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2011年6月29日 (水)

東北の海よ:浄土ヶ浜

2011/6/29
昨日は一転して暑い日となった。タケノコの駆除兼収穫をした。竹林の竹は地下茎でつながっている。過密のところから逃れようと周辺部に地下茎が伸びてあちこちにタケノコが出てくる。この周辺部のタケノコを駆除しないと竹林が広がってしまう。皮が落ち始めたが、まだ葉は出ていない。皮が落ちると言うことは、竹として保護が不要となる事で人間なら丁度青年期に相当するだろう。竹の姿になると切るにも労力がかかる。庭の片隅の雑草の中にミヤコワスレの青紫色の花が涼しそうに咲き出した。花の名前も一度覚えると風情がある。ミヤコワスレは最近覚えた名前だ。ミヤコヨメナの園芸品種と広辞苑にあった。ミヤコヨメナの花言葉は「別れ」だそうだ。都から辺鄙な場所に左遷された時に出会うと心を慰めてくれそうな花だ。

昨日の天気

TAVE= 28.3
TMAX= 34.1
TMIN= 21.3
DIFF= 12.8
WMAX= 4.4
SUNS= 10.1
RAIN= 0

asahi.comは、「固定電話契約、初の4千万件割れ 携帯・IP電話は増加
;url=http://www.asahi.com/business/update/0628/TKY201106280543.html(2011年6月28日21時38分)」というタイトルで、「総務省は28日、加入電話と総合デジタル通信網(ISDN)を合わせた固定電話サービスの3月末時点の契約数が、前年同期比8.7%減の3956万8千件だったと発表した。1988年度に調査を開始して以来、初めて4千万件を割りこんだ。  98年3月末の6285万件をピークに減少が続いている。」と報じた。

時代の変化を感じさせるニュースである。総務省のH17年の世帯数は49,063千である。まだ1世帯1契約には欠けるが80%台は維持している。自分は余り使わない携帯は止めて固定電話だけにしようかと考えているがそれでは万一の時の不安もある。外出時に公衆電話を探すのが大変な時代になっているので。

また、asahi.comは、「脱原発の株主提案否決 東電の株主総会、6時間で終了;url=http://www.asahi.com/business/update/0628/TKY201106280387.html(2011年6月28日16時38分)」というタイトルで、「東京電力の株主総会が28日、東京都内のホテルで開かれ、「古い原発から順に停止・廃炉とし、新増設をしない」などと脱原発を求めた株主提案は、賛成少数で否決された。一方、勝俣恒久会長の再任など17人の取締役を選任する会社提案の議案は可決。午前10時に始まった総会は過去最長の6時間9分続き、午後4時過ぎに終了した。出席株主は過去最多の9302人(午後3時半時点)。 」と報じた。

東京電力は一般株主が多いとの事だ。今回の株主総会では一般株主が原発で燃えたという事だろう。他の記事によると脱原発の議決株数比は昨年の5%から8%へと変化しただけ。議決権は株数に比例するという資本の論理が貫徹しているのがこういう結果を生むのであろうが、何か空しさを感じないだろうか。株主という数は大きく動いた。山は動いたのだが、会社は動かなかった。むしろ動けなかった。資本の論理は自己を呪縛するのだろう。株数では少数派の議案は否決されたが、株主総会という資本の論理の基盤の部分は地殻変動を起こしているのだ。

東北の海よ:浄土ヶ浜

昼休み室温は30℃を突破。最高33℃まで上昇。その暑さを紛らすために会社のリフレシュ休暇で旅した東北旅行を思い出した。浄土が浜を観光船で巡った。WIKIPEDIAによると「浄土ヶ浜(じょうどがはま)は、岩手県宮古市にある海岸。陸中海岸国立公園に属し、三陸を代表する景勝地である。」また、「海岸名の由来は、天和年間(1681年 - 1684年)に、曹洞宗に属する宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖(1727年没)が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられたとする説が、同海岸周辺を遊覧する観光船の案内放送等によって一般に広く知られている。」という。
写真アルバムもあった筈だが見つからない。WEBで画像検索してみた。宮古市のホームページには「この度の東日本大震災の影響により、現在観光船陸中丸は運休となっております。」と出ていた。「遊覧船の周りにはウミネコが群れ飛び、特製ウミネコパンを差し出せばその手から器用にパンをくわえて飛んでいきます。」とあるので、目の先に飛んでいたのはウミネコだったようだ。ウミネコはカモメの一種との事なのでカモメと呼んでも良さそうだ。ともかく、餌のパンを与えている間は景色はそっちのけでカモメだけを見ていた。穏やかな海と島が浄土を連想させているのも事実のようだ。東北関東大震災で昔の旅を思い出した。その旅の思い出を詠んでみた。    

■あのかもめ ジョナサンだったか 窓に飛ぶ 浄土が浜を 妻と船旅
■船窓の 手の先を飛ぶ 白かもめ 誰の使いか 今さら思う
■飛べかもめ 俺は地面を 這いまわる 俺に代わって また飛んでくれ

以下本題。

かみつけ女流歌人 雅:杉の美林

歌題=杉の美林:

■囲炉裏の火 囲める山師 目を閉じて 胸算用の 買価つぶやく 44 佐藤 正子

現在では馴染みのない山師との価格交渉の場面を活写している。

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  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)