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2013年1月

2013年1月21日 (月)

老人の寝言:無投票当選とは何じゃ 政治意識沈滞から脱却を

2013年1月21日月曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) 1.0 01:28 。最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 14.6(北北西) 12:36 。ざっそう句:沼風に 帽子取られて 泣き寝入り。散歩を兼ねて市議会議員補欠選挙の投票に行く。沼面を超えてかなり強い風が吹いており、帽子が飛ばされた。帽子は、コロコロと転げて、深い水路に落ちてしまった。愛用の帽子だったので、投票後支度して用具を持って救出に向かった。水浸しになったが、何とか回収できた。今回の補欠選挙は、市長選挙に伴って行われたが、市長選の立候補者が一人だけで、現行制度では初めて無投票当選が確定していた。そのため、投票率の低下が懸念されていたが、予想通りの結果となった。

2013年1月20日の天気(AMEDAS)

TAVE= 4.2
TMAX= 8 最高気温(℃) 9.0 13:41 
TMIN= 1.4 最低気温(℃) 1.0 01:28 
DIFF= 6.6
WMAX= 8.1 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 14.6(北北西) 12:36 
SUNS= 9.5
RAIN= 0

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以下は伊勢崎市市議会議員補欠選挙 開票(確定)=
http://www.city.isesaki.lg.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=13384。から引用。

午後8時41分現在 確定
 投票者総数 27,235人  開票率 100% 欠員 3

  市議会議員補欠選挙 開票 党派 氏名 得票数
無所属 森田 修 7,825
無所属 新藤 靖 6,838
無所属 三好 直明 6,366
   
無所属 藤生 浩二 3,926
無所属 萩原 勝喜 1,027

Isesaki_sigi_hoketu_senkyo_130120
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老人の寝言:無投票当選とは何じゃ 政治意識沈滞から脱却を

前回の衆議院選挙では、地方都市の長が国政と地方政治の両方に関与する弊害が問題になった。今回の、当市の市議会議員補欠選挙の投票率が17.02%と低迷したのにはとまどった。市長が無投票当選したという歴史的記録と共に投票率の市議会議員補欠選挙の投票率の低さも歴史的記録を更新したのだろうか。上毛新聞は市長選挙が行われない場合は、市政の争点が明らかにならない弊害があると指摘していたと思う。その指摘は妥当なものと考えられるだろう。

「無投票当選。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%8A%95%E7%A5%A8%E5%BD%93%E9%81%B8。(最終更新 2013年1月10日 (木) 13:24 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「無投票当選(むとうひょうとうせん)とは、選挙において立候補の届出者数が定数を超えなかった場合に、投票が行われずに、いわば不戦勝で候補者が当選する状態を指す。~日本 [編集]: 法律 [編集]公職選挙法第100条で無投票当選を規定している。地方自治体におけるリコールは通常の選挙による当選の場合は選挙後1年間はリコールができないという規定があるが、無投票当選の場合は当選翌日からでも解職請求が可能である。」とある。

公職選挙法第百条 4項(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO100.html)は、「「参議院(選挙区選出)議員若しくは地方公共団体の議会の議員の選挙において第八十六条の四第一項、第二項若しくは第五項の規定による届出のあつた候補者の総数がその選挙において選挙すべき議員の数を超えないとき若しくは超えなくなつたとき又は地方公共団体の長の選挙において同条第一項、第二項、第六項若しくは第八項の規定による届出のあつた候補者が一人であるとき若しくは一人となつたときは、投票は、行わない。 」と規定している。

上記WIKIPEDIAの記事によれば、「無投票当選の場合は当選翌日からでも解職請求が可能である。」との事で、「無投票当選」が必ずしも有権者の信任を意味しない事、その職責に適任でない人物は解職できるという、制度的な保険を掛けているように感じた。「不戦勝」という事は、他の立候補希望者に勝ち目がないという判断を与えるだけの力量差があったとも取れるし、争点が見付ける事ができなかったという意味にも取れる。仮に、候補者が一人の場合も投票を行い、得票数が規定数以下の場合は再選挙というような規定があれば、候補者も気合いが入り、同時に行われる市議の補欠選挙の投票率も向上するのではないか。ともかく、投票率20%以下が有権者の政治意識の沈滞を示すものでないと願うばかりだ。地域の代表を選ぶという視点で今回の市議の補欠選挙での各候補の得票数を見れば、当選者は信任を得られていると考えられるのではないかと思われる。

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追記(2014/4/22): 「老人の寝言:無投票当選とは何じゃ 政治意識沈滞から脱却を(2013年1月21日 (月))。」がランキング10位に入った。

産経新聞は、「伊勢崎市議選に35人 群馬。;http://sankei.jp.msn.com/region/news/140421/gnm14042102100005-n1.htm。(2014.4.21 02:10 ))」というタイトルで、「伊勢崎市議選は20日告示され、2減となった定数30に対し、現職26、元職1、新人8の計35人が立候補した。党派別では公明3人、共産2人、無所属30人。」と報じた。

昨年の記事がランキング10位に入ったのは、多分検索エンジン経由でこのサイトに来たのだろうと推定した。

Googleでキーワード「伊勢崎市  選挙 2013年」を検索(https://www.google.com/?hl=ja#hl=ja&q=%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E5%B4%8E%E5%B8%82++%E9%81%B8%E6%8C%99%E3%80%802013%E5%B9%B4&start=10)。

試しに、上記キーワードでGoogle検索をすると、19位/約 43,800で本記事がヒットした。ご苦労様です。

追記(20145/6):
開票結果は:
「ツルよ 飛んでおくれ:「富岡製糸場と絹産業遺産群」でどこまでがんばれるか(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2014/04/28/)。(2014年4月28日(月))」末尾の追記を参照。
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2013年1月20日 (日)

老人の寝言:社会から見捨てられ浮かばれない貧老の嘆きの声が聞こえてこないか。;玉響(たまゆら)の 霊魂叫ぶ 枯れ白州。20130120。

2013年1月20日日曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -1.0 00:37 。ざっそう句;玉響(たまゆら)の 霊魂叫ぶ 枯れ白州。宅内閑居。ザクザクと霜柱を踏んで朝刊を取りに行く。上毛新聞の一面には、「元理事長に有罪判決 予見可能性認める 禁固2年 猶予4年 元理事は無罪」と大きな活字が踊っていた。かみさんと話した。あの爺さん良いことをしたのではないか。本日1月20日は大寒。寒さが極まるが、暖かい春へのスタートでもある。平成25年度センター試験の期日は、1月19日(土),20日(日)である。前橋地裁の判決を読むと貧老に対する荒涼たる心象風景が目に浮かんでくる。

2013年1月19日の天気(AMEDAS)

TAVE= 4.3  
TMAX= 9.6 最高気温(℃) 10.3 14:55
TMIN= -0.2 最低気温(℃) -1.0 00:37
DIFF= 9.8  
WMAX= 5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 9.0(西北西) 20:01
SUNS= 9.2  
RAIN= 0  

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老人の寝言:社会から見捨てられ浮かばれない貧老の嘆きの声が聞こえてこないか

4年ほど前に起こった「たまゆら」火災で、「たまゆら」という言葉が古風だが新鮮に感じた。その意味は下記WIKIPEDIAの記事にある。それが、老い先が長くない人生の最後半を過ごす施設の名前であったのでその感慨はなおさらだ。

「たまゆら。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%82%86%E3%82%89。(最終更新 2012年10月18日 (木) 06:14 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「たまゆら(玉響)は、勾玉同士が触れ合ってたてる微かな音のこと。転じて、「ほんのしばらくの間」「一瞬」(瞬間)、あるいは「かすか」を意味する古語。ただし『日葡辞書』には「草などに露の置く様」とある。~群馬県渋川市にあった老人ホーム。2009年3月に起こった火災で入所者10名が死亡しその後閉鎖された。」とある。

「火災で入所者10名が死亡」したのは、事実であり、火災事故である事には疑いがないだろう。それが、業務上過失致死罪という容疑で立件され刑事裁判事件となった。

上毛新聞記事によれば、「出火した部屋の男性を除く死亡した9人のうち自力歩行が可能な3人を含む5人が避難可能だった」と認定したとある。記事には、出火原因を特定しなかったと記されている。記事から、素人で確信は持てないが事実関係を要約すると以下のようになるのではないかと思う。

