電気虫:いとしきもの
2010/8/27
雑草句録:電気虫
■病葉や頭揃えた電気虫
電気虫が小さな段階では葉のあちこちに散らずに、頭を寄せ合っている。毛虫はこういう習性があるようだ。やはり、集団で大きく見せる事で、集団として生き残りを図っているようだ。弱い物が群を作って捕食者に対抗するのは生物の知恵なのか。餌が間に合うほどに個体が小さければ、集団は維持できるが、個体が大きくなり餌が足らなくなれば、集団は分解に進む。ところが、アゲハはあちこちに一個ずつ産卵する。集団防衛をするよりもその方が生き残りの確率が高いのか。
追記:最近、苗の植え方も集団化した方が楽かもしれないと考えている。ともかく、一つにまとめて管理する事で省力化が可能になる。個別に植えると個別の管理が必要になる。当たり前の事なのだが。あの、毒毛をもつ電気虫が小さいときに集団生活するのはどういう理由からか。DNAにそのプログラムが組み込まれているのか。蛾になった成虫の移動能力が乏しく同じ場所に卵を産み付けてしまうためか。所で、人間が作る集団は本能に基礎があるのか。ともかく、集団に帰属すると安心する。帰属するメリットもあるが、デメリットも生じる。個として優秀な人が集団の中で愚を演じてしまう場合もある。