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2011年8月11日

2011年8月11日 (木)

がんばれ! ふくしま:東北関東大震災5ヶ月。精神と身体の健康が復興の原動力だ

011/8/11
昨日も猛暑日。午前中は下草刈り。ようやく今年2回目が終了。以前はイシミカワ等の蔓草が繁茂していたが、それも少なくなった。代わってアサガオのツルが目立った。花が咲き実が落ちる前に刈れたので今後は雑草の生態も変わると思う。雑草の種子は一度に発芽せず、気長に発芽してくる。今年初がしてツルが巻いたアサガオの種子は数年前のものかもしれない。メダカに餌を与える仕事が一つ増えた。メダカと一緒に餌ももらった。シュロ網が容器の端につるしてあった。産卵の手伝いまでしてもらっている。ともかく気晴らしにはなりそうだ。本日で東北地方太平洋沖地震発生以来5ヶ月となる。ニュースは少なくなり、記憶も遠くなりかけている。東京電力福島原発事故の放射能汚染・被曝はますます深刻になっている。全福島県民の長期健康調査はそれを物語る。初動対応の失敗と当事者の責任は忘れるべきではない。(XP)

011/8/10の天気

TAVE= 31.8
TMAX= 37.3
TMIN= 26.5
DIFF= 10.8
WMAX= 3.5
SUNS= 12.1
RAIN= 0

最高気温(℃)=  38.2  (13:41)

ざっそう句:メダカ

■各界を泳ぐメダカの可愛さヨ

■逃げる時隊長不在メダカ隊

○パソコンの待機電力節電について

財団法人省エネルギーセンターは、「ECCJ 省エネルギーセンター / 電力供給不足に伴う具体的な緊急節電対策;url=http://www.eccj.or.jp/whatsnewj/110316/index.html(2011/3/16(3/29改訂))」というタイトルで、「このたびの東北地方太平洋沖地震の影響を受け、東京電力、東北電力管内では発電能力が低下し電力が逼迫しています。皆さんご存知のように電気はためることができないため常に使用量に応じた発電量が必要です。このため電力会社では需要量を発電能力以内に抑えるため計画停電を要請しています。地震に端を発した緊急事態ですので、電気を使用する工場やオフィス、家庭においてはできるだけ節電、省エネに努め、ピーク電力の抑制に協力をお願いいたします。」と報じた。

その中に、「= 緊急節電対策項目 =」として、「 ・ パソコン、コピー機、その他オフィス機器、給茶器、自動販売機等の不要時の電源オフ => コンセントを抜き待機電力のカット」という項目が挙げられている。

我ながら、安直にもパソコンの待機電力削減を試みたが、暗礁にに乗り上げた。最近はほとんどの電子・電気機器はインテリジェント化されて内部にCPUを保有している。電源投入シーケンスがあり、最初にAC 電源に接続したときに初期設定してその後は、電源は入れっぱなし。機能のON/OFFはソフトSWで行う方式が多いはずだ。やや高級な多機能CDラジカセなどもそんな方式であった。財団法人省エネルギーセンターの役員名簿を見ると国内の各界有力人士が名を連ねている。今まで、機器システムは待機電力をかけても、利便性を追求しようとする方向で動いていたのだろう。その大前提に電力の安定供給があった筈だ。そのような基本的な原点を忘れて、いざ電力不足が心配となると節電・節電と大合唱省となるのも不思議だ。上記の対策は、「【工場、オフィス等における対策項目】」と名うっているが、今日職場のパソコンはほとんどが、LAN接続されているだろう。「コンセントを抜き待機電力のカット」というようなことをがどの程度実施されているか知りたいところだ。トラブル続出にならないだろうか。

がんばれ! ふくしま:東北関東大震災5ヶ月。精神と身体の健康が復興の原動力だ

福島県のホームページで「放射能」をサイト内検索すると「約 5,470 件 (0.20 秒)」と出た。同様に群馬県ホームページの「放射能」で検索してみたら「約 118 件 (0.22 秒) 」と出た。東京電力福島第一原子力発電所の事故が福島県に与えている影響の大きさが、この「放射能」というキーワードの数値で具体的に見えるのではないか。行政が作る文書・情報の量だけでも50倍近い差がある。東北地方太平洋沖地震から5ヶ月になるが、福島県が受けた原発事故による被害は計り知れない。

