ブログ・いとしきもの　A lullaby for myself

2015年8月22日（土）
昨日は曇り。最高気温(℃) 27.9 16:00。最低気温(℃) 23.8 04:13。ざっそう句；後生が　先生そしる　末世かな。秋ジャガイモ植え付け準備で種芋を半分に切って切り口を乾燥。ジャングル化した畑の一角を開拓。畑土が見えるよう整備。キャベツの種子を128穴セルトレーに蒔いた。一穴一粒。二枚目トレーは一穴二粒もある。種袋一個に約300粒程度入っていそうだ。軽く灌水後カンレイシャをかけて終了。ようやく、熱中症の心配なく屋外作業ができる気温になった。細かな作業だが、湿度が高く、蚊が多いので大変だ。最高でも、うっすらと影ができる程度の雲量だったが、汗でビッショリ。

2015年8月21日の天気（AMEDAS）

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歴史の転換：老人の寝言：戦後70年談話の歴史性に思ふ

日本が太平洋戦争に負けてから、今年で70年になった。ある歴史的事実の前には、その原因となる前史がある。この観点を押し進めると、歴史の連続性と歴史の固有性が見えてくるのではないか。

誰でも歴史に名前を残そうとする気持ちは古来からあったようだ。平凡な個人は、そのような願望を実現することは難しい。ただ、子孫が墓石に父母の名前等を刻んで残す程度で終わる場合が多い。

最近、歳をとったのか、自分の墓はどうなるかと漠然と考える。自分の寿墓を作る事もない。子孫にすべて任せる以外にないのが実状だろう。

司馬遷は史記という、膨大な歴史書を残した。司馬遷は、無名のまま、歴史に埋もれてしまいそうな人物も、彼の視点から史記に取り込み、その人物の性格だけではなく世相や人物の歴史性を記録したとも言えるだろう。

別な見方をすれば、史記という膨大な記録を書いた故に、司馬遷の名前が歴史に燦然と輝いているのだろう。史記こそ司馬遷の寿墓と言えるのではないか。

戦後70年談話が何故出されたのか、その目的等の真相が分からない。一国の頂点に立つ人物なら、当然その人物の記録はあちこちに残るだろう。だが、歴史に名を残すのとはどこか意味が違うようにも感じる。現在進行形の歴史に対して、俺の評価はこうだと言うのも何か不遜な感じを受けないでもない。

今回の、戦後70年談話が、前回や前々回の談話と異なると前宣伝されたのに関わらず、前回や前々回の談話を引き継がざるを得なくなったこと自体に歴史性の一端が現れてしまっているのかも知れない。

戦後70年談話の歴史的評価は、後世に委ねられるが、司馬遷が、今回の現代史的現象を平成史記に書いたとすれば、どんな内容になるだろうか。「太史公曰く、XXX。」「XXX」にどんな語句が最適なのか。凡人には分からない。だが、歴史を自分の真の言葉で語れないのは悲劇と言わざるを得ないのかも知れない。

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2015年8月19日（水）
昨日は晴れ。最高気温(℃) 34.8 14:38。最低気温(℃) 23.7 04:36。ざっそう句；腹一杯　食って忘れる　敗戦日。雨が上がったが、畑の雑草には雨露が残っている。長靴を履いて雑草をかき分け二回目コーンを全部収穫。ついでに、コーンを引き抜き、雑草も三角ホーで掻き出し、ジャガイモを植えるスペース作りの準備をした。汗でビッショリ。一回目コーンより全体的に品質が低く、虫食い、歯ぬけ等も多い。それでも、腹一杯食べられた。三回目コーンは雄穂が出ている所だ。

2015年8月18日の天気（AMEDAS）

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歴史の転換：身辺雑記：田舎老人つれづれ草：日本国憲法産みの苦しみを読む！

終戦の申し子のような自分であるが、その当時の記憶はほとんど無い。一般に記憶が残ると考えられているのが生後3年目頃からのようだ。

このようなヒトが生誕直後の記憶をほとんど失う現象を幼児健忘症という事を最近知った。実際は、生まれたての幼児でも、胎児でも記憶能力を備えているが、記憶の保持期間が短いので、記憶は無いと見られてしまうようだ。生後3年目頃以降の記憶は、生起した事象と関連づけられてエピソード記憶として長く保持されるようだ。