事実:入所者10名が死亡。
検察:出火した部屋の焼死した男性を除く9人に対して罪を求めた。
裁判官:自力歩行が可能な3人を含む5人に対する罪を認定した。

素人ながら、疑問に思うのが、各レベルで人数がちぐはぐな事だ。また、出火した部屋の焼死した男性に出火責任があったか不問のママ判決がでているようで、これも謎だ。因果関係は自然界の大原則であり、仮に出火した部屋の焼死した男性に出火責任があれば、被告に罪が及ぶのかどうか気になるところだ。更に、判決を裏返しに読むと、自力歩行が不可能な人が焼死するのを容認するような内容にもとれるのではないか。

「姨捨山。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%A8%E6%8D%A8%E5%B1%B1#.E6.A3.84.E8.80.81.E4.BC.9D.E8.AA.AC。(最終更新 2013年1月9日 (水) 09:31 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「棄老伝説 [編集]:「姨捨」の名は、姨をこの山に捨てた男性が名月を見て後悔に耐えられず、翌日連れ帰ったという説話(『大和物語』など)によるともされる。日本各地(世界各地にも)には様々な棄老の風習が民話や伝説の形で残っており、『今昔物語集』にも棄老にまつわる話がある。しかし棄老伝説は古代インド(紀元前200年頃)の仏教経典『雑宝蔵経』の説話に原点があると柳田国男の著書『村と学童』の「親棄山」に指摘されている[5]。7世紀に始まる日本の古代法制度下では20歳以下の若年者、60歳以上の老齢者や障害者には税の軽減など保護がされていて、法制にも棄老はない。このため、個人的な犯罪行為ということになるが、村落という狭い共同体における掟であったのか歴史研究家によって見解が分かれる。なおいくつかある棄老伝説における姨捨山は長楽寺境内の姨岩のこととして語られている話(学説ではない)もあって[要出典]、姨捨駅ホームの案内板でも姨捨山への所要時間が5分と表示されていることから冠着山ではなく姨岩のことになっている。 姨捨伝説については深沢七郎の『楢山節考』(1956年)にも取り上げられている。また柳田國男の『遠野物語』(111話)にはデンデラ野へ棄老するという風習が紹介されている。 『大和物語』(950年頃成立、156段)[6]が姨捨説話の初見であり、世阿弥の謡曲(1363年)にも取り上げられているほか『更級日記』(1059年頃)、『今昔物語集』(1120年頃以降)、『更科紀行』(1688年)でも言及されている。 このように往古から全国に知られた山であったが、更級郡に位置するという記述があるなど、特定された山ではなく、長野県北部にある山々の総称という見解もある。」とある。

WIKIPEDIA「うばすてやま(うばすてやま(姥捨て山)は、棄老伝説に材をとった民話。)(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%86%E3%81%B0%E3%81%99%E3%81%A6%E3%82%84%E3%81%BE)」

加齢により、寝言老人もやがて寝言すら言えなくなる時が来る。刑事責任が認定されてその後に、損害賠償という民事裁判が起こされる場合がある。今回の裁判には遺族の傍聴も無いようだ。焼死した10人の被害者は、家族に見放され、行政に見放され、裁判で見放されたようにも感じてしまう。貧老はまさに社会の弱者だが、無用者、邪魔者と扱われては人間としての尊厳を否定されてしまうのではないか。自力歩行が不可能な人が焼死するのを容認する事は、人権の基本に関する差別ではないか。10名の焼死者全員が生きていれば納得できる解決法はなかったのか。

追記(2019/07/31):タイトルに投稿期日を追加。
追記(2019/09/17):タイトル文字スタイル修正、ざっそう句;を追加。

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CEEK.JPでの「たまゆら 判決」の検索結果(〈2013年1月20日日曜日〉)を以下に記す。

26 件の記事の 1 件目 ~ 26 件目 (重複1件は非表示です)  
行き場のない低所得高齢者 受け皿いまだ整わず (社会) 19日 08:10 東京新聞
たまゆら火災判決 「弱者の受け皿」課題残す ... (地方・地域) 19日 07:35 東京新聞
「たまゆら」火災 高桑被告に猶予付き判決 群馬 (地方・地域) 19日 02:19 産経新聞
「たまゆら」判決:無届け施設、防火に課題 (社会) 18日 23:58 毎日新聞
たまゆら10人死亡火事 元理事長「寛大な裁きをいた... (社会) 18日 18:57 フジテレビ
元理事長に有罪判決、元理事は無罪 「たまゆら」火災 (社会) 18日 16:44 朝日新聞
高齢者施設で10人死亡の火災 元理事長に有罪判決 (社会) 18日 14:28 テレビ朝日
たまゆら火災、元理事長に有罪・元施設長は無罪 (社会) 18日 14:01 読売新聞
たまゆら元理事長に有罪 老人施設火災10人死亡 前橋地裁判決 (社会) 18日 13:41 日本経済新聞
たまゆら火災 元理事長に有罪~前橋地裁 (社会) 18日 13:32 日本テレビ
「改めておわび」=元理事長が会見-たまゆら火災 (社会) 18日 13:28 時事通信
元理事長に有罪、元理事は無罪…「たまゆら」10人死亡火災 (社会) 18日 13:18 スポーツ報知
群馬・高齢者施設火事 元理事長に禁錮2年執行猶予4年の判決 (社会) 18日 13:04 フジテレビ
元理事長に有罪判決=元施設長は無罪-たまゆら10人... (社会) 18日 13:04 時事通信
前橋地裁が元理事長に有罪判決 たまゆら火災... (地方・地域) 18日 12:54 北海道新聞
「たまゆら」火災、元理事長に有罪判決 (社会) 18日 12:39 TBSテレビ
前橋地裁が元理事長に有罪判決 たまゆら火災、予見... (社会) 18日 12:29 共同通信
元理事長に有罪、元施設長は無罪 たまゆら10... (地方・地域) 18日 11:46 産経新聞
たまゆら火災:元理事長に有罪判決 元施設長は無罪 (社会) 18日 11:21 毎日新聞
前橋地裁、元理事長に有罪判決 10人死亡の老... (地方・地域) 18日 11:17 琉球新報
10人死亡の施設火災 元理事長に有罪判決 (社会) 18日 10:58 NHK
元理事長らに判決へ=たまゆら10人死亡火災-前橋地裁 (社会) 18日 06:01 時事通信
たまゆら火災:前橋地裁で18日判決 高齢者の住居確保は (社会) 17日 21:37 毎日新聞
「たまゆら」元理事長、判決前に心境告白 (社会) 17日 18:01 TBSテレビ
元理事長ら、18日に判決 10人死亡の「たまゆら」火災 (社会) 17日 10:38 日本経済新聞
26 件の記事の 1 件目 ~ 26 件目 (重複1件は非表示です)  

2013年1月19日 (土)

技術 回顧と展望(会社生活断面記):CCD デジタルカメラ

2013年1月19日土曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 5.0 13:28 。ざっそう句:山の神 食おうともせぬ 我が痩せ菜。久しぶりに木工DIY。用事外出。DIYも資材と道具が揃っているとやろうとする気持ちになる。また、一度始めると面白くなるようだ。もと会社の同僚は趣味で自宅のリフォームをしていると年賀状にあった。

2013年1月18日の天気(AMEDAS)

TAVE= 1.3
TMAX= 4.5 最高気温(℃) 5.0 13:28 
TMIN= -1.5 最低気温(℃) -2.0 05:33 
DIFF= 6
WMAX= 9.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 16.1(北西) 13:57 
SUNS= 9.2
RAIN= 0

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技術 回顧と展望(会社生活断面記):CCD デジタルカメラ

先日、雪が降った翌日の畑の様子を予備のデジカメで撮影した。記録メディアがCFメモリーだったので、手持ちのメモリーリダーでは読めなかった。仕方なく、リーダーを購入してデータをパソコンに取り込んだ。デジカメ本体が約11年前の物。画質云々と言う前に、よぼよぼなデジカメで撮影できただけでも感動物だ。