YOMIURI ONLINEは、「福島県が長期健康調査、放射線影響で全県民対象;url=http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=41379(2011年5月28日 読売新聞)」というタイトルで、「東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、福島県は27日、医療関係者らでつくる「県民健康管理調査検討委員会」の初会合を開き、約200万人の県民全員を対象に健康調査を実施し、長期間にわたって放射線の被曝(ひばく)の影響を調べることを決めた。」、「調査は数十年にわたって行う方針。まず6月下旬にも、原発周辺の自治体の一部住民を対象に試験的に行い、調査に必要な人員や課題などを洗い出したうえで、具体的な調査方法などを詰める。山下座長は「住民の不安の原因は、『自分がどれだけ被曝し、それが将来健康にどう影響するのか』ということ。それを調べてきちんと説明することが重要だ」と述べた。」と報じた。

福島原発事故から2ヶ月以上下手からの決定であるが、全県民を対象にしたこのような調査が行われる事の意義は大きいだろう。日本には50基以上の原発があり、今後起こる可能性がある原発事故の対策を考える上でもこのような大規模な継続的な調査は不可欠であろう。このような調査結果をより有効にするためには、原発事故で放出された放射能物質の種類、量、分布、拡散状況等を確定させなければならないだろう。当局は原発事故の徹底的な調査を行い全てのデータを公表すべきだ。時の経過と共に調査は困難になってしまう。この調査は行政的にも大きな負担になるかも知れないが、万難を排して長期調査をやりとげてもらいたい。全ての調査は有機的に活用されるよう行われなければならない。

福島県のホームページの最上部に野口英世が母の背中を抱いている写真が掲載されている。福島県のホームページを訪問する人には必ずこの写真が目に入ると思う。野口英世が生命をかけて研究したのが、人類に災難をもたらす眼に見えない病原体であった。今、福島県には眼に見えない放射能物質による災難が降りかかっている。野口英世という先人が福島県民に勇気と希望を与えてくれるだろう。福島県のホームページの災害対策課トップには「がんばろう福島 がんばろう東北」と手書き文字が出ていた(url=http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=10987)。「がんばろう東北」とは他の被災地への気配りのように感じる。がんばれ! ふくしま。福島が元気になれば他の被災地も元気になれる。

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2011/8/10

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  • 中村三夫: 13_NHK趣味の園芸:作業12ヶ月  カキ(NHK出版1996年)
    初心者向け柿栽培参考書(旧版)。新版と比較すると楽しい。
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    著者の専門は分子生物学、細胞生物学。普段生物を考えても細胞レベルで止まってしまう。その細胞の中で色々な分子が働いている。細胞こそ生命の基礎だが、その細胞の中の動きを知るのに最適な一冊。疑問の発端はなぜ発根剤が効くのかということ。薬剤が細胞膜を通過して細胞内で分子と分子が作用するイメージができた。本書でできた細胞のイメージは小さな無数の穴が空いた水分が充満したヨーヨーのようなもの。そのヨーヨーの中に分子部品が詰まっている。細胞自体もタライの中のヨーヨーのように浮かんでいる。細胞図面の空白部は真空でなく水分だ。細胞の内外に水がないと細胞は生きられない。水が生命のゆりかごだ!
  • 野口悠紀雄: 10_ホームページにオフィスを作る(2001年 光文社)
    ITが輝いた時代の作品。HPの活用法は参考になる。参考:url=http://www.noguchi.co.jp/(野口悠紀雄 ONLINE)
  • 小池洋男 編著: 09_果樹の接ぎ木・さし木・とり木(農文協:2007/3/31第1刷)
    やや専門的であるが、実務専門化が分担執筆しており、その場で役に立つ一冊。
  • ノーバート・ウィーナー(鎮目恭夫訳): 08_サイバネティックスはいかにして生まれたか(みすず書房1956)
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