果(http://www.pref.gunma.jp/contents/000219449.html)」
というタイトルで、各選挙区の投票結果を公表した。その記事によれば、全県の結果は以下の通である。ともかく、市部より郡部の方が投票率が高い。不気味なのはほぼ県民有権者の約1/32/3が棄権・未投票という事だ。その分析は色々可能だろうが、やはり人材に魅力がないという点も大きいだろう。特に、若者にとっては、政治が余りにもダサすぎるのではないか。(赤字訂正)
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県民有権者の約1/32/3が選挙と無縁の別世界の住人で、成人層、青年層が多数を占めるとなると本当に心細く感じる。魅力的な人材が出ないで、本当の意味で政治が活性化しないのは、一律300万円という供託金という財力基準の選挙差別が厳然としてあることも一因ではないか。江戸末期の憂国の志士は供託金というような身分・経済差別が無かったから活躍できたのではないか。県民有権者の約1/32/3の中に、平成時代の眠れる憂国の志士がいないとも限らない。一例で、供託金を年収の5%とかにして、年収ゼロなら供託金もゼロとするような柔軟な対応は出来ないか。政界に優れた人材が集まれば、経済も回り出すのではないか。群馬県でも議員の若返りが目立った。残念だが、それを支えているのは老年層寄りで、若年層は少なそうだ。今後は、老若男女投票率60%を背中にしょって国政で頑張ってもらいたい所だ。

2012年12月13日 (木)

ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言 目に留まった風景):ああ幻の高崎駅

2012年12月13日木曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 0.2 07:14 。寒気が少しゆるんだ。ざっそう句:木で騒ぐ カラスと見れば 黒マルチ。落ち葉掃き。朴の葉は散り終えたかと見上げるともう白い蕾が膨らみ始めていた。自然の弛まぬ営みを感じる。

そこへ、かみさんが北朝鮮がミサイルを発射したというニュースを伝えに来た。発射台から取り外して、修理するので遅れるだろうという観測があったので、完全に裏をかかれたような格好だ。ロケットに軍用と民生用に区別はない。用途によりミサイルや衛星に区別されるだけだ。NHKは事実上のミサイルと報じた。国は迎撃体制をとった。北朝鮮の挑発に乗せられたような印象だ。

科学技術は軍用にも民生用にも使える二面性を持つ。米国は臨界前核実験を行ったとの事だ。核保有で少しでも優位に立とうとしているのでその姿勢は北朝鮮と変わる所はない。他国に劣らない軍隊・軍備を持った方が有利だと兵器も核も拡散する傾向を持つ。拡散により既得国の優位性は減少し、新規獲得国の優位性は増大する。結果として拡散均衡という危険な状態が広がる心配がある。今回の北朝鮮のロケットも核弾頭を積めば立派な核ミサイルになり日本はその射程範囲に入ってしまう。兵器にはスマートさが不要なことが最大の不気味さだ。

冷戦時代は、ソ連も中国も軍備・軍隊に国家予算の何割も投入し、国家経済は破綻し、国民には不満が拡大した。北朝鮮もその路線に追従しているように見えるが、隣国の歴史から学ぶ事が出来るのか。日本も敗戦、原子爆弾被害と有史以来の貴重な体験をした。子供達は日本はイヤ、外国がイイと言うが、外国には徴兵制があると言うと、日本でもイイヤとなる。WIKIPEDIA「徴兵制度(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B4%E5%85%B5%E5%88%B6%E5%BA%A6#.E5.BE.B4.E5.85.B5.E5.88.B6.E6.96.BD.E8.A1.8C.E5.9B.BD.E3.83.BB.E9.9D.9E.E6.96.BD.E8.A1.8C.E5.9B.BD)」。

2012年12月12日の天気(AMEDAS)

TAVE= 4.4
TMAX= 10.1 最高気温(℃) 10.4 13:51
TMIN= 0.3 最低気温(℃) 0.2 07:14
DIFF= 9.8
WMAX= 4.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 9.5(北北西) 15:26
SUNS= 9
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(老人の寝言 目に留まった風景):ああ幻の高崎駅