幼児健忘症という現象で、生まれた直後の記憶が思い出せないというのも、ヒトの進化と関連しているのか。ともかく、自分の記憶では、飢餓に直面した記憶は無い。良く食べたのは、茹でた里芋だ。トウモロコシも食べたようだが、当時のとうもろこしは、品種改良もされていなかったようで、生食より、粉食にされていたのか。友人の家に、ポップコーンを作る機械があったので、トウモロコシの実を持ってゆき、ポップコーンにして食べた記憶がある。おかずが何も無い時、飯に砂糖をかけて食べた記憶は今も忘れられない。

ところで、敗戦により、戦前の日本が戦後の日本に生まれ代わった歴史にも、幼児健忘症に類する現象があったのか。そもそも、国家はヴァーチャルな存在で、これが国家という存在だと具体的に示す事は、元々不可能なものらしい。

国家の存在を規定する基本文献が憲法だろう。極論すると国家という概念は有限な文字列で規定される。インドで思い出すのは、東京裁判に関わり、少数意見を出したパール判事とインド憲法の起草に中心的な役割を果たしたアンベードカルという指導者だ。

WIKIPEDIA「ラダ・ビノード・パール。（https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB）」（このサイトへのリンク）

WIKIPEDIA「インド憲法。（https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E6%86%B2%E6%B3%95）」
この記事によれば、「英語版では全部で117,369文字に及ぶ。」という。インドの憲法は膨大だと聞いたような記憶があるが、その憲法の起草に中心的な役割を果たしたアンベードカルという人物は全く知らなかった。（このサイトへのリンク）

WIKIPEDIA「ビームラーオ・アンベードカル。（https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%AB）」（このサイトへのリンク）

WIKIPEDIA（英語版）「B. R. Ambedkar。（https://en.wikipedia.org/wiki/B._R._Ambedkar）」（このサイトへのリンク）

アンベードカルを筆頭に、インドが憲法の制定に注いできた熱意を感じる。やはり、多くの民族や階層からなる国家を統治して行くには、その統治の基本原則を憲法として定めなければ、国家が存続する事すら危ぶまれるのではないか。

最近、「戦後秘史-5　マッカーサーの憲法　大森実著（昭和56年　株式会社　講談社）」を拾い読みした。本書の「第六章　第九条の新証言」のサブタイトルに、「戦力否定条は天皇の発想」という条があり、著者が「マッカーサーの憲法原案」の起草者チャールズ・ケーディスに取材して、その新証言を引き出した事が書かれている。

本書は著者が、内外の動きから日本国憲法が生まれるまで真相を、著者のジャーナリストとしての視点から解明を試みた労作であろう。特に、米ソの冷戦という時代の動きも見逃さない所に、国際ジャーナリスト躍如という面も見せている。各章を読み進み、最後の結語を読むと著者の嘆きも理解できる。日本は単に、資源や兵器多寡で負けたのでは無い。その本質の一端は本書を読めば分かるのかも知れない。著者の結語は今も何かを語りかけているのではないか。

著者は、本章の最後に以下のように記している。少し長いがそれを引用しておく。
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「歴史は悠久にして、自然の大河のごとく、一本の流れを構成するものであろうが、憲法も、また、国家の政体を悠久の流れの中に条件づけるものでなければならない。　明治欽定憲法制定以来の長かった戦争から戦争への”歴史”が破られ、日本帝国が大音響を立てて崩壊したとき、ポツダム宣言を無条件に受け入れなければならなかった過酷なる環境ではあったが、『マッカーサー憲法』の押しつけをめぐる、わが国の憲法制定秘史は、日本国民にとって、かくのごとき恥辱にみちた秘史であったばかりでなく、あまりにも明確さを欠いた史実を埋蔵しつづけてきたのである。このようなGHQ御仕着せの方法によるに非ざれば、真に自由で、民主的な政体が生み落とされなかったのである。それを反省してみるとき、もっと激しく、もっと強烈なる恥辱の思いにかられるのは、一人、筆者だけではないだろう。」
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国家が生まれ変わるには、憲法が変わる必然性があった。日本国憲法が生まれるまでの歴史は相当詳しい資料が残されているようだ。その知られざる闇の部分に光を当てたのが、日本有数のジャーナリスト大森実の功績ではないか。本書は日本国憲法が生まれてくる過程をたどり、当時生存していた、日本憲法の誕生に関わったキーマンに取材している。本書により、大森実のジャーナリスト魂も垣間見る事ができるのではないか。本書は、日本憲法の誕生に関して、歴史の幼児健忘症に陥ってはならないと教えているようにも感じられる。

