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2012年8月19日 (日)

技術 回顧と展望:展望が開けぬ現在の状況を諦めるのか

2012年8月19日日曜日
昨日は晴れたり曇ったりの天気。ざっそう句:背丈ほど 伸びた草引く 残暑かな。最高気温(℃) 32.3 11:51 。真夏日だが、雲が厚く何とか農作業が出来た。虫が発生、ともかく見てくれとの電話。百姓は虫で文句は言えない。小豆が薄紫の花を付けていた。草をかき分けて、カボチャ1個収穫。一株一個の実力。あばたツラで器量もごく悪い。除草した区画に、自家採取したダイコンの種を蒔いた。二回目。一回目に蒔いた種子は発芽している。ダイコンの莢はナタネのように種子がはじけないので、莢を破らないと種子がとれない。この作業を日陰でしてから蒔いた。百姓先生夫婦と昨日漬けたスイカの皮を食べた。シャキシャキと歯ごたえは良い。身の部分も塩水に浸ったので甘みが増すように感じる。塩分補給になった。現役時代の会社のOBである平氏のBLOGを久しぶりに開いた。アップルのS.Jobsに液晶パネルの売り込みをかけた話はまさに、現代の史談に違いない。

2012年8月18日の天気

TAVE= 27.1
TMAX= 31.3 最高気温(℃) 32.3 11:51
TMIN= 23.8 最低気温(℃) 23.7 03:47
DIFF= 7.5
WMAX= 4 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 8.5(東南東) 17:55
SUNS= 4.7
RAIN= 0

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技術 回顧と展望:展望が開けぬ現在の状況を諦めるのか

ITmediaニュースは、「シャープの誤算・見誤った液晶パネルの海外生産 追加リストラ必至かhttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/1208/16/news028.html(2012年08月16日 11時26分 更新)」というタイトルで、「「シャープの最大の誤算はグローバル展開を完全に見誤り、国内生産に力を入れてしまったこと」「世界の市場で戦うならば、海外で生産すべきだった」[SankeiBiz]」と報じた。

元技術者でエンジェル投資家の平強氏のブログ 「挑戦せよ(http://tsuyoshitaira.com/)」を久しぶりに覗いた。そのタイトルは「将を獲んと思わば馬を射よ。 Steve Jobs とのBusiness(12/08/17 金曜日11:13:17)」であった。この記事は、1988年当時、大型LCDパネルが実用化する以前の開発物語で興味をもって読ませていただいた。

LCDが表示装置として実用化された分野は、小型で十分な電卓や腕時計が最初だったと思う。当時はまだ信頼性に課題もあり、表示部はLEDのドットマトリックスを採用していたメーカーもあった。当時は、技術者垂涎の的であったhp社の関数電卓も同じく赤のLEDのドットマトリックスを採用していた。LEDは電流駆動デバイスで消費電力が大きい。従って、時計にLED表示を使ったので、時刻を知ろうとした時に、LEDを点灯させる仕組みだった。LCDの信頼性も確認されてやがてウォッチや電卓はLCD全盛の時代になる。

LCDが静止画表示に使われた最盛期はワープロの最盛期と重なるだろう。表示装置の性能に対応した商品が生まれるのも、技術的な必然といえるかも知れない。更に、白黒からカラーへ、ワープロからカラーディスプレーを経て、ようやくカラー動画を扱えるTV用のLCDディスプレーの時代になる。日本の家電メーカーも各社の技術的な背景に従いつつLCDビジネスに挑戦して来たと言えるだろう。ただし、カラーテレビでは画質が売り、更に大口径化への対応という事で、LCDディスプレーとプラズマディスプレーと二つの潮流が生まれた。更に、次世代の有機EL等明るい話題があったが、日本の現状を見ると残念と言う以外に言葉がない。

かつてのアナログのブラウン管式ディスプレーは、アセンブリー工業的な色彩が大きく、製造設備もテレビ生産の延長線上にあった。だが、LCDディスプレーとプラズマディスプレーの生産は、半導体の生産と同じような設備産業の要素が大きく、結果としては、半導体と同じ運命をたどるような状況となりつつあるように見える。

平氏のブログにS.Jobsが手書きしたLCDディスプレーの仕様(1988年)が掲載されている。当時、S.Jobsは33才、NeXTコンピュータに関わっていた頃のもののようだ。仕様に記された大きさから、コンピュータのディスプレーのようだが、具体的にS.Jobsが何を考えてこの仕様を書いたかはもはや知る由もない。しかし、この図面を見ると、S.Jobsがこういう物があれば、こういうビジネスが出来ると構想していたであろう姿は理解できる。

平氏は、単なる部品の置き換えのビジネスは非常に困難だが、新しく開発した部品ならビジネスに結びつけやすい。セールスマンよ、開発マーケッティングにチャレンジせよとセールスマンに檄を飛ばしている。この記事を読んで、現役時代の事を色々回想した。開発は企業としても、また企業の中でその仕事に従事する者にとってもリスクがある。単なる勇猛心だけではやがて挫折してしまう。しかし、チャレンジを避けるとやがて活力が失われる。

半導体、テレビ、カメラ、自動車等々、日本人の適性に叶った国際商品として、長い年月をかけて育て上げてきたが、将来はどうなるだろうかという一抹の不安を感じつつこの記事を読んだ。物作りの前に人作りが必要なのか。そもそも、人作り等不可能ではないか。一人一人が自分の夢を描けなくなってしまったところに停滞感が生まれているのか。この停滞感こそ何か新しい事が生まれようとしている前兆なのか。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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  • 項目のタイトル2
    POST IT :ブログ画面への張り紙に使える。
  • TYPE LIST事始め
    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)