自分が、現役時代にCCD デジタルカメラと接点が出来たのも偶然のたまものかもしれない。TV関係の集積回路の次に、ドライバーアレーやレギュレータ関係の仕事をする事になった。ドライバーアレーは、初期の頃はワイヤドットプリンターの駆動等に使われていた。いわば、メカトロニクスの領域で、駆動スピードは遅かった。当時、研究所でCCDの開発をしていたが、CCDを駆動するドライバーを開発するユトリがないので、開発して欲しいという要望があった。CCDのクロックドライバーという物であった。CCDには垂直と水平の2組のドライバーが必要になる。最高スピードは10Mを下らない。その性能を出せるプロセスもなかった。研究所から若い技術者を派遣して貰い、自部署の技術者と一緒に開発させる事になった。試行錯誤はあったが、CCDと組み合わせて目的の性能が出せた。当時はまだデジカメという程のデジカメは市場に出ていなかった。CCDは監視用のモニター等に使われていた程度であった。その後、CCDムービー等に使われるようになった。

「デジタルカメラ。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9#.E6.AD.B4.E5.8F.B2。(最終更新 2013年1月7日 (月) 13:57 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「デジタルカメラ (digital camera) とは、撮像素子で撮影した画像をデジタルデータとして記録するカメラである。世界で初めてコダックが開発した。 一般に「デジタルカメラ」といえば静止画を撮影する「デジタルスチルカメラ」を指し、動画を撮影する「デジタルビデオカメラ」は含めない。現在では静止画撮影が可能なデジタルビデオカメラや、動画撮影が可能なデジタルスチルカメラが一般的になっており、双方の性能の向上もあってその境界線が徐々になくなりつつあるが、デジタルカメラはその中でも静止画の撮影に重点を置いたモデルを指す。 通常「デジカメ」と略称されるが、「デジカメ」は、日本国内では三洋電機や、他業種各社の登録商標である(2010年4月現在)[1]。三洋は「『デジカメ』単体での使用は不問だが、『XXのデジカメ』(XXはメーカー名)のような記述は認めない」、と表明している[要出典]。 本項で特にことわらない限りは、一眼レフカメラはデジタル一眼レフカメラを、コンパクトカメラはデジタルコンパクトカメラを指す。」とある。

当時は、まだ白黒の時代であった、CCDにも幾つか方式があり、当時としては性能的に他方式より優れていたので、NASAのスペースシャトルに採用されたという話を聞いた記憶がある。当初、ドライバーはバイポーラプロセスが使われたが、CMOSの性能が向上して、バイポーラのCCDドライバーは一代だけで終わってしまった。

上記WIKIPEDIA「デジカメ」項に、デジカメが本格的に普及を初めた頃の様子が以下のように記述されている。デジカメがパソコンと相性が良く、Windows95ブームにうまく乗れた事によりデジカメの時代が到来した。同時に銀塩カメラは没落して行く。

「1994年発表1995年3月発売のカシオ計算機のデジタルカメラ「QV-10」は、デジタルカメラの存在と利便性を広く一般に認知させた製品である。外部記録装置なしで96枚撮影ができ、本体定価6万5,000円を実現して好評だった。一番のメリットは、液晶パネルを搭載し、撮影画像をその場で確認できることである。また当時はWindows95ブームで一般家庭にパソコンが普及し始めた時期であったため、パソコンに画像を取り込むことが広く認知された。この機種はNHKの番組「プロジェクトX?挑戦者たち?」090回「男たちの復活戦 デジタルカメラに賭ける」において、あたかも世界初のデジタルカメラのように紹介された。 QV-10の成功を皮切りに多くの電機企業が一般消費者向けデジタルカメラの開発・製造を始めた。QV-10発売の2か月後にリコーから発売されたDC-1にはカメラとしては初めての動画記録機能がある。その記録方法としてJPEGの連続画像(後にMotion JPEGと呼ばれる方式)を採用した。 この頃の製品はまだ画質も電池寿命もそれほど良くなく、存在が認知されたとは言え購入層もその使われ方も限定的で、性能もしばらくフィルムカメラを追い越すことはないと思われていた。1997年末頃から始まった高画素数化競争や小型化競争など、市場拡大を伴った熾烈な競争により性能は上昇、価格も下がり利便性も受けて、2005年頃にはフィルムカメラとデジタルカメラの販売台数が逆転、フィルムカメラからデジタルカメラへと市場が置き換わった。」と。

WIKIPEDIA「コダック(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%AF#.E6.AD.B4.E5.8F.B2)」によれば、フィルムの名門企業も「2012年(平成24年)1月19日 - 連邦破産法第11章の適用をニューヨークの裁判所に申請[3]。」し、経営破綻してしまった。

先日、家電量販店へ行ってデジカメ売場を見たが、デジカメとムービーのメーカーがまだ相当数ある、各メーカー毎に得意な分野があるので生き残っているのだと思うが、その得意分野が何なのか分からなかった。ムービーも手頃になってきた。最新のムービーも使ってみたいが、気がかりなのは昔のフィルムネガやムービーテープ資産を活用することだ。
Yukigesiki_yasai_130115

yukigesiki_yasai_130115.jpg

2013年1月18日 (金)

技術 回顧と展望(会社生活断面記):理想の高密度リチウムイオン電池と安全技術

2013年1月18日金曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -1.1 02:48 。ざっそう句:思い出す 阪神淡路 人の縁。用事外出。町内行事は欠席。昨日で阪神淡路大震災も18年目を迎えた。先日、中谷宇吉郎と「天災は忘れた頃来る」という言葉について書いたが、阪神淡路大震災後18年目というのは、トイレの暦を何となくながめていて気付いた。父と共に思い出すのが阪神淡路大震災と父の戦友だった新井正明氏の事だ。更に、現役時代に電池管理用の集積回路開発で、淡路島の洲本市にある電池事業部門を訪問した事も思い出した。

2013年1月17日の天気(AMEDAS)

TAVE= 2.8
TMAX= 8 最高気温(℃) 8.4 12:05
TMIN= -0.7 最低気温(℃) -1.1 02:48
DIFF= 8.7
WMAX= 6.1 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 10.7(北北西) 14:27
SUNS= 8
RAIN= 0

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技術 回顧と展望(会社生活断面記):理想の高密度リチウムイオン電池と安全技術

「新井正明。http://ja.wikipedia.org/wiki/新井正明。WIKIPEDIA新井正明の項(最終更新 2012年6月9日 (土) 07:19 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「新井正明(あらい まさあき、1912年(大正元年)12月1日-2003年(平成15年) 11月27日)は、住友生命中興の祖にして社長・会長。松下政経塾理事長、関西師友協会会長を歴任した。」とある。

WIKIPEDIAで新井正明を調べると、簡単な経歴と短い記事が掲載されていた。阪神淡路大震災の時の記憶が下記の記事になていた。

「かみつけ女流歌人 雅:絆(きづな)。
http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/03/post-5171.html。(2011年3月19日 (土)
)」

「ざっそう句:天地人。http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2012/01/post-ac6f.html。()(2012年1月18日 (水))」

「阪神・淡路大震災。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%AA%E7%A5%9E%E3%83%BB%E6%B7%A1%E8%B7%AF%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD。(最終更新 2013年1月17日 (木) 09:20 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「阪神・淡路大震災(はんしん・あわじだいしんさい)は、1995年(平成7年)1月17日(火)に発生した兵庫県南部地震による大規模地震災害である。」とある。

大災害でも、時が経るに従い、その呼び方により災害のイメージ・連想作用が変わってしまう。上記WIKIPEDIA記事でも呼称の問題が述べられている。東日本大震災という呼称に関しても同じ問題を感じる。大災害の教訓は世代を越えて継承される必要があるだろう。

NHKは、「B787トラブル その原因は。http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/0117.html。(2013年(平成25年)1月18日[金曜日]1月17日 22時20分))」というタイトルで、「16日、全日空のボーイング787型機が高松空港に緊急着陸したトラブルで、国の運輸安全委員会は17日から本格的な調査を開始しました。 トラブルの原因はどこまで判明したのか。社会部の喜多祐介記者が解説します。バッテリー中心に調査このトラブルは、16日、山口宇部発羽田行きの全日空のボーイング787型機が、飛行中、操縦室のディスプレーにバッテリーの不具合や煙を感知したことを示す表示が出て高松空港に緊急着陸し、乗客が緊急脱出したものです。17日は午前8時すぎ、国の運輸安全委員会の事故調査官5人が高松空港を訪れ、本格的な調査を開始しました。」と報じた。