先日、老人モードで外出した。高崎駅が乗換駅。田舎老人なので高崎も東京のような気分。高崎駅には、群馬の玄関としての顔を期待していた。西口で下車して、待ち時間で駅周辺を散策。時間が早いので、何かゆったりした感じもした。駅の玄関を写真に収めようとしたが、ウザッタイ宣伝垂れ幕がジャマして、男女青年のモニュメントと駅舎を配置した写真になるアングルがなかなか見つからない。駅前広場にはなにやらタカボン?とかのトピアリーもあったがくたびれかけて見えた。初めて駅前に立ったら、カメラを向けたくなる対象がいくつかあっても良いのではないか。その対象の主要な物には、広告が入らないような配慮が欲しい。旅の印象はその過程で盛り上がってゆくのでないか。駅の玄関は駅の顔、その都市の顔でもある。自分の顔に自分のイメージを損なうような広告掲載を許すのをなかなか理解できない。駅舎広告は、控えた方が長期的には駅のイメージを形成するのに良いように思える。広告を売るより、真剣に切符を売った方が長持ちするのではないか。

老人モードではバスが何よりの頼り。バス停につながる歩道橋が機能的に見えるが、なにやら過去の遺物のようにも見える。そこのけそこのけ車が通るがいままでの経済合理主義の原理のようだ。歩道橋はお情けで造られているだけで、歩道橋が歩行者から歓迎されて設置が十分成功している例は少ないのではないか。車が何の抵抗も感じずに通過でき、駅の近くまで乗り込めるのに、バス利用の歩行者は、駅から遠いバス停から歩き、更に歩道橋の昇降も必要であり、体への負担が大きいのが実状だ。今後は駅周辺は歩行者中心原理に見直す必要がありそうだ。

公共交通機関を使おうとお役人は安直に言うが、駅まで来るのと、駅から目的地に行くまでが交通弱者には大変だ。金もない、体力もない、情報力もない云々と無い無い尽くしが現実だ。駅からやや離れた所に有料駐輪場があった。なにやら道路下にも青空駐輪場らしい物もあり、かなりの台数が駐輪していた。その利用者は学生が多そうだ。こういう現実は見て見ぬふりをしているのが無難なのか。老爺心からは学生には駐輪代を浮かせて、本一冊でも読んでもらい所だ。駐輪は課題が多いが、都市問題として真剣に取り組む価値があるだろう。ぐるりと周辺を回ってもう一度駅の階段を上った。そこで、ホームレスらしい老女がなにやらレジ袋らしいものを拾い上げていた。ああ高崎駅。
Takasakieki_syuuhenn_120929
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2012年12月 8日 (土)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):富岡製糸場と絹産業遺産群から見えるもの

2012年12月8日土曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 0.4 23:17。ざっそう句:天高し 朴の大木 地に落ち葉。朝方落ち葉掃き。朴の大きな葉も大方散った。乾燥してカラカラになった落ち葉は掃きにくい。降霜の水分が落ち葉をしっとりさせる。回覧板と雑用で出たついで。富岡製糸場と絹産業遺産群のユネスコ世界遺産登録作業も進んでいるようだ。元養蚕農家の倅としても、かつて日本を支えた重要産業の記憶が残されるのはうれしいが、過去の光栄にしがみつかざるを得ない現実が何となく寂しくもある。
WEB検索で出会った論文で、「製糸産業が衰退した主な要因は、化学繊維の出現と技術移転を伴う海外投資である。」としていた。絹、綿・繊維、穀物、自動車、カラーテレビ、半導体等々は国際商品である。これらの商品の生産、流通は国際規模になり、国家間の摩擦も生じた。生産国も技術も移動した。現役時代、カラーテレビ、半導体関係の仕事に従事し、その栄枯盛衰の一端を見た。目下の最大関心事はTPPだろうが、日本の将来をどうするのか真剣に考える必要がある。拙速・失策では国がもたない。

2012年12月7日の天気(AMEDAS)

TAVE= 6.1
TMAX= 12.7 最高気温(℃) 13.0 13:34
TMIN= 0.9 最低気温(℃) 0.4 23:17
DIFF= 11.8
WMAX= 6.2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.2(北西) 03:48
SUNS= 8.9
RAIN= 0