WIKIPEDIA「大森実。（https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%A3%AE%E5%AE%9F）」：「大森 実（おおもり みのる、1922年1月13日 - 2010年3月25日 日本時間3月26日）は日本のジャーナリスト。兵庫県神戸市出身。」（このサイトへのリンク）

著者が、最近のご都合主義者達が解釈で憲法の読み方を変えるような事態をが見たら、どんな感想を発しただろうか。

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2015年7月27日（月）
昨日は晴れ。最高気温(℃) 38.1 16:02。最低気温(℃) 26.3 05:37。ざっそう句；熱帯夜　汗も吹き止む　地獄風呂。当地の過去最高気温は2007年8月15日の39.8℃。昨日はこれよりも1.7℃低いが、余りの暑さに宅内閑居。古本を読んでも集中できない。5人乗りの小型飛行機が墜落し死傷者がでる事故があった。8月12日で、日本航空ジャンボ機墜落事故より30年になる。

2015年7月26日の天気（AMEDAS）

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老人の寝言：歴史の転換：大事故より大戦争がもっと怖い

学生の頃聞いた、ある教授の脱線話を思い出す。戦争はなぜ起こるかと言えば、貯まりすぎた武器を消耗するためだとか。最近読んだ古本で、日本の敗戦時の状況はそれを言い当てていたように感じた。船舶、航空機等の大型武器はほとんど消耗し尽くしてしまった。当時の学生は戦車で上陸する敵軍に爆弾を抱えて飛び込み自爆する国防訓練をさせられたとの事だ。

「歴史の転換：老人の寝言：キャロライン・ケネディ駐日大使の着任と来年の展望（http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2013/12/post-971f.html）。（2013年12月28日 (土)）」（この記事へのリンク）

日本は、最近武器を貯め込んで、それを売ったり、消費したくなったのか。一国の首相がトランジスターラジオのセールスマンならご愛敬で許せるが、武器・原発商人に成り下がるのは余りにも惨めではないか。

「老人の寝言：原発のセールスマンになるよりトランジスタラジオのセールスマンになれ（http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/09/post-f313.html）。（2011年9月25日 (日)）」（この記事へのリンク）

教授の話では、日本の戦車はロシアとの実践ではほとんど役立たなかったらしい。日本も本音は重量級の戦車の必要性は認めていたかも知れないが、鉄もガソリンも不足していた。ゼロ戦と同じ発想で使い捨て方式にした。兵士も使い捨てだ。

「技術　回顧と展望：はるかな尾瀬はどうなるか（http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/06/post-b521.html）。（2011年6月30日 (木)）」（この記事へのリンク）

最近読んだ古本（国民の知らない昭和史：「ドイツから買ったタイガー戦車」）で、ドイツから重量級戦車を輸入するという計画があったという話を知った。部品に分解して潜水艦で運搬しようと計画されたようだが、結局、日本届かぬうちに終戦になったようだ。ただ、この戦車の運用を支えたのが修理部隊であったと知り興味を覚えた。優秀な武器はそれを支える人材も必要な事が分かる。使い捨てという発想ではなく修理して使うという武器製造・運用のコンセプトも日本と異なる。

最近、上毛新聞記事で日航ジャンボ機墜落事故前に起きた事故の修理が不適切であったと報じられていた。原因をたどると金属疲労が蓄積して部材が破断する現象に行き着くようだ。金属疲労は非常に長い期間をかけて徐々に進む。それがいつ破断するか、実例が少ないだけ、科学・技術的な予想は難しい。だが、いかなる部材も永久に新品のまま機能し続けると断言できないのが今日の科学レベルであろう。数世紀後を悲観的に見ると空恐ろしい。