「ボーイング787。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0787。(最終更新 2013年1月17日 (木) 11:52)」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「ボーイング787ドリームライナー(Boeing 787 Dreamliner)は、ボーイング社が開発・製造する次世代中型ジェット旅客機。ボーイング757、ボーイング767およびボーイング777の一部の後継となる。中型機としては航続距離が長く、今までは大型機でないと飛行できなかった距離もボーイング787シリーズを使うことにより直行が可能になる。これにより、需要があまり多くなく大型機では採算ベースに乗りにくい長距離航空路線の開設も可能となった。」とある。

電池は、電気の歴史と共に進歩してきた。大まかには、使い捨てする電池と充電して再利用する充電池に分類される。コストとメンテナンスと大電力を考えると充電池が重要になる。車には鉛電池が使われる。コストと性能で長い実績がある。車の電池が故障すれば、エンジンもかからず車の機能に致命的な影響を与える。電池の開発目標は、小型、高密度、高性能、大電力と用途が拡大する事に高度なものになってきたと思う。リチウムイオン電池も、パソコンの起動を陰で支えている。ちいさなリチウムイオン電池コイン電池が消耗するとパソコンの起動ができなくなる。リチウムイオン電池も最初は補助電池的な用途であったが、その後機器の主電源に採用されるようになった。それと共に、パソコンでの事故やリコールが目立ってきたのも事実である。

リチウムイオン電池はエネルギー密度が高く、不適切な使い方、故障等々で事故や損害の発生に繋がる。そのため、リチウムイオン電池の状態を監視し、安全に制御する回路が不可欠になった。リチウムイオン電池の市場が拡大するにつれて、リチウムイオン電池用の集積回路の需要も増大が予想された。そこで、リチウムイオン電池用集積回路開発の市場調査をかねて、淡路島の洲本市にあるある電池事業部門を訪問した。仕様を聞くと、消費電力が低い、高精度である等々当時としては厳しい要求があった。

昨晩のNHKニュースで全日空のボーイング787型機が高松空港に緊急着陸したトラブルについて報道され、リチウムイオン電池が航空機の設計コンセプトを変えるような時代になったのかと感慨を新たにした。ボーイング787型は、燃費の良さがそのセールスポイントとの事。それを実現するために、従来技術を電気系で実現したようだが、結果として電池や電源系統への負担が増大し、それがトラブルの原因になっているのではないかと指摘されているようだ。当然事故の真相は、専門家により解明されるべきではあるが、安全については総合的な判断が重要だと認識させた事故でもあるようだ。一例として、電池容器から発煙して、煙が充満して操縦士が計器を見ることが出来なくなれば重大な事故につながるのは素人でも分かる。ただ、事故が起こってからでは遅すぎる。一方、発煙や液漏れを無くすためには、容器を強化すれば良いだろうが、重量が重くなる。これは、原子炉の格納容器にも関係し、技術上必然的に生じるトレードオフの問題にも通じるだろう。もうひとつ、技術上フェールセーフという基本的な考え方がある(配電盤や機器に取り付けるフューズもその例だろう)。万一、機器や部品が破壊したときシステムが安全側となる状態で停止するような設計である。今回の事故で、フェールセーフが働いたのかはっきりしないが興味ある事だ。

2013年1月17日 (木)

老人の寝言(環境雑録):5Sは聞いて分かるが3Rは分からぬ 「3さ」ならどうか

2013年1月17日木曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 8.4 14:37 。ざっそう句:手入れ下手 蝋梅咲かず 労ばいだ。用事外出。買い物。先日、庭の蝋梅の徒長枝を剪定。徒長枝ばかり多く、花芽が少ない。蕾が膨らんでいるがまだ開花していない。電気店でCFカードが使えるカードR/Wを買った。ME機で使っていたR/Wはデバイスドライバーにデジタル署名が無い云々でインストール出来なかった。今回行った家電量販店にはGEの白熱電球があった。GEは原子炉から医療機器まで広汎な先進分野の事業を手がけていると言われていたので、まさかGEの白熱電球に出会うとは思ってもいなかった。また、CREE社のLEDを使っていると書かれた比較的安価な中国製の電球型LED灯があった。ついでに買ったのが、再生紙を使ったトイレットペーパー。家電量販店でトイレットペーパーを買うのは初めてだ。家電量販店のコンビニ化か。見方を変えれば、電気製品で全フロアを埋められなくなっているのか。

2013年1月16日の天気(AMEDAS)

TAVE= 2.3
TMAX= 7.7 最高気温(℃) 8.4 14:37
TMIN= -1 最低気温(℃) -1.2 04:18
DIFF= 8.7
WMAX= 3.8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 9.3(西) 02:31
SUNS= 9.1
RAIN= 0

Q
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GEについて、調べてみると、「GEのビジネス紹介(http://www.ge.com/jp/careers/business/index.html)」や「東日本大震災と福島第1原発に関する情報(http://www.ge.com/jp/news/reports/gereport_march20_11.html)」等の情報があった。福島第一原子力発電所(WIKIPEDIA。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80#1.E5.8F.B7.E6.A9.9F)の1号機、2号機、6号機の原子炉がGE製である。
LEDのCREEのホームページ(http://www.cree.com/)。日本のLEDの日亜化学工業株式会社のホームページ(http://www.nichia.co.jp/jp/about_nichia/index.html)。

Q
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老人の寝言(環境雑録):5Sは聞いて分かるが3Rは分からぬ 「3さ」ならどうか

製造工場等の現場では色々な改善運動がある。入社した頃、ZD運動があった。ZD=ZERO DEFECTSなので、究極は欠陥ゼロ、歩留まり100%への挑戦でもあったと思う。作業者の技量やノウハウが重要な場合は、ZD運動が意識付けになる。更に、5S運動というのもあった。

「5S。http://ja.wikipedia.org/wiki/5S。(最終更新 2012年10月25日 (木) 22:14 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「5S(ごエス、ごーエス)とは、製造業・サービス業などの職場環境の維持改善で用いられるスローガンである。各職場において徹底されるべき事項を5つにまとめたもので、4S運動に「躾」(習慣化の場合もある)を加えた5項。
 概要 [編集]:名前は、5項目のローマ字での頭文字がいずれもSとなっている事に由来する。5Sに基づいた業務管理を5S管理・5S活動などと呼ぶ。

整理(せいり、Seiri)
いらないものを捨てる
整頓(せいとん、Seiton)
決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておく
清掃(せいそう、Seisou)
常に掃除をして、職場を清潔に保つ
清潔(せいけつ、Seiketsu)
3S(上の整理・整頓・清掃)を維持する
躾(しつけ、Shitsuke)
決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける

5S自体による効果は職場環境の美化、従業員のモラル向上などが挙げられる。5Sの徹底により得られる間接的な効果として、業務の効率化、不具合流出の未然防止、職場の安全性向上などが挙げられる。これは、整理整頓により職場をよく見るようになり、問題点などの顕在化が進むためであるとされる。」とある。

5S運動も、継続した管理体制で行えば効果があると感じる。現役時代、製造部門を見る機会があったが、確かに開発部門から見ると整理整頓が行き届いていた。ただ、開発部門は成果を出すのが主な仕事で、整理整頓は自発的に行う必要があった。その点、個性満開で、整理整頓はお構いなく仕事に集中している人も居た。労力配分から言って、それくらい仕事に集中しないと良い結果はでない。

職場の環境運動では3Rが叫ばれた。この標語・宣伝文句(スローガン)で気になるのが、単語が普段余り使わない英語であること。どうしても、脳内で英語を日本語に置き換える操作が必要になり、本当の意味が身につかないような気がする。日本語の中で、外来語を使って、非効率的、非生産的に感じるのは、外来語を解説して、仕事の最初の一段落が終わったと錯覚する事ではないか。これでは、外国人に対して周回遅れにならないか。もう一つ、上に立つ人が、横文字(外来カタカナ語)をならべて、得意になるという弊害もまき散らし、言いふらし、解釈をして終わりという人間を大量生産してしまう。これも、能力の浪費に違いない。

「3R。http://ja.wikipedia.org/wiki/3R。(最終更新 2012年8月20日 (月) 06:17 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「3R(すりーあーる、さんあーる)とは、以下の3つの語の頭文字をとった言葉。環境配慮に関するキーワードである。

