02_日々農天気改め日々が農好天

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2009年5月21日 (木)

技術者ファーマー

2009/5/21

技術者ファーマー

半導体業界でばりばり仕事をしていた人がその仕事からきっぱりと分かれて就農した。たま

たまその人のホームページを拝見して啓発させてもらっていた。しかし、そのホームページも

閉鎖されてしまった。やはり、その時々で自分が求めるライフスタイルを追求するのが本当

の生き甲斐になるのかもしれない。その人はぶどうを中心に観光果樹園をやっているよう

だ。自分も同じ業界で飯を食ってきた。一時、日米で半導体貿易摩擦という問題があって、

日本は米国の半導体の買い付けを余儀なくされた。その業務にも少し関与した事があった。

ひょっとしたら、外資系の会社にいたかの技術者ファーマーと見えない接点があったかもしれ

ない。自分もぼちぼちぼち畑に果樹を植えているが、実が生るまで数年かかる。今年は桃の

木に実が生ったので摘果をした。何か、もったいないという気持ちが先行して摘果のブレーキ

になっている。ともかく、自分で作って自分で食べてみるのが第一歩だと思って気長にやって

いる。まだまだ自家用も不十分だ。それにしても、各社の半導体部門が巨額の赤字の元凶

になり経営の足を引っ張っているという現象は未だに理解できない。設備投資は巨大である

が利益を出す構造が自転車操業にあると言うことなのであろうか。

2009年4月13日 (月)

接木の失敗

2009/4/13

接木の失敗

何事も理論と実際が車の両輪となる。接木の理論と言えば台木と穂木の形成層を合わせる

事に尽きるようだ。その理論は分かっていても実際がうまくゆかない。何度となく失敗を繰り

返してきた。その失敗は現在も続行中である。台木も穂木も生き物であり接木が成功すると

いうことは両方の細胞がつながることである。なにか分かるような気もするが、現実は穂木の

芽が動き出してから失敗か成功かが判然とする。結局、まだ職人技の残る領域のようだ。と

もかく台木が生きていれば、次回の挑戦も可能になる。失敗した接木の跡を観察するのも修

業のようだ。接木ナイフで手に傷を付けた事も何回もある。しかし、失敗の積み重ねも全く無

意味ではない。果樹が実をつけるまでの道のりは長いがその過程が楽しみなのかもしれな

い。

2009年2月 7日 (土)

実生きんかん

2009/2/7

実生きんかん

我が家の実生きんかんは成木になったので樹高の成長はほとんど止まっているようだ。既

に樹齢は30年前後ではないかと思う。いつ、どのようにして種をまいたか完全に忘れてい

る。しかし、樹木の種をまいて育てることに興味があり、細々とその趣味が続いている。花

が咲き実が生れば上々の成果である。この実生きんかんも完全に自分の地位が決まった。

一人前の成木になり、自分の存在を主張している。種が多いが果皮の甘酸っぱさに人気が

ある。このきんかんの実がきんかんの木から離れている所にあちこち落ちている。その理由

が分からないのであるが、どうも鳥が運んでいるのではないかと思っている。冬場に鳥の餌

が乏しくなるときんかんの実も食べているようだ。きんかんは実が小さい割に種もあり、みか

んのような食べ方ができない。新品種のプチマルという種無しきんかんが開発されている。苗

を植えてあるが、まだ実が生らない。どんな実が生り、どんな味がするか楽しみである。

2009年2月 5日 (木)

実生夏みかん

2009/2/5

実生夏みかん

ほぼ15年位前に夏みかんの種をまいた。3本が育ち、内1本を接木の実験で枯らしてしまっ

た。現在2本が残っている。しかし、一本の頂上まで蔓草(かなむぐら)がはい上がり樹勢が

衰えてしまった。最後の一本はたわわに実をつけた。柑橘類はユズの例で知られるように実

生から実が生るまでが長い。我が家の実生夏みかんも忘れかけて黄色い実を見て初めて結

実を確認した。播種期日がはっきりしないが7~8年位で結実したと思われる。桃栗三年柿

八年柚の馬鹿めが18年と言われているが予想より早く結実したように感じる。果樹に実が

生るという事は動物ならば繁殖期に達することと同じである。ともかく、幼若期は成長に全エ

ネルギーを傾ける。これは、動物のように動けない植物のしたたかな生き残り戦略かのよう

である。ようやく、樹体がもう安全だと思った時に花をつけて実を生らす。何か人間の生き様

に似ているところもある。

2008年11月21日 (金)

