水当番:いとしきもの
2010/9/5
アメダスの週間天気予報によると、この先1週間も最高気温は35℃以上が予測されている。各地でじりじりと猛暑が続いているが、猛暑による熱中症等に対する注意報とかは発報されているのだろうか。ラジオ・テレビ等で熱中症への注意は呼びかけているが、政府が動き国民に呼びかければ下のお役人も本気で動く(本当は現場は涙ぐましい苦労をしていると思うし、動かないのはのほほんとしているお上だけかもしれないが)のでそれ以上の大きな効果があるだろう。
熱中症による死亡者が数百人も出ている。数十年に一度の異常事態である。平年の冬のインフルエンザどころの話ではないのではないか。厚生労働省は国民の健康に責任があるが、この異常事態に対してどんなアクションをとっているのか気になる。厚生労働省のホームページを覗いたら、食中毒の記事は目についた。夏の定番だろう。肉は焼いて食べようという情報もあったが、この緊急事態の数十年に一度という異常高温気象による熱中症についての情報は目に付かなかった。農林水産省のホームページも同様で異常高温気象の被害予防に対する動きは見えなかった。異常高温気象は省庁を越えてあらゆる方面に影響を及ぼすだろう。省庁の連携も必要だと思う。
アメダスのデータで、今年の夏の最高気温と過去3年の夏の最高気温の平均値をグラフにしてみた。平年であれば8月半ばを過ぎれば、夏の暑さも山場を越えるのだが今年は9月に入っても下がる気配は見えない。
以下はそのデータである。
2010SUMMER_IJYOU_KOUON.jpgをダウンロード
**************************************
以下は本題
雑草句録:水当番
■田植え済み水当番は酒をくむ
水当番は輪番制であるが、忘れた頃にその番が回ってくる。稲作の水管理も田植えが済めば一段落する。昔はおさなぶりとか言って仕事を休んで飲食をする年中行事があったようだ。そんな風習の名残か、水当番が集まって暑気払いをしたのももう何年か前の記憶になってしまった。