Reduce
リデュース:減らす
Reuse
リユース:繰り返し使う
Recycle
リサイクル:再資源化
1.リデュース(ごみの発生抑制)、 2.リユース(再使用)、 3.リサイクル(ごみの再生利用)の優先順位で廃棄物の削減に努めるのがよいという考え方を示している。」とある。

暇に任せて、3Rを日本語に翻訳したのが「3さ」である。「Reduce⇒削減化」、「Reuse⇒再使用化」、「Recycle⇒再資源化」である。「化」としては、意識的に取り組むという意味を込める。「3さ」方式にすれば、小学生でもその意味が理解できるだろう。その代わり、もったいぶって3Sを解説する人類は消滅の憂き目にあう。

環境問題で、「3さ」をもてはやすが、結果系の出口の部分(排出物)に注目している比重が高いので、運動自体が行き詰まってしまう。コピー用紙の何%削減とかいう目標を立てても、それを継続できる保証はない。「3さ」も出てきた物をどうするかという発想で、フィードバックシステム的である。工学的にはフィードフォワードという制御もあり、環境問題にもフィードフォワード的発想が不可欠ではなかろうか。それは、入り口で制御すればよい。コピー用紙を山ほど積み上げて、使用量を何%削減せよというのも酷ではある。最初から購入量を減らせば良い。こういうやり方の方が良い結果が出るだろう。これは、肥満、ダイエット等々にも通用する事ではあるが。「削減化」、「再使用化」、「再資源化」は色々な場面で適用できそうだ。農作業にも使える。発想を転換して「3さ」を活用しようか。

2013年1月16日 (水)

日々農天気:2013年正月 庭の風景

2013年1月16日水曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 6.5 04:18 。ざっそう句:乾き畑 恵みの雪も 厄介者。宅内閑居。一昨日の雪は雨量換算で28mm。畑の作物も寒さと乾燥でかなり傷んでいる。先日、山東菜を収穫したが、枯れ葉を除去すると量が半分くらいになってしまった。野菜の高値が報道されているが、それ相当の理由があるわけだ。朝の外気温は0℃よりやや低かった。雪は半分くらいとけて、路面は凍結していた。WIKIPEDIAによると「雪は天から送られた手紙である」という言葉は中谷宇吉郎との事。姓「ナカタニ」だと思っていたが「ナカヤ」との事だ。寺田寅彦の「天災は忘れた頃来る」という言葉を普及させたのは中谷宇吉郎の功績でもあるようだ。寺田寅彦は中谷宇吉郎の恩師であった。

昨日の記事やリンク先を再読して追記:「雪 中谷宇吉郎著」の末尾に、「このように見れば雪の結晶は、天から送られた手紙であるということが出来る。そしてその中の文句は結晶の形及び模様という暗号で書かれているのである。その暗号を読みとく仕事が即ち人工雪の研究であるということも出来るのである。」とあり、「雪の結晶は、天から送られた手紙である」という言葉の出所が分かった。ここでは、単なる「雪」でなはなく、「雪の結晶」の事を言っている。その手紙は暗号で書かれていて、それを読み解く仕事が科学だというメッセージを伝えている。

2013年1月15日の天気(AMEDAS)

TAVE= 3.0
TMAX= 5.9 最高気温(℃) 6.5 04:18 
TMIN= 1.4 最低気温(℃) 0.4 10:57 
DIFF= 4.5
WMAX= 8 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 18.3(北西) 19:34 
SUNS= 8.2
RAIN= 0

「中谷宇吉郎。http://ja.wikipedia.org/wiki/中谷宇吉郎。WIKIPEDIAの中谷宇吉郎の項へのリンク。(最終更新 2013年1月1日 (火) 01:53 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「中谷 宇吉郎(なかや うきちろう、1900年(明治33年)7月4日 - 1962年(昭和37年)4月11日)は日本の物理学者、随筆家である。理学博士。元北海道大学教授。~人物 [編集]:石川県加賀市出身。旧制小松中学(現・石川県立小松高等学校)を経て1922年(大正11年)、第四高等学校を卒業し東京帝国大学理学部物理学科に入学。寺田寅彦に教えを受け、実験物理学を志す。卒業後は理化学研究所で寺田研究室の助手となった。 ロンドン留学の後、1930年(昭和5年)に北海道帝国大学理学部助教授となる。1931年(昭和6年)に京都帝国大学にて理学博士号を受ける。教授となった1932年(昭和7年)ころから雪の結晶の研究を始め、1936年(昭和11年)3月12日には大学の低温実験室にて人工雪の製作に世界で初めて成功。気象条件と結晶が形成される過程の関係を解明した。他にも凍上や着氷防止の研究など、低温科学に大きな業績を残した。」とある。

MEMO:WIKIPEDIAの中谷宇吉郎のURL=(http://ja.wikipedia.org/wiki/中谷宇吉郎 )だが、BLOG EDITOR やWZ EDITORが末尾の「中谷宇吉郎」まで取り込んでくれない。

試しに、WIKIPEDIA「寺田寅彦」のURL=(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E7%94%B0%E5%AF%85%E5%BD%A6)で正しくリンクが設定される。

「寺田寅彦。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E7%94%B0%E5%AF%85%E5%BD%A6。(最終更新 2012年12月14日 (金) 11:54 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「寺田 寅彦(てらだ とらひこ、1878年明治11年)11月28日 - 1935年昭和10年)12月31日)は、戦前日本物理学者随筆家俳人であり吉村冬彦の筆名もある。高知県出身(出生地は東京市)。」とある。

WIKIPEDIAの人物記事の中には、その人物の著作が青空文庫にリンクされている場合があるようで、参考になる。著作権が消滅した著作物は自由に利用できるのだが、それを利用しやすい形で提供しているボランティアの皆さまに感謝。

Q
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日々農天気:2013年正月 庭の風景

正月気分も去って、日の長さも徐々に伸びている。目出度さも中ぐらいだが、無事新年が迎えられた。万年青の実は鳥に食べられずに正月を飾った。逆に、冬場を楽しませてくれるだろうと育てた葉ボタンは、芯の部分を鳥に食べられてしまった。育った苗が数本と少なかったので、鳥の被害も大きく感じた。今年は列植出来る程度の苗を確保したい。万年青は畑などに生えていた株を鉢で栽培している。野生株で、平常は目立たないが実が生るとそれなりの風情が出てくる。縄飾りは、新藁が確保できたので、何となく出来も良かったように感じる。

今年は初日の出をデジカメに収めた。まさに、太陽は「日々農天気」の根源だ。Googleで「日々農天気」を検索すると、「もしかして: 日々の天気 」とも表示してくれる。コンピュータも親切に微妙な意味解釈をしているようだ。「農天気」のうらにある「能天気」も気になる。「もしかして: 日々能天気 」と聞かれると虚をつかれるようでゾットするだろう。
2013_syougatu_fuukei

2013年1月15日 (火)

読みかじりの記:防災意識にあふれた中谷宇吉郎の著作を青空文庫で読む。20130115。

2013年1月15日火曜日
昨日は雪。一時強風が吹いた。最高気温(℃) 6.5 04:18。最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 18.3(北西) 19:34 。ざっそう句:初雪だ コンコンと来る 別世界。宅内閑居。デジカメ予備機の動作確認。大型低気圧の北上で広範囲で天気が荒れたようだ。成人式は繰り上げて13日開催が多かったので幸運だったろう。雪国文化を代表する作品に鈴木牧之著「北越雪譜」がある。鈴木牧之は地域興しの原点にもなっているようだ。鈴木牧之記念館の一隅に句碑と言うより句標のような物があり、「そっと置くものに音あり夜の雪」(牧之)と記されていたのを思い出す。硯の墨が凍るような雪の降る深夜に、学問という夜なべをしていたのではないかと想像する。

2013年1月14日の天気(AMEDAS)

TAVE= 3.5  
TMAX= 6.3 最高気温(℃) 6.5 04:18 
TMIN= 0.5 最低気温(℃) 0.4 10:57 
DIFF= 5.8  
WMAX= 7.9 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 18.3(北西) 19:34 
SUNS= 0  
RAIN= 28  

Q
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読みかじりの記:防災意識にあふれた中谷宇吉郎の著作を青空文庫で読む