就農準備校の終業式

2008/11/21

就農準備校の終業式

日本の農業は大きな曲がり角にさしかかっている。というより、農業は常に変革にさらされて

いる。人間が日々生きて行くには食物の確保が必要条件である。採取、漁労、狩猟等の自

然の恵みだけでは安定した生活ができない。そこで、自然の動植物をてなづけることを始め

た。これが農業の起源であろう。人類が大きく発展する生存様式の大革命が農業であった。

WIKIPEDIAの「稲作」の記事によれば日本では既に紀元前3000年以上前に稲作が行われ

ている歴史がある。労力だけを見ても戦前は人畜が主体であったが、戦後は機械化が押し

進まれて、水田の土地改良・区画整理と相俟って稲作の生産性は向上した。同時に、工業

、商業という二次産業、三次産業も発達して農業部門から商工業部門への産業シフトが進ん

だ。自分もこのような、戦後の産業変革の中で農業から工業へ転出した者の仲間であった。

ところが、工業も変革が激しかった。世界のグローバル化の流れの中で、工業製品の生産

地は、人件費を中心とする生産コストの安い地域へ向かって移っていった。即ち労働力は慢

性的に過剰となってきた。そうして、団塊の世代が定年退職期を迎える時期になった。まだ

十分働ける人たちの受け皿の一つが自分の生まれ育った農業に帰ることだったのであろう。

しかし、農業もこの半世紀の間に大きく変わってしまった。昔、農業の手伝いをした事がある

という程度ではどうにもならない。そんなわけで農林大学校の就農準備校にお世話になって

農業の基礎を教えて頂いた。昨日はその終業式であった。無欠席で晴れて修了証書を頂い

た。大半は定年前後のようであったが、中には若い新規就農者や女性もいた。最後に、各人

の一言の発表があった。農業に携わろうとした動機は各人各様であったが、皆が農業に夢

を抱いている。自分たちが育てて収穫した作物やタマネギの苗などをもらい、来年は頑張り

ましょうと声を掛け合い分かれた。志を同じくする者が一緒に学ぶ事は年齢にかかわらずす

がすがしいものだ。先生も、この学校が、第二第三の人生であったようだが、生徒以上の熱

意で教えてくれた。先生が開講時に語った一言、農業は自分が動かなければ始まらない。こ

れも、先生の長い農業体験のたまものと思う。

2008年10月 1日 (水)

果樹苗

2008/10/1

果樹苗

秋は収穫の季節。

果樹苗業者も春から夏にかけて育成した苗を発売するシーズンになる。

果樹苗のカタログは当年の秋から来年の春までのが一般のようだ。

何回かカタログをもらって分かってきた。

この分野も毎年新品種が投入されてくる。

カタログを見ているとあれもこれも欲しくなる。

しかし、果実の生産者は品種を選ぶのは慎重であるようだ。

一度植えた果樹は数年後にようやく実が付き始める。

その後、10年、20年とその果樹を育てながら収穫する。

息の長い仕事である。

従って、うっかり流行に乗っても、流行に乗り遅れても良くない。

突っ走りすぎず、遅れすぎず、流れにうまく乗るのが大切なようだ。

現実には、そんなにうまいこともなかろう。

一つの産地が形成されるのには数十年はかかるのだろうから。

リンゴならフジ、サクランボなら佐藤錦とその分野には横綱が控えている

やはり、その分野の基本品種は続々登場する新品種を寄せ付けない実力を

もっているのであろうか。

2008年9月20日 (土)

身体で覚える

2008/9/20

身体で覚える

年甲斐もなく、うん十の手習いで農業の勉強をさせてもらっている。

野菜コースで種まきから収穫まで初心に返っての勉強だ。

へっぴり腰で鍬を振っていると、先生は、土をかける時は

こうした方が良いと教えてくれた。

自分は土を乗せた鍬を力ずくでぐいっと自分の方に引いていた。

先生は、土を乗せた鍬を前方に軽く押し出してごらんと言われた。

土はそのままストンと真っ直ぐに落下した。

何~んだ、ニュートンのリンゴの落下の法則じゃんと

頭で理解しても身につかない。

仕事は身体で覚えることに意味があるのだ。

余分な力で土をかき散らす必要は無いという教えであった。

確かに手前に引っ張ると土も飛び散るし足下も汚れる。

農作業は最小の力で必要なことのみを行うのが原則だ。

人力など知れたものだから。

同じ作業でも次の作業を考えて手順を整えるのが次の段階。

かくて、翌日の仕事、翌週の仕事、翌月の仕事、翌年の仕事と際限がない。

理屈では先手必勝。

現実は後手、後手、後手。

後手後手の夏草かきで汗をかき    夢野省力

基本がしかり身につけば、仕事も順調にまわりだすのではないか。

2008年9月17日 (水)

根っ子のある株

2008/9/17

根っ子のある株

今日、株といえば証券の株が第一に頭に浮かぶ。

米4位の大手証券リーマン・ブラザーズが9月15日、連邦破産法の

適用を裁判所に申請したとのニュースが飛び交い株価が暴落した。

震源はサブプライムローンにあるようだ。

優良顧客層以外、即ち低所得者(信用度の低い人)向けのローンの

支払いが停滞したのが原因らしい。

経済社会の地下の部分に歪みが貯まったことにより起こった地震のようでもある。

きっと、地下の部分も病んでいるのだ。

幸い、根っ子のある株はそう簡単に動いてくれない。

手入れをすればそれなりに答えてくれる。

証券株は、自分から手入れは出来ない。

いつも動き回っている。その動きの一瞬を狙って売り買いする。

なにか、ハンターのようだ。

きっと、狙いが当たったときは快感が走ることだろう。

根っ子のある株は何年も苦労して手入れをしてやっと果実がなる。

初めて果実がなったときのうれしさは格別である。

投資するなら、根っ子のある株の方が性に合うようだ。

2008年9月 4日 (木)

ちゃどくが

2008/9/4

ちゃどくが

生垣のツバキの葉に小さな毛虫が頭を揃えて並んでいた。

これがチャドクガだと見当がついていたので駆除しようとした。

枝を剪定ばさみでチョキンと切ると一斉に糸にぶら下がって降り始めた。

強風が吹いてもこういう事は起こらないだろう。

それなら、こういう行動は本能として何万年もかけて学習したのであろうか。

そういえば他の毛虫でも同じような事があったと思い出す。

ともかく駆除は不徹底に終わった。

しばらくして腕が痒くなったのでシャツをまくり上げると

点々と赤い腫れ物ができていた。

小さな動物が集団で生活するのは万一の場合、

全滅せずに生き残るものに未来を託すという意味があるのだろうか。

2008年9月 3日 (水)

桝井農場の果樹苗。20080903。

2008年9月 3日 (水)


桝井農場の果樹苗

2007/6月昨年の事、桝井農場から1通のお知らせがきた。

果樹苗の営業を中止するという通知であった。

秋口にカタログを見て数本の果樹苗を注文するのが楽しみであった。

桝井農場はイチジクの桝井ドーフィンで知られる明治時代に創業された

果樹業者の老舗で創業100年を数年後に迎える直前であった。

書状には当主は原爆に会い病も得て

今となっては気力・体力も限界になったというような

ことが記されていたような気がする。

事業も人も有限の命しかない。

しかし、優れた果樹は育成に長い期間を要するが増殖され永い寿命を得る。

営業中止の決断には万感の思いがあったろう。

書状外で、自信と誇りをもって生産してきた苗が

果樹生産者の圃場で永い生命を得て活躍している事を

自負していると語っているように感じられた。

桝井農場の最後の苗を頂いたのだ。

大切に育てたい。

追記(202/04/25):ランキング3位に入った。タイトルと文頭に投稿日付を追記。外部サイトからのアクセスだろう。読者に感謝。ホムセンの果樹売り場を見るとイチジクの苗(勿論ドーフィンも)が並んでいた。かつて桝井農場で扱っていたイチジクの高級品種も店頭に並んでいた。果樹の手入れが大変になり、買いたい気持ちもあったが見送った。

 

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    刃物という視点で多くの事例が取り上げられている。刃のある道具の理解にも役立つ。類書が少なく貴重な一冊。「すべり変形が切断の原理」という考え方で説明している。
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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
  • 山科正平: 12_細胞を読む   電子顕微鏡で見る生命の姿
    細胞はどんな部品からできているのか。そんな疑問に答えてくれる一冊。何事も形を見るのが第一歩。μからÅオーダーの世界で、細胞をメスで解剖するように、電子顕微鏡というメスで解剖して見せてくれるので興味が尽きない。
  • 柳田充弘: 11_細胞から生命が見える
    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
    情報と通信という現代社会に不可欠の基礎的な学問を作った著者の自伝とそれを通した科学史
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    2010/8/4:MEMO等の表示に使える。 農作業で気になる自戒の言葉 ■畑の石ころはいつまで経ってもても石ころ(早く拾って片づけよという意味か)。 ■同じ石を二度拾うな(やってみると難しい)。 ■手ぶらで歩くな。 ■三つ先のことを読め。 ■適当な観察。 ■空を見よ(気分転換、休憩、天気を読む、腰曲がり防止)