WEB検索で「春合宿研究論文『日本の製糸産業の発展要因と衰退要因』(http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~hjm_kwmr/9/spring/opi.pdf)」に出会った。著者は「河邑肇ゼミ 9期生 おぴと愉快な仲間たち~空だって飛べちゃうんだぞ~班 相賀康平・鍵和田亮・菊地詩織・佐藤礼・難波亮」とある。中央大学の学生なのか。この論文は、「富岡製糸場と絹産業遺産群」を理解する上でも大変参考になりそうだ。「桑園:いとしきもの(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2010/04/post-8c94.html。2010/4/2)」に記憶の一端を書いた。「桑園に資本の威力おもはせてレイヨン大工場またたくまに建つ」という短歌が化学繊維普及の勢いを伝えている。

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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):富岡製糸場と絹産業遺産群から見えるもの

群馬県は、「富岡製糸場と絹産業遺産群」のユネスコ歴史的資産への登録に向かって邁進している。今は無い、我が家の古い藁葺きの家には馬小屋が付属しており、馬を飼ってきたようだ。終戦時、父が復員するとき軍馬を一頭連れてきたという話を聞いた。その経緯は聞かなかったが、終戦時のごたごたで、家に連れてくれば、馬小屋があるので何とか飼えるだろうと思ったのかもしれない。という事は、戦時中は既に馬はいなかったのではないか。自分が物心付いたときはその馬は既にいなかった。

群馬県の古墳から出土する埴輪で特に優れているのは、馬、武人などだそうだ。WIKIPEDIAによると馬の日本在来種の系統はモンゴルから導入されたらしい。それが、古墳時代の事で、人類の歴史から見ればそれほど古いことではない。古墳時代は既に、社会が安定し始めているので、武器の性格は隠れているが、前古墳時代は今日の戦車以上の武器であったかも知れない。古墳から出土する馬、武人の埴輪は、古墳時代までの戦乱の記憶なのだろうか。

「日本在来馬。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9C%A8%E6%9D%A5%E9%A6%AC。(最終更新 2012年9月17日 (月) 03:26 )」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に「歴史的経緯 [編集] :北海道和種(道産子)日本在来馬の原郷は、モンゴル高原であるとされる。現存する東アジア在来馬について、血液蛋白を指標とする遺伝学的解析を行った野沢謙によれば、日本在来馬の起源は、古墳時代に家畜馬として、モンゴルから朝鮮半島を経由して九州に導入された体高(地面からき甲までの高さ)130cm程の蒙古系馬にあるという。また、古墳時代には馬骨や馬具が考古遺跡から出土しており、日本在来馬の存在が確認される。 古墳時代では小形馬が主流であり、一部中形馬が存在し、奈良時代になると平城京を中心に中形馬が増加するが、小形馬も地方を中心に依然として残る分布状況であったとみられる[1](したがって、古代では近畿圏の方が馬の体格は大きい[2])。」とある。

ヨーロッパの産業革命を先導したのが蒸気機関の発明。その背景になったのが科学という合理的な物の見方。宗教という世俗権威との戦いもあった。動力機関の能力が馬力(HORSE POWER)で表されるようになったのも興味深い。残念ながら、アジアや他の地域も動力革命では欧米に出遅れた。遅れていたのは、科学だけでなく、合理主義や経済社会文化の面も同様であった。明治政府が採用した和魂洋才という政策はそれを端的に物語っている。

富岡製糸場は国家主導の官営。技術も外国からの導入。一方、絹産業遺産群を形成する、荒船風穴、高山社跡、田島弥平旧宅は民間の技術力を示しているように感じる。官と民のベクトルがうまく合ったことにより、日本は世界に一歩先行できたのではないか。

人類が成し遂げた大きな科学技術的革命は、火の利用(経験)、農耕(経験の集積)、動力機関(意識的な科学技術開発)、原子力(組織的な科学技術開発)と言えるだろう。思うに、この現代という段階は個人や単一の社会組織や単一の国家を越えて、人類全てが関係し、そこから逃れられない構造体になっている事である。