「北越雪譜」という本の名前は聞いたことがあるが、その著者が鈴木牧之という人物であると知る人は少ないのではないか。「雪の結晶のスケッチ」をするにも、肉眼だけでなく虫眼鏡も使っていたとの事で、対象に迫ろうとする気迫を感じる。江戸後期に虫眼鏡を手に入れるのも大変だったろう。

鈴木牧之記念館ホームページに、「よみがえる北越雪譜の世界。http://park11.wakwak.com/~imahaku/sub/bokushi/bokushi.html。」というタイトルで、「『北越雪譜』の著者、鈴木牧之(すずきぼくし)は明和7年(1770)塩沢に生れました。幼名:弥太郎、元服後:儀三治牧之の家は、代々縮みの仲買商を稼業とし、父の影響を受け幼い頃から学問や文芸の道に励みました。 牧之の交友は広く、作家では山東京伝や弟の山東京山、十返舎一九、滝沢馬琴など、その他、画家や書家、俳人、役者など200人余りにのぼっています。 学問や文芸にたけ几帳面であった牧之が遺した資料から、当時の文人や画家などの様子を知ることができます。」とある。

「北越雪譜。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E8%B6%8A%E9%9B%AA%E8%AD%9C#.E5.87.BA.E7.89.88.E3.81.BE.E3.81.A7.E3.81.AE.E7.B5.8C.E7.B7.AF。(最終更新 2012年12月23日 (日) 10:00 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「北越雪譜(ほくえつせっぷ)は、江戸後期における越後魚沼の雪国の生活を活写した書籍。初編3巻、二編4巻の計2編7巻。雪の結晶のスケッチから雪国の風俗・暮らし・方言・産業・奇譚まで雪国の諸相が、豊富な挿絵も交えて多角的かつ詳細に記されており、雪国百科事典ともいうべき資料的価値を持つ。著者は、魚沼郡塩沢で縮仲買商・質屋を営んだ鈴木牧之。1837年(天保8)に江戸で出版されると当時のベストセラーとなった。」とある。

「松岡正剛の千夜千冊(http://1000ya.isis.ne.jp/0001.html)」の第一話が、「雪 中谷宇吉郎 著」である。千夜千冊の第一番にこの本を持ってきただけに、色々な事を教えてくれる。一種の自伝でもあり、長い人生を経ることにより、新しく見えてくる物もあるようだ。ここまで、書いてあれ、同じ事を考えているのかと思った。松岡氏によれば「雪」の中に中谷宇吉郎の人生に向かう態度を見ているようだ。

幸いなことに、現在では「雪 中谷宇吉郎 著(http://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/52468_49669.html)」を青空文庫で読める。自分としては、本書の背景を語る「序」と「第一 雪と人生」の部分に関心を持った。雪が少ない地方に住む人には、想像もできない苦労と損害を受容しつつ生活しなければならないのである。科学的に雪の素性を解明できれば、雪害対策の手段も明らかになるだろうが、即効性は少ないだろう。科学と言えども現実の生活を支える知恵と労力とのバランスが必要になるだろう。著者は「北海道における研究の外に、この数年来、私は新庄(しんじょう)にある農林省の積雪地方農村経済調査所の仕事に少しばかり関係が出来て、其処(そこ)で雪害の実状を見聞している中(うち)に、雪と人生との間の深い交渉に驚かされたのである。そして色々気の付いたことを第一話「雪と人生」の中に述べることにした。しかしこの方は結晶の話とちがって私の本当の専門ではないので、大抵は受売りの話である。」と謙遜して書いているが、科学者として雪害対策の調査研究をしている事を語っていると思う。

『第二 「雪の結晶」雑話』、『第三 北海道における雪の研究の話』、『第四 雪を作る話』が本題であるが、読みかじりをパスして「附記」を読んだ。

そこに、著者は、「それから雪の正体を的確に掴むためには、どうしてもその生成条件を知る必要があるために、人工で雪華を作り、そしてその生成の条件を知ろうとしたのである。雪の出来る条件は、私が今まで述べただけで定まるものではないと思うし、また例えば説明もいまだ十分尽したとはいえない。しかし読者は自然科学の研究というものが大体、どんなものであるかということを理解して下さればよいのである。」と書いている。今日的に言えば、「人工で雪華を作る」ということは、シミュレーションにも通じるだろう。福島原発事故では、スピーディ(SPEEDI)による放射性物質の飛散予測が行われたが、それが被災対策に生かされなかった。

更に著者は、「しかし、自然の色々な現象の正体を究めようとする人にとっては、雪という我国にとって重大な意義をもつ自然現象の一つを、過去何千年かの間の人々と同じような見方で、何時(いつ)までも見ていることは余り望ましいことではない。もっとも誰もが雪の研究の専門家になっては困るということはいうまでもない。しかしわれわれが日常眼前に普通に見る事象の悉(ことごと)くが、究めれば必ず深く尋ねるに値するものであり、究めて初めてそのものを十分に利用することも出来、またもし災害を与えるものであればその災害を防ぐことも出来るのである。それ故に出来るだけ多くの人が、まず自分の周囲に起っている自然現象に関心を持ち、そしてそこから一歩でもその真実の姿を見るために努力をすることは無益な事ではない。すべての事柄について一般的の知識の向上は、必ず後日そこから優れた成果が出て来る土台となるものである。このことは繰返し言ってよいことであろう。」と書いている。著者が本書を出版した背景に、科学の防災への活用という明確な意図があったと分かるだろう。

著者は、「附記 第十一刷に際して」で、「人工雪の研究は、この書に述べたところは、ほんの初期の研究結果だけである。この十年の間に、主として花島政人博士の手によって、人工雪の研究は、著しい進歩をした。現在では、全種類の結晶型が、再現可能の状態で、容易に製作されるようになった。結晶形と外界の気象条件との関係という、一番困難な問題も、一応の解決を見た。
 それでは、雪の結晶の人工製作という大問題も、一応片付いたかというに、まだそうとは言い切れない。というのは、本書の読者が既に知られたように、私たちは、兎の毛の一点上に、極微の氷晶を作り、その氷晶から、雪の結晶を発達させている。その点は、現在でも十年前の方法をそのまま用いている。それでわれわれは、雪の結晶の最初期の状態、いわば雪の起源については、まだ何も言うことが出来ない状態にある。 ところが、この数年来、その方面の研究が、主としてアメリカで急激に進歩した。それはGEの研究所で、ラングミュア博士とシェファー博士とが、この氷晶を人工的に作る研究に成功したからである。冬の空にある雨雲は、もちろん零度以下にあるが、ほとんど全部過冷却の微水滴から成っている。この過冷却の水滴群の中に、ドライアイスの粒をまくと、水滴が氷晶にかわることを発見した。また沃化銀の非常に細(こまか)い粒子を添加してやっても、やはり氷晶が得られることが分った。 理論は略するが、これで氷晶の成因は一応分った。このアメリカでの近年の研究と、私たちの実験とを併せると、雪の結晶の人工製作の問題が、初めて首尾一貫して解けたことになる。」と書いている。あらゆる形状の人工雪を作ることにより、自然の雪がどのようにして出来るかという謎が解明され、さらなる謎の解明に進んでいる事が述べられている。

現役時代は、集積回路の設計でCADというツールを使った。これも一種のシミュレーションである。今日のスーパーコンピュータ「京」もその延長上にあるだろう。ただし、著者が行ったシミュレーションは、人工的に本物の雪の類似物を作るというハードウェアシミュレーションであるが、ソフトェアシミュレーションとも発想は同じである。

さらに、中谷宇吉郎の著作に「天災は忘れた頃来る(http://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/53217_49675.html)」がある。「天災は忘れた頃来る」という言葉は、寺田寅彦が語った言葉とされるが、それを証明する書物はないと本書で書いている。ただ、「天災は忘れた頃来る」という言葉自体は、寺田寅彦のものだと述べている。著者中谷宇吉郎が防災に強い関心を抱いていた事を示す書物であろう。中谷宇吉郎は、寺田寅彦の陰になっているが、防災意識にあふれた科学者だったと思う。小さな発見だ。

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追記(2020/05/11):この記事がランキング2位に初めて入った。外部アクセスだろう。読者に感謝。タイトルに投稿日を付記。雪の季節でも無いので、新型コロナウイルス感染症・COVID-19大流行の影響か。新型コロナウイルスは一部人造説もあるが、野性の鳥獣の中に自然に存在するウイルスが突然変異した可能性が大きいと思われる。多分、このようなウイルスの宿主は抗体を持ちウイルスと共生できているのかも知れない。野性ウイルスが原因なら、一種の自然災害で不可抗力と考えられるが、国や地方自治体が対応を誤れば人災にもなり得るだろう。