このような金属素材等の脆弱化は避けようがない。船舶、航空機、原子炉等の大型構造物は修理しつつ寿命が尽きるまで使うことによりより多くの利益が出せる。その利益の裏には巨大なリスクが控えていないか。老朽化が進むとリスクと背中合わせになるようで怖い。後世の国民はそのツケも負担させられる。巨大事故により受ける損害が国民や利用者持ちでは誰も納得できないだろう。

そのような巨大事故よりもっともっと怖いのが戦争だ。最近、戦争による損害賠償という問題が見直されている。問題を突き詰めると現在の国際問題にも過去の戦争で解決されなかった問題も反映していると考えるべきだろう。同じ失敗を、繰り返すには余りにも大きすぎる損害が未解決で眠っているのではないか。その損害には国家レベルのものから個人レベルのものまで広範囲に及ぶ。

特に、何の悪意も無いのに、多大な物質的・精神的損害を受けた人の苦しみはそう簡単に癒やす事はできないだろう。

「老人の寝言：1945年8月15日の天気は日本の未来を語ってくれるか（http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/08/2011-4.html）。（2011年8月15日 (月)）」（この記事へのリンク）

Googleにてキーワード「ノモンハン」で本サイト内を検索（https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#hl=ja&q=%E3%83%8E%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%80%80site:http:%2F%2Faf06.kazelog.jp%2Fitoshikimono%2F）（検索）

Googleでキーワード「佐藤幸徳」を検索(https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=ssl#hl=ja&q=%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%B9%B8%E5%BE%B3)。（検索）

Googleにてキーワード「佐藤幸徳」で本サイト内を検索（https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#hl=ja&q=%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%B9%B8%E5%BE%B3%E3%80%80site:http:%2F%2Faf06.kazelog.jp%2Fitoshikimono%2F）（検索）

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2014年3月9日(日)
昨日は晴れ。最高気温(℃) 10.1 14:11。最低気温(℃) -2.3 06:18。ざっそう句：犬フグリ　写真にとれば　見た通り。所用で近所のお宅へ。ポリポットにオオイヌノフグリの青い小さな花が咲いていた。デジカメで写したがピンぼけ。自分が裸眼で見ているのと同じ姿だ。不思議なのは、人の見え方は百人百様だと思うが、世の中の人は皆同じように見ていると感じている事。おれが見ている通り世界の人が見ていると安易に思い込むのは危険この上ない事なのか。最近大ききなニュースとなったが、しばらくそのニュースが途絶えていた、日本のベートーベンというウワサのたった自称作曲家が記者会見したというニュースが再び流れた。NHKもひとごとのようにそのニュースを流したが、NHKもこの忌まわしい事件の拡大を焚き付けた責任は免れないのではないか。同自称作曲家の姿は、長髪を切り、サングラスを外し、ヒゲを剃り、シロのワイシャツにノーネクタイ、黒の上着といわばミソギの姿に見えた。しかし、事件はこれで一件落着とは到底言えそうにない。この事件の特長は社会にはびこるねつ造・不信の拡大にあるのではないか。法や人間規範を犯すか犯しそうでも、お縄頂戴にならなければ何をしても良いと思い込み、人心が下へ下へと向かっているという背景が無きにしもあらずに見える。食い逃げ勝ち、食わせ逃げ勝ち。これじゃあ野良犬以下ではないか。

2014年3月8日の天気（AMEDAS）

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歴史の転換：環境雑録：高齢化が進む農家を復興させる妙薬とは：大雪で倒壊したニラハウスは再建するか？

先月二月二回目の大雪で、ハウスや栽培中の野菜に大きな被害が生じた。前回はシュンギクのハウスの写真を載せたが、今回はニラのハウスの例である。雪が解けた後で撮影した。畑の奥はニラの作付けがないのでビニール被覆がないので倒壊せずに残っている。ハウスの下にはニラが見えない。手前のハウスはニラを作付け中で、ハウスの下に緑色のニラが見える。現在パイプを撤去中のようで、パイプの曲がり方が良くわかる。WIKIPEDIA記事によるとビニールハウスのパイプの太さには規格があるようだ。