富岡製糸場を見学して、なぜ国が官営工場の建設に邁進したのか分からなかった。江戸末期、幕府や諸藩が最も恐れたのが、日本に開国を迫った交渉力の源であるあの黒船や大砲ではないか。逆に、それをうまく活用して国力を付けるにはどうするべきか。当時の動力といえば、蒸気機関。「日本の鉄道は1872年(明治5年)に開業したが、このとき投入された車両は1号機関車などすべてイギリス製の車両であった。(WIKIPEDIAの記事=「日本の蒸気機関車史」。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A%E5%8F%B2#.E9.89.84.E9.81.93.E5.89.B5.E5.A7.8B)。参照。」とある。一方、「富岡製糸場(とみおかせいしじょう、Tomioka Silk Mill )は、群馬県富岡市にあった日本初の機械製糸工場である。敷地および主要な建造物は2011年時点で現存している。官営模範工場の一つであり、明治5年10月4日(1872年11月4日)に操業を開始した。(WIKIPEDIAの記事=「富岡製糸場」。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B2%A1%E8%A3%BD%E7%B3%B8%E5%A0%B4。。参照。」とある。蒸気機関と言えば、産業革命の申し子である。共に明治5年の開業という事で、富岡製糸場が日本の産業史という点からも重要である事が理解できる。富岡製糸場を見学して、機械を動かす動力を生み出すのがあの高い煙突に示される蒸気機関だと想定できるが、工場内部の機械がどのようにして動いたのか興味がある。

「富岡製糸場 世界遺産推進ームページ(http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html)」によれば、「昭和62年(1987年)3月ついにその操業を停止しました。」とあり、工場内の機械類は新旧が混在しているかもしれない。合理化の流れからは、動力が蒸気機関から電動機関(モーター)に代わったと思われるがはっきりしなかった。100年以上の稼働実績があるのだから、この蒸気機関から電気機関という動力革命についても是非学習できるような展示の工夫も望みたいところだ。写真左二枚は2009年、右二枚は2012年見学時のもの。
Tomiokaseisijyou_entotunaibukikai_4
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2012年12月 6日 (木)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):三軒屋遺跡から見る夕陽に映える浅間山

2012年12月6日木曜日
昨日は晴れ後曇り。最低気温(℃) 0.0 05:34 。ざっそう句:朝焼けて 身体髪膚 寒気退く。朝方は定例の仕事。全員集合。薄暗い畑道をヘッドライトを付けて犬の散歩をさせている老人がいた。元気が何より。選挙カーの叫び声が宅内まで響いて走り去った。予想通りボリューム全開ではないか。東京都知事選挙立候補者の年齢分布、80才台が2名、70才台が2名、60才台が3名、50才台が1名、40才台が1名で、計9名。WIKIPEDIA「供託金(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%9B%E8%A8%97%E9%87%91#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E3.81.AB.E3.81.8A.E3.81.91.E3.82.8B.E4.BE.9B.E8.A8.97.E9.87.91)」によると、「都道府県知事選挙 300万円 」とある。立候補の第一の関門が、政見や見識ではなく、お金では選挙も盛り上がりそうもない。ともかくあの九名の中の一人が来るべき都知事になる。投票率が注目だ。

2012年12月5日の天気(AMEDAS)

TAVE= 6.5
TMAX= 12.1 最高気温(℃) 12.7 12:35 
TMIN= 0.7 最低気温(℃) 0.0 05:34 
DIFF= 11.4
WMAX= 2.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 5.2(南西) 11:12 
SUNS= 6.4
RAIN= 0

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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):三軒屋遺跡から見る夕陽に映える浅間山

先日、殖蓮公民館の講演会の後で、夕陽に映える浅間山がきれいなのでデジカメに収めた。この場所は三軒家遺跡の内部にある。古代の人々も浅間山を眺めただろうが照明の輝きにはびっくりするだろう。このような光景が出現したのは歴史的な時間スケールで見るならつい最近といえるだろう。国土地理院の距離計測で調べると、浅間山から殖蓮小学校まで約62Kmであった。浅間山の大噴火で飛んできた砂礫が蓄積されその地層が時を刻んでいる。2008年の三軒屋遺跡の発掘調査説明会で、浅間噴火を記録しているという地層の説明があった。

浅間山の噴火の歴史は以下のサイトにあった。
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/VOLCANOES/asama/asama_kiroku/index.htm