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2013年1月14日 (月)

学生時代追想:学園紛争時代の成人式・卒業式

2013年1月14日月曜日
昨日は晴れ。最高気温(℃) 14.4 13:49 。ざっそう句:庭仕事 ひらりはらりと 百舌鳥の狩り。
ミカン収穫。霜で果実が傷んでいる。果実を付けたままだと樹体も傷みやすい。昨(2012)年の冬は着果越冬で、セトカとタマミを枯らしてしまった。セトカは桝井農場の苗だった。「桝井農場の果樹苗(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2008/09/post-355e.html)。(2008/9/3)」1月の第二月曜日今年は本日が成人の日。1999年までは、1月15日と固定であったとの事。伊勢崎市の成人式は1月13日に行われたようだ。自分の成人式の時の様子を思い出そうとしているが、はっきりした記憶がない。

2013年1月13日の天気(AMEDAS)

TAVE= 6.7
TMAX= 14.1 最高気温(℃) 14.4 13:49 
TMIN= -0.4 最低気温(℃) -2.4 01:49 
DIFF= 14.5
WMAX= 5.5 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 9.7(北西) 11:07 
SUNS= 7.8
RAIN= 0

Q
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学生時代追想:学園紛争時代の成人式・卒業式

自分の成人式・卒業式も既に半世紀近く前の事になるが、当時は学園紛争が盛んな時期であり、成人式の事が思い出せない。市政や選挙への関心も薄かったように思う。大学入学時の写真を見ると、まだ詰め襟の学生服を着ていた。入学時の頭は丸刈り。長髪にして頭に何を塗ったらよいのか分からなかった。同級生が床屋さんで、整髪料は何にすると聞かれると、いつも前と同じと言って済ませた。一方、卒業式は実施できなかった事を明瞭に覚えている。社会状況により、成人式・卒業式のありさまも大きく変わっているようだ。

成人式の年齢は、学齢に従っているようだ。一方、成人としての権利義務は満年齢で決めれている場合が多いようだ。従って、成人式が終わったから、全員が飲酒や選挙での投票が出来る訳ではなさそうだ。この学齢は、社会人になっても色々な場面に付いて回ってきた。同じ年に入社しても、各人の年齢が異なるからであろう。

伊勢崎市の市長選挙と市議の補欠選挙が始まった。市長立候補は一名だけで無投票当選が確定した。昨日は、早速市議選の選挙カーからお願いの挨拶が流れてきた。選挙は、成人の権利であり義務でもあろう。新成人の自覚に期待したい。

伊勢崎市のホームページに、「平成25年成人式の開催案内。http://www.city.isesaki.lg.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=3398。())」というタイトルで、「伊勢崎市の成人式は、新成人だけでなく、家族や地域ぐるみでお祝いできる成人式となるように、中学校区単位で開催します。」と記事があった。「■開催日:平成25年1月13日(日曜日)■対象:平成4年4月2日から平成5年4月1日に生まれた人」とある。

「学齢。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E9%BD%A2%E6%9C%9F。(最終更新 2012年5月7日 (月) 02:43 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「学齢(がくれい)とは学校に就学して教育を受けることが適切とされる年齢のことである。日本では、満6歳の誕生日以後の最初の4月1日から9年間(満15歳に達した日以後の最初の3月31日まで)が該当する。第二次世界大戦後の日本においては義務教育の対象年齢にあたる者のことを「学齢○○」と称するため、日本国籍者についての学齢期と義務教育期は同一のものを指している。このため、あえて義務教育と学齢の概念を区別して解説する意味は薄いが、かつては学齢期と義務教育期間は明確に異なる概念であった。学齢は、義務教育と関係が深い概念なので、より深く理解するには「義務教育」の記事も参照。」とある。

「選挙権。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%B8%E6%8C%99%E6%A8%A9#.E9.81.B8.E6.8C.99.E3.81.AE.E7.A8.AE.E9.A1.9E.E3.81.A8.E9.81.B8.E6.8C.99.E6.A8.A9。(最終更新 2013年1月4日 (金) 14:29 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「選挙の種類と選挙権 [編集]:
国政選挙(衆議院議員総選挙・参議院議員通常選挙)
日本国民で年齢満20歳以上の者(公職選挙法9条1項)[2]

都道府県知事・都道府県議会議員選挙
日本国民で満20歳以上であり、引き続き3カ月以上その都道府県内に住所のある者

市区町村長・市区町村議会議員の選挙
日本国民で満20歳以上であり、引き続き3カ月以上その市区町村に住所のある者
」とある。

「未成年者飲酒禁止法。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E6%88%90%E5%B9%B4%E8%80%85%E9%A3%B2%E9%85%92%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%B3%95。(最終更新 2012年10月27日 (土) 02:01 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「未成年者飲酒禁止法(みせいねんしゃいんしゅきんしほう)は満20歳未満の者[1]の飲酒の禁止に関する日本の法律である。」とある。

最近まで、伊勢崎市の成人式は一つの会場で行われていたと思う。会場での騒動や混乱が起こり、現在は分散方式の式典になっているようだ。「式」を形式的に行っては、若者が反発するのもむべなるかなと思う。ともかく、成人式は、その年齢に達した者に対して、成人としての自覚を与えるものでなければならないだろう。お偉いさんの形式的な訓辞だけでは爆発したくなる年齢だ。そのエネルギーに期待したい。成人式が終わって一件落着ではない。その先には気が遠くなりそうな前途がある。新成人に対して1~2年間、成人としての基本的な知識を与えるようなプログラムを実施してやるのが行政の役割ではないか。

「元服。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E6%9C%8D。(最終更新 2012年11月27日 (火) 04:29 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「元服(げんぶく、げんぷく)とは、奈良時代以降、男子の成人を示すものとして行われる儀式のことであり、通過儀礼の一つである。「元」は首(=頭)、「服」は着用を表すので、「頭に冠をつける」という意味。加冠とも初冠(ういこうぶり)とも言われる。なお、公家の女子の成人式は裳着(もぎ)と言う。」とある。

「成人式。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E4%BA%BA%E5%BC%8F。(最終更新 2012年9月20日 (木) 21:57 )」『ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。の記事に、「成人式(せいじんしき)とは、日本の地方公共団体などが、成人式を行う年度内に成人に達する人々を招き、激励・祝福する行事(イベント)。講演会やパーティーを開いたり、記念品を贈ったりする。」とある。

2013年1月13日 (日)

老人の寝言:「生老病死」で想うこと

2013年1月13日日曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -4.6 03:41 。最高気温(℃) 8.5 14:46 。ざっそう句:隣組 役の番決め 酒の番。隣組恒例行事。生老病死の両端の生死を除いた老病の話題で盛り上がる。老病の事を一人で考えると悲観的になってしまう。隣に同類の人がいれば話題も豊富になり、情報交換もでき、不安解消にもなる。老病は避けられない現実だが、悲観的見方だけでなく、楽観的・前向きな見方に変える事も出来る。病院は 斎場前の 一里塚。とはいえ、病院・医院のサロンとしての役割も皆無ではなかろう。病院も斎場も繁盛しすぎずに開店休業程度が望ましい。一方、葬儀のない斎場は死んだようで勿体ない。会議場、宴会場、イベント会場等々に利用できないか。金を余り掛けずに、意識のギアチェンジだけで可能ではないか。老人モードで変な初夢を見たようだ。

2013年1月12日

TAVE= 1.6
TMAX= 7.8 最高気温(℃) 8.5 14:46
TMIN= -4.1 最低気温(℃) -4.6 03:41
DIFF= 11.9
WMAX= 2.4 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 4.7(南南東) 14:56
SUNS= 8.8
RAIN= 0