WIKIPEDIA「ビニールハウス。（http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9）」

参考のため、大雪（雨量換算で）の重量を計算すると； 14日33.5㎜、15日103.5㎜で二日間の合計は137㎜。1平方センチあたり13.7gとなる。1㎡=100x100なので、1㎡当たりの重量は100x100x13.7g=137Kg。

この重量ですぐに倒壊するのか定かではないが、どうも加重により変形が起こった部分から破壊が生じ、それが引き金になって連鎖的に倒壊に到ったように感じる。倒れ方が、同じような倒れ方をしているのだがその理由付けが分からない。しかし、屋根から雪が落ちるとき、ドスンと大きな音がする。言わば、その音を発生させているエネルギーは雪のポテンシャルエネルギーではないか。それから類推すると、2～3mの高さのパイプハウスの屋根に積もった雪も重力エネルギーを蓄えているのだ。

パイプの弱い部分が凹むとその分重力が仕事をする。その時、解放さた重力エネルギーが更にパイプを引っ張るように働くと連鎖作用が生じて一斉に倒壊するのではないか。

群馬県ホームページは、「２月１４日～１５日の大雪による農業被害の状況について。；http://www.pref.gunma.jp/contents/000276994.pdf。（平成２６年２月２４日））」というタイトルで、「被害総額２４,７６２百万円（２月２４日現在）」と報じた。

この額は評価基準により更に拡大すると上毛新聞が報じていた。行政としても野菜の産地としての群馬県の地位を保つべく農家の復興支援を強化する意向のようだ。当地区でも高齢化が進み、後継者に不安があると、前向きな設備投資も進まなくなる懸念がある。大雪被害だけが問題ではない。TPP、減反政策の廃止、JAの弱体化狙い撃ち等々と当局の打ち出す政策は、百姓叩きに徹してきているように見える。まさに、本命の経済政策に決め手のない当局が、断末魔の悪足掻きとして弱い者いじめをしているようにも見えなくもないが。

当局が、手のひらを返すように目先の施策を変えるだけなら、疑心暗鬼は益々深まる以外にないだろう。当地の農家は明治・大正・昭和と農地の開墾や改良を続ける中で、今日まで到っている。現在の営農者も先祖の苦労は身にしみて覚えている。従って農地に対する愛着は決して忘れ去る事ができない。施設野菜も各農家のノウハウ、資力、能力、労働力etcを総合して行われているのだろう。それを集約して規模拡大だけしても、すぐに行き詰まるだろう。
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2014年2月10日(月) 昨日は晴れ。
最高気温(℃) 7.6 14:50。最低気温(℃) 0.3 23:21。雪かいて　汗もかいたが　筋肉痛。記録的な大雪が降り、我が家のパイプハウスは押しつぶされていた。数十年前に建てた物なのでパイプが腐食して雪の重さに耐えられなかった。積雪を測ると16㎝あった。長靴は埋まらないが歩くと中に雪が入る程度。独りで雪かきを始めたが、途中から息子も応援。運動不足のなかの仕事で筋肉痛が残った。昨日は都知事選挙が行われた。20時の投票締め切り時刻にNHKの特集番組が始まったが、冒頭から出口調査による当確が流れた。選管も顔無し。

2014年2月9日の天気（AMEDAS）

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歴史の転換：歴史的な大雪と歴史的な東京都知事選挙

とりあえず、東京都知事選挙の結果を表とグラフにして見た。この選挙で注目したのは「脱原発」である。幾つかのIFが重なれば「脱原発」候補が当選した可能性もあったと思われる。「脱原発」はこれで終わりではないだろう。むしろ、これからが本番なのかもしれない。人間、目先の夢に踊らされやすいが、それが悪夢だったと後で悟る事が多い。今、「脱原発」するのは、悪夢にみえるかも知れないが、将来、それが望ましい夢になるのではないか。それにしても、元首相のHKコンビの発奮には感動した。高齢化社会の鏡ではないか。

 
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2014年2月7日(金)
昨日は晴れ一時曇り。最高気温(℃) 5.1 13:44。最低気温(℃) -3.5 04:01。ざっそう句：ラーメンに　彩り添える　大根葉。宅内閑居。相変わらずの寒さ。先日インスタントラーメンを作った。インスタントで具が貧弱。そこで使えそうな物を探すと、乾してカラカラになった大根葉があった。これを揉み解して鍋に投入。色も緑色に変化した。寒い時に包丁を使わずに野菜が食べられるのは新発見だった。大根の根の部分も切って乾してあるがこちらは棒のようになっている。はさみで切って唐辛子を入れて煮た。これもそこそこ食べられる。 

2014年2月6日の天気（AMEDAS）

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環境雑録：歴史の転換：道の駅「赤城の恵み」の情報コーナーに線量計発見！

昨年末頃、赤城山がかなり近くに見える道の駅「赤城の恵み」の周辺に行った。農産物直売所があったので、丹波の黒豆を買った。一回り小さな無名の黒豆もあった。隣の客に聞くとそれは黒大豆じゃあないのと言うことだった。それで、「丹波の黒豆」と書かれて方を買い求めた。

黒豆は、数回種まきしているが失敗ばかり。そこで、食用の種子を種に使ってみようと思った。「丹波の黒豆」は遅蒔きせよと種屋の袋に書かれている。相当前だが、関西在住の友人の案内で丹波篠山方面に遊んだ事がある。そこは中山間地で赤城中腹と似た雰囲気をしているのを思い出した。

Googleでキーワード「赤城の恵み　情報コーナー　線量計」を検索(https://www.google.com/?hl=ja#hl=ja&q=%E8%B5%A4%E5%9F%8E%E3%81%AE%E6%81%B5%E3%81%BF%E3%80%80%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%80%80%E7%B7%9A%E9%87%8F%E8%A8%88)。

bingでキーワード「赤城　大沼　ワカサギ」を検索(http://www.bing.com/search?q=%E8%B5%A4%E5%9F%8E%E3%80%80%E5%A4%A7%E6%B2%BC%E3%80%80%E3%83%AF%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%82%AE)。

中山間地で頼りになるのが道の駅で、そこへ駆け込めば何とか必要な用事が足せるのである。農産物直売所の店員に聞くと直売所は直売所組合が運営しているのだそうだ。農産物を作って、自分で値段を付けて売るのは楽しみでもあり、生きがいにもなる。更に、老人力が出てくると、外出時にはトイレが何よりの助っ人になるのだ。さっそく、トイレも拝見した。安心して使えそうな設備が揃っていた。更に、情報コーナーもあり、地域の情報が入手できる。公衆電話も設置されている。

その、情報コーナーの入り口に、見慣れない物体が動作していた。良く見ると、空間の放射線量を測定する線量計のようであった。測定されたデータは大きなガラス球に表示される仕掛けのようだ。デジカメ画像には、「0.04？」と表示されている画像もあった。

 
「老人の寝言：放射線量の自主測定はどんどんやれ（http://af06.kazelog.jp/itoshikimono/2011/06/post-2bd3.html）。（2011/6/17）」。

福島原発事故発生後、放射線量の自主測定を問題視する専門家や学者・評論家が跋扈していた。それから約3年になろうとしている。当時、問題になっていたのは半減期が短いヨウ素等であったが、最近は半減期の長い（30年）セシウム137等が注目されている。まさか、道の駅で空間の放射線量を自動測定して表示する計測器に出会うとは思ってもいなかった。風評被害対策という意味も込めて設置されているのか。ともかく、原発の放射性物質対策に関し、一般人は、評論家等々をあてに出来ない事を学習したようだ。

空間の放射線量はまさに、風任せかも知れないが、万一、福島第一原子力発電所で再度爆発事故が起こった場合はリアルタイムで測定値を表示することになるだろう。問題は、空間だけでなく、地上や水中に拡散した放射性物質だ。生物体内で濃縮されたり、地理的気候的条件で放射性物質が集積するホットスポットの発生は皆無とは言えないだろう。半減期の長い放射性物質の影響は相当長い期間続くのだ。

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