子供の頃、大きな浅間噴火があり、当地にも火山灰が大量に降下して、それを集めて保存した記憶がある。その火山灰の所在は現在では不明だが、遠方にある浅間山も当地の住民にとっては忘れられない景観の一つだ。
Asamayama_sunset_121124_chisou_0805
asamayama_sunset_121124_chisou_0805.jpg

2012年12月 3日 (月)

ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):裾野は長し赤城山

2012年12月3日月曜日
昨日は晴れ後曇り。最低気温(℃) 0.6 06:55 。ざっそう句:カリンの実 拾えば香る ほんのりと。落ち葉掃き。風通しがよいケヤキは大方散ったが、ホウやモミジはまだ散り終わらない。常緑樹のモクセイ等も新葉が出れば落葉するので、植物にとっては葉は使い捨てのようだ。新しい葉の方が効率が良いのかもしれない。ついソーラーパネルと比較してしまうが、ソーラーパネルは素子の劣化だけでなく遮光物質の付着で性能低下があるようだ。性能低下を防ぐため定期的な維持管理が必要らしい。そのコストを含めると採算が合うのか。植物の葉は更新という事でそういう問題を解決しているのか。

今年再生可能エネルギーの買い取り価格が決定した。「太陽光(10kW以上)42円(税抜40円)(20年)」である。消費税が上がると買い取り価格も上がる。それにつれて、電力料金も上がる。電力料金には買い取り価格に対応した賦課金が上乗せされるのだ(本年度(今年7月から来年3月末まで)の再生可能エネルギー賦課金単価を、0.22円/kWhと定めます。:経済産業省発表)。ナヌ消費税の二重取りではないか。本日のGoogleDoodleはコンテストのグランプリ作品。Googleの文字を絵中に隠し込んでいるようで面白い(http://www.google.co.jp/)。

2012年12月2日の天気(AMEDAS)

TAVE= 3.8
TMAX= 6.4 最高気温(℃) 7.1 12:29
TMIN= 0.7 最低気温(℃) 0.6 06:55
DIFF= 5.7
WMAX= 3.7 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 7.4(西北西) 00:13
SUNS= 5.7
RAIN= 0

Q
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ツルよ 飛んでおくれ(愛しき古里):裾野は長し赤城山

上毛カルタの有名な一札に「裾野は長し赤城山」がある。当地から赤城山を見ると、鍋割りとそれに連なる長い裾野が特に印象的である。ほとんど平坦地であり起伏が少ない伊勢崎にとって、赤城山自体が、ランドマークになっている。赤城山は距離的に一望できる位置にあり、周辺の風景と実にうまく調和する。探して見ると、あちこち絵になる風景を発見できる場所がある。

先日、前橋寄りの渋川方面に出かけて赤城山を眺めた。そこからも長い裾野が開けているのが見えた。位置的には伊勢崎からは見えない裾野の向こう側から見る事になり、裾野は右手に向かって開ける。赤城連山は見る位置によりその印象が大きく変わるが、この裾野の姿は余り変わらない。農村地帯の畑にはまだサルビアが真っ赤に咲いていた。

この裾野の部分を国土地理院の高度地図で見てみた。鍋割りの等高線の間隔が頂部から裾野へ南西に向かって次第に広がっているのが分かる。当地区は平野部であるが、赤城山に向かいわずかな勾配がある。国土地理院の「【試験公開】標高がわかるWeb地図」でその勾配を概算するとコンマ数%(4/1000etc)で、1Kmに対して数mの高度差となる。地図を見て、いつも自分が生活している地域も赤城の裾野の一部なのだと感じる。

先日、講演会に行く途中、男井戸川の近くで撮影したデジカメ画像。こちらには畑に植えられた小菊が咲いており一幅の絵画のようだ。先日の飯塚聡氏の講演を聞いて改めて地域の見えない資産が見えてくるような気がする。
Akagi_shibukawa_isesaki_a_map_3pix
akagi_shibukawa_isesaki_a_map_3pix.jpg
地図は国土地理院のデータを引用。

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  • 橋本 英文: 刃物雑学事典 図解・刃物のすべて(1986年 株式会社 講談社 ブルーバックス B-659)
    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)