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2009年3月 7日 (土)

最初に読んだ科学の本

2009/3/7

最初に読んだ科学の本

科学に興味を覚えるには何らかの動機があるだろう。幼少時に最初に読んだ科学の本があ

ったように記憶している。おぼろげであるが磁石の事が書いてあったと思う。もうひとつ、それ

は今は亡きおばさんが買ってくれた本だったように覚えている。母はお前はよく「太陽は火で

できているんかい、月は水でできているんかい」と聞いたよと昔話をした。自分自身このよう

な質問をした事は覚えていないが母の話を介して思い出す。結局、母は自分の疑問には答

えてくれなかったのかもしれない。それだけに、おばさんが買ってくれた科学の本が印象に残

っているのかもしれない。人間、気が付かない些細なことが動機になっていることが多いので

はなかろうか。幼少時のまだ表現して伝えるのに十分な言葉を習得しない段階でも記憶に書

込を始める。しかし、それを確実に呼び出す手段がない。何か見えない、思い出せない経験

が次の記憶の核になる。そうすると、海面下の氷山のように親から見えない影響を受けてい

た部分は相当に大きいことになる。幼少時に発する疑問・質問にことごとく答えてしまっては

その後自ら試すという好奇心を失ってしまうのではないか。同時に適宜に学ぶ手がかりを与

えられれば自ら学ぶ態度を身につけるのではないか。

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  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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