Q

老人の寝言:「生老病死」で想うこと

広辞苑によると、「生老病死」とは、『「仏」人間がこの世で避けられない四つの苦しみ。生まれること、老いること、病気になること、死ぬこと。四苦。』とある。「生老病死」という言葉を、先入観を抑えて眺めると、「生・老・病・死」という漢字の羅列である。この漢字は、名詞にも、動詞にもなれる。動詞は運動や作用という時間現象でもある。物事の始まりと、その過程とその終わりという順序に並んでいる。自然界の生き物にあてはまる不可逆過程もこの語列に含まれている。しかし、「生老病死」が人間だけの現象で、それが苦しみだとはこの語列からは理解できない。今日では、「生老病死」を生物全般に共通する生命原理として捕らえるべきかもしれない。

釈迦はこの「生老病死」を苦しみと考えて、その苦しみから逃れる方法を試行錯誤して求めたらしい。その時の、意識の流れを推測すると、「逃れる」⇒「克服する」という意識のギアチェンジがあったのではないかと感じる。逆説的だが「生老病死」が現実世界であり、「生老病死」のない世界はまさに架空の天国しかないのだろう。ただ、物質レベルで輪廻という現象を考えると「死病老生」という考え方も可能だ。自己の身体は、死後に分解し、原子や分子という形で他の生き物の中に移転し、そこで新しい生命の源に組み込まれ、新しい生命の一部として生まれる。苦しみから「逃れる」とはまさに、出家・修業ということだろうが、「克服する」とは、出家・修業から社会復帰する事のように思える。

老人モードで考えると、苦の背中合わせに楽がある。「生老病死」を四つの苦と割り切ったのは英断のように見えるが、「生老病死」の中に、なにがしかの楽があるように感じるし、そう信じたい気持ちもする。ところで、「生」に関しては、大体「親が子を生んだ」、「自分は親から生まれた」と、親子の関係から捉えてしまう。自分が、辛い時、親子喧嘩の時等々、何で俺を生んだのかと親に向かって反発する事も多々ある。英語でも、生む・生まれるという言葉は、日本語と同じ用法のようだ。親子関係は、高等動物ではある程度粘着的だが、一般の動植物では親子の縁はそれほど永続的ではなさそうだ。「生む・生まれる」という言葉は基本的な言葉だが、自分が母胎から苦労して這い出てきたのも事実だ。人間生まれると同時に母胎の外という外部環境の中で生きて行かねばならない存在でもある。

この世で、前向きに生きるべきは、親子関係とは別のあらゆる生物に普遍的な生物原理のように思えるのだ。このような関係を適切に表現する言葉を知らない。「生じる」となるとまだ、生む・生まれるとの関係が絶てないで、即物的だ。「出来」はどうか。医療技術的には代理母による出産は可能な時代になった。俺は諸々の縁があってこの世に出来した云々。親子関係、職場関係、学校関係、広くは社会関係一般で、生きるのが、難しい時代になってきたが、自分からこの世に出てきたんだという意識・自覚するとともに、相手も同じで、お互いに生かし合うべき存在であると認識する事が必要だと感じる。それなら、どんな事があっても自殺はすまい・させまいと考えるのではないか。

2013年1月12日 (土)

老人の寝言:エネルギー価格は将来どうなるか 夢が描けない国日本

2013年1月12日土曜日
昨日は晴れ。最低気温(℃) -2.2 23:41。最高気温(℃) 7.3 13:58 。ざっそう句:この冬も 原発思い あんか絶つ。録音CD焼き増し。調べると現用のXP2号機の発売時期が丁度10年前だった。その前に使っていたのがME機。こちらはCD-ROM搭載。現用機もCD-ROMだけの機能と思っていたが、DVD-ROMとCD-Rの機能が付いていた。既にブルーレイディスクの時代になり現用機も風前の灯火のようかも知れないが、録音CD焼き増しには付属のCD-Rの機能が役立った。昨日が11日の金曜日という事で、福島原発事故を思い出し、東京電力のホームページを覗いてみた。

2013年1月11日の天気(AMEDAS)

TAVE= 2.4
TMAX= 7 最高気温(℃) 7.3 13:58
TMIN= -1.6 最低気温(℃) -2.2 23:41
DIFF= 8.6
WMAX= 7.2 最大瞬間風速(m/s)(風向(16方位)) 12.9(北北西) 12:49
SUNS= 9.2
RAIN= 0

Q
Q

老人の寝言:エネルギー価格は将来どうなるか 夢が描けない国日本

民間の家庭で使う全てのエネルギーを自給自足できる例は極少ないと思う。エネルギーとしては、都市ガス、プロパンガス、ガソリン、灯油等々多様な選択枝がある。その中で、電力使用料金だけは、市場価格が無いようだ。自由主義経済において、価格決定は市場の競争原理に任せれば、最適解が得られるという前提か思いこみがあるのだろうか。従って、競争原理に従う市場では、利益もライバル企業の作戦によって刻々変わり、最悪は赤字になり、倒産に追い込まれる。自由主義経済は弱肉強食という形で生き残る企業の新陳代謝を図っているとも言えるかもしれない。

マネイジメントゲームという、市場経済をシミュレーションするようなゲームがあり、現役時代に研修でそれをした記憶がある。ゲームの参加者が、物の生産販売を行う事業者になって、売上高を競うゲームである。このゲームは良くできたゲームで、目先の利益を求めて投げ売りをしたりするとそのツケが後になって現れてくる。市場価格形成を理解するのには格好のゲームではある。逆に、自分は経営者には不向きな人間のようだとも感じた。

「読みかじりの記:2020年電力9社崩壊の日 藤田幸雄著((株)イーストプレス:1993/5/1第2刷)(http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/04/post-018c.html)。(2011/4/26)」一昨年、福島原発事故直後に読みかじった本だ。日本の電力企業も、戦前は乱立から、国防という大義名分で、国家管理の独占体制に移行した。終戦後、電力自由化の動きもあったようだが、結局、電力地域独占の電力9社体制が現在まで続いている。

東京電力は、「プレスリリース 2012年 電気料金の値上げについて。http://www.tepco.co.jp/cc/press/2012/1203333_1834.html。(平成24年5月11日))」というタイトルで、「~燃料費等のコスト増加~」と報じた。この記事は、電気料金の値上げは権利という経営トップの発言を必死になって隠そうかという意図が見えて、ごちゃごちゃ弁解を重ねているが、「値上げは権利(参考:院長の独り言。http://onodekita.sblo.jp/article/52310559.html)。」という姿勢は一貫して示されている。電力地域独占体制が、電気料金設定を原価+利益方式を保証しているのだ。

上記プレスリリースによると、改訂後の標準世帯の電気料金の例が示されている。使用電力が290KWHで電気料金が7453円である。25.7円/KWHである。この数値を見て不思議なのは、電気料金7453を使用電力が290で割ると、25.7と割り切れる事だ。電気利用者としては割り切れない気持ちがする、電力単価、25.7円/KWHが最初にありきではないか。電気料金は契約条件等により変わる傾斜料金となっているので、ついつい比較する気にならなくなる。電気はスイッチ一つで使える便利さと裏腹にスイッチを切らない限り電力消費量が積み上がる。じわりと、知らぬ間に料金が吸い上げられているのが実状ではないか。

食パンのカロリー:8枚切り: 50g カロリー:132kcalとの事だ。
1 ワット(W)=0.860kcal/h   ⇒1KWH=860kcal
860/132=6.530  1KKHは一斤8枚切りの食パン6.5枚相当のエネルギー。
食パン一斤8枚の再安価格は80~90円程度か。
仮に一斤8枚を100円とすると、一枚当たり12.5円。
25.7/12.5=2.056。

大雑把だが、電力料金1KWHで25.7円は食パン2枚程度に相当するようだ。食パンなら、価格も品質も色々選べるのだが、電気はそれが選べない。国のエネルギー基本政策も定かではない。脱原発が発原発へと風向きも変わりそうだ。所で、この食パンも輸入小麦に頼っている。電気の元になっているLNG、石油も輸入。TPPで農林水産物も輸入が増大したら、日本は雪隠詰めになるのではと心配になる。

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
  • 沼田 真   : 植物たちの生( 1972年 岩波新書(青版 833))
    「ご要望にお応えしてアンコール復刊(1988年岩波新書50年記念復刊) 地球生態系の中で自然を見直す」(腰巻きのフレーズ)。植物の知恵と戦略に人類は勝てるのか。
  • 出町 誠: 14_NHK趣味の園芸:よく分かる栽培12ヶ月  カキ(NHK出版2007年)
    初心者向け柿栽培参考書(新版)。旧版と比較すると楽しい。
  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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