いとしきもの
2008/9/1
いとしきもの
早朝に目をさます。
秋の虫の音はまだ力強い。
9月になった。
BLOGのタイトルをDOKODARからITOSHIKIMONOに変更した。
ぼけ防止のような作業だ。
サブタイトルも変更した。
「捨てるより残そうといつもとまどう人はいませんか」と。
ともかくこの世は何事もほっておいても去って行く。
自分の回りにとどまっているもの...それがいとしきものかもしれない。
畑でコチンと農具の刃先にあたるものが時々ある。
ある時、同じ石は二度拾うまいと決意して刃先に当たった石を集め始めた。
集まったのは石だけでなかった。
石器らしい石、土器の破片、瀬戸物、キセルの頭、鉄片、
自分が遊んだかもしれない火打ち石...。
時間をこえて自分で勝手に生き残った面々である。
思えば貴重な存在である。
よく見ると石ころもあちこち傷があり
歴史を語ってくる。
何となく、いとしきものの